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【FlexiSpot】デスクの天板DIYで大失敗した私の失敗集

久しぶりに部屋の模様替えをしたくなり、
せっかくだからデスクを新調して昇降デスクにしようと決意しました。

さらに天板サイズを自分の好きな形にしたかったので、
せっかくだから天板をDIYしようと決意しました。

これは昇降デスク用の天板をDIYしようとして
失敗しまくった私
の失敗集になります。
反面教師として、これから天板を自作しようとしている人の
ためになれば幸いです。

「失敗集」としておりますが、
最終的にはデスクは完成し、
この記事はこのデスクの上で書いています。
想定の3倍くらいの工数と工賃がかかりました。

完成したデスク、わぁ製品みたい

戒め1.狭いスペースでDIYやるな

おそらく天板自作しようとしている方は
「140cm×60cm」とかの
デッッッカイやつを作ろうとしているかと思われます。

私は今回の天板は「100cm×80cm」で作りました。
以前は140cm×60cmの既製品デスクを使っていたのですが、
幅を狭く、奥行きを長くしたかったのでこのサイズとなりました。

私が購入したFlexiSpotの脚パーツは手動の「H1」というモデルで、
最大対応奥行きは80cmです。
80cmより奥行きを長くしても、そもそも奥に手が届かないので、
奥行き80cmというのは一人用デスクの限界値と考えます。

ちなみに手動式を選択した理由は以下の理由です。

 ・安い(さらにセールとクーポン込みでほぼ1万円で買えた)
 ・モータがないので比較的軽い(20kgくらい)

重量についてはわりと馬鹿にできない要素で、
上のモデルになると一人で作業できないレベルに重くなります。
一人で組み立てようと思っている方はご注意ください。

話を戻すと、
天板って一般家庭の部屋に置くとデカいんです。
6帖間だったら部屋の1/4くらい埋まります。

その状態で塗装するとか、ネジ穴空けるとかやると
想像以上にスペースを喰います。
作業しているあなたも、あなたが動く動線も作業スペースです。

作業スペースの狭さはそのまま作業のやりづらさにつながるので、
ミスを呼んだり、作業の丁寧さを欠くきっかけになったりします。

狭いスペースでDIYするのは非常にハードルが高いです。
やめましょう。

戒め2.適当に塗装するな

天板についてはホームセンターで買ってカットしてもらいました。
家で木材をカットするな。

購入したのは「ラジアタパイン集成材」です。
今回の「100cm×80cm」が取れるのがそれしかなく、実質一択でした。
ホームセンターの木材は細長いんです。

パイン材の白地も好きですが、
今回は塗装スキルも磨きたかったので塗装にチャレンジしました。
以前オイルで塗装したことがあったので、
今回はワックスにしました。

選んだのはビンテージワックス(ウォルナット)です。

塗り方動画を事前にYoutubeで見つつ塗っていきました。
エゴマ油に由来する「魚みたいな臭い」は常時しましたが……
ビンテージワックスはキツい臭いがしないのが幸いです。
部屋が魚屋さん。

しかし大変だったのはここから、

何日経っても乾拭きして塗料が付く……

後で知ったのですが、
ワックスは「塗る→小時間放置→拭き取る」の
「拭き取る」の段階で余剰ワックスを取り切る勢いで
むちゃくちゃ頑張って拭かないといけないらしいです。

(これはどのワックスにも共通するようです)

こういった場合の対策として
「水性ウレタンニスを上塗りする」という方法を知ったので、
後日水性ウレタンニスを購入して上塗りしました。

結果としては万々歳であり、
ワックスが付かなくなった上に、ニスで表面が綺麗にコーティングされ、
高級感が出ました。

あれ?これニスだけで良かったんじゃない???

軽く書いてますが、この塗装回りのトラブルで
作業が5日ぐらい止まりました。

生半可な知識での塗装は危険です。
やめましょう。

戒め3.適当に鬼目ナットを埋めるな

FlexiSpotにデフォルトで付いているネジは木ネジで、
一発埋め込んだら天板は外さない前提になっています。
それで何度も天板を外せるようにするために
鬼目ナット(埋め込むタイプのネジ穴)を埋めます。
(ちなみに『鬼目ナット』は「ムラコシ精工」の商標です。)

H1のネジ穴はM4なのですが、
私は上のモデルで使っているものがM5だったので、
勘違いして最初M5の鬼目ナットを買いました。
1敗。

次にM4の鬼目ナットを買ったのですが、
鬼目ナットには「打ち込みタイプ」と「ねじ込みタイプ」があり、
打ち込みタイプを買った&下穴径を間違えた結果
組み付け後にナットがすっぽ抜けました。
2敗。

最終的にM4のねじ込み式鬼目ナットを購入し、
なんとかネジ止めまでこじつけました。

ただし、鬼目ナットのツバ部分がうまく埋まらなかったり、
計10個のネジ穴位置をきっちり空けるのに苦労して、
ネジ締めがほんとギリギリだったりと、
3敗目寸前でした(公差ってすごい)。

中途半端に鬼目ナットを埋めるのは危険です。
やめましょう。

戒め4.やたら道具めっちゃ買うな

材料費だけで済むとは思わないことです。
はい、工具という投資は別で必要です。

今回だと「工具」として以下のようなものを揃えました。

・紙ヤスリ
・ウエス
・猫よけシート(トゲトゲのやつ、塗装面をべったり床に付けないのに重宝した)
・ニス塗り用のハケ
・ニス塗り用の塗料バケツ
・ボンド

★以前から持っていたが必要だったもの
電動ドライバー
ドリルビット
レンチビット
面取りビット
六角レンチ

☆レンタルした
ドライバドリル

電動ドライバーで穴空けることもできることはできるのですが、
すごく効率が悪いので結局ホームセンターでドライバドリルをレンタルしました。ここは唯一買うのを耐えた部分ですね。
レンタル料600円、安い。

細かい値段は書いていませんが、
脚をセールで安く買えた分が軽く飛ぶほどの出費はしています。
ニスの追加出費も地味に痛い。

DIYは想像以上にお金が飛びます。
やめましょう。

戒め5.練習しろ

ここまでのところ、
正直「小さく練習」していれば見えた問題部分であることがほとんどです。

練習というのは慣れの要素もありますが、
「これからやろうとしている本番にどのようなスケールの問題が生じるか」を下調べする絶好の機会なのです。

上記の塗装も鬼目ナットも、
練習しておけば苦労は4割くらい減ったんじゃないかと思います。

戒め6.それでもやりたいならやれ

ここまで散々書いてきましたが、
下準備しなかった人間がDIYやると
これぐらいの問題は軽く噴出しますということでした。

もう一度天板を作るとすれば
おそらく私は上記のミスはしない(あるいは軽微)で済むんじゃないかという
自負はあります。
それぐらいDIYは学びの機会の宝庫です。

新しいデスクは非常に使いやすいです。
立位の使用感も上々ですし、
縁でツララのように固まっているニスも平時はほとんど気になりません。
(ニス塗りも実際かなり大変だった)

DIYは楽しいですが、
お金と時間はわりと簡単に吹っ飛ぶことはご留意ください。

ようこそ!DIY沼へ!

ドライバドリルとインパクトドライバって用途が違うんですって!

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