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あなたも読書感想が書ける人になる
読書感想を書くことに苦手意識はありませんか?
もしかすると「感想文」に対する"思い込み"がそう感じてしまう原因なのかもしれません。
「読了」の概念
読書感想文はその本を「読了」してから書くもの
こんなふうに思っていたのだとしたら、あなたも今日からその考えを改めてください。
それなりに本を読んでいる人なら書こうと思えば書けるはず。
だけど読まなくちゃ書けないですよね?
じゃあ読めばいいんです。
読めば書けるじゃないか、という話しなんです。
ただわたしの場合、思い込みが少々激しかった…。
「読まなくちゃいけない」の中に「読了」というワードがあって、その意味合いが大きくかかわっていたのです。
自分が必要として選んだ本なんだから全部を読むもの。
頭から最後まで全部読んでこそ読了と言える。
読了した上で一冊まるごとを理解し、それに対し自分がどう感じたのか。
それが読書感想なんだ、って。
いやいや…厳しすぎるでしょ。
読み残しがあっても、理解できない箇所があっても書けないなんて、オマエはなんかの講師にでもなったつもりか。笑
そんなことないじゃないですか。
読んで感じたことがあれば書いたらいいんですよ。
読了とは、すっかり読みおえること。
そもそも読了って、全部のページを読むなんて決まっていませんよね?
目次に目を通し、あなたが惹かれるいくつかをかいつまんで読むだけでも「立派な読了」と言えるのです。
あなたが感じた「気づき」を書けばいい
1冊の本で、本当に重要だと思えるところを3カ所見つけ、そこにしっかりとラインを引く。1冊の本から「3つの気づき」が得られれば、それは大切な「宝物」を獲得したのも同じ。「1500円のビジネス書の元がとれた」といえるでしょう。
セミナーや講演会の受講、本を読むこと、これらはすべて「気づき」を得て、「自己成長」することが目的。「気づき」を書き留めないと、「自己成長」につながりません。
あまり欲張っても仕方ないので、2時間のセミナーで3つの気づきを得られれば十分でしょう。
1冊の本、2時間のセミナー。
どちらも「3つ」の気づきというところにピン!ときませんか?
3つか多ければ2つでも1つでも、あなたのアンテナが反応したことを書けばいいのです。
多くを語ろうとしない
YouTubeでも良さげな本を見つけるため「本要約チャンネル」をチェックしています。
本要約チャンネルは1冊の本の要約をし、イラスト(画像)とともにわかりやすく説明してくれる、というもの。
感想と要約では内容こそちがいますが、ここで重要なのは説明するのに多くを語っていないことなのです。
「3つ」だったり「4つ」だったりに絞って、重点的なところを解説している。
だから理解しやすいのです。
1冊の本の中でたくさんの発見があったとします。
言語化された内容に絶えず反応し、うんうん!そうそう!と共感の嵐で、何十枚も付箋を貼るような神本だったとしても、その全部に対する感想は書ききれない(まとまらない)原因につながります。
あれもこれも全部書こうとせず、その中から「3つ」くらいに絞る。
絞るからその部分を深めて書くことができる。
500〜1000文字程度(想定では)でまとめられるから、最後まで読まれやすくなる。
覚えるのが得意、不得意な人がいます。
前者は覚え方を知っている。
読書感想を書くのが得意な人、不得意な人がいます。
前者は書き方のコツを知っている。
それだけのちがいなんです。
なんなら「はじめに」だけ読んでみて、ある一文に共感を得たのなら、そこに対する気持ちを書くだけでも感想文になるのですから。