カフェオレ色じゃないコーヒーを飲んでみる
沸かしたお湯が残った。
コーヒーを淹れよう。
と、お湯を注ぎだしたところで牛乳が切れていることを思い出した。
しまった…
クリープも…ないわ。
蒸らし状態で中断?
牛乳を買ってきてから続き?
いや、それではせっかくのいい豆が台無しになってしまう。
大人になれるチャンスかも…とそのまま淹れてみた。
いつもならここに牛乳を入れる。
好みのカフェオレ色にするのが何十年もの流れ。
わたしはカフェオレ派。
ブラックコーヒーなんて飲んだことがないし、今後飲む気もない。
そもそもコーヒーはカフェオレやろ。
と言い切りたいほど牛乳を入れたコーヒーがすき。
マクドナルドに行くと決まってカフェラテを注文する。
ただカフェラテを取り扱っていない店舗がたまにある。
そんなときはコーヒーを頼む。
基本的にテイクアウト派なので家に持ち帰る。
ホットだろうがアイスだろうが、冷蔵庫から取り出した冷たいままの牛乳を入れる。
マックコーヒーに限らず?
アイスはとくにこぼれんばかりなみなみに入っていることが多い。
そこにはあまり牛乳が入らない。
なので家のコップに氷ごと20~30ccを移す。
それから牛乳をたっぷり入れる。
ぬるくなろうが関係ない。
カフェオレ味を堪能することがいちばん重要だから。
KALDIでコーヒーの試飲をしていた頃があった。
そのコーヒーを飲みたいがために足を運んでいた人も多い気がする。
わたしはあの、ミルク感たっぷりなコーヒーが好きだった。
ブラックコーヒーを飲んでいる人を見ると「大人やな」。
そう心の中で思いながら生きてきた。
そろそろ冷めたかな。
猫舌のため冷ます時間も必要だったけど、大好きなコーヒーなのになかなか飲みたい口にならなかった。
意を決して…
ズズ…。
やっぱり苦い。
スタバで試飲をすすめられたのは、小さい紙コップに入った少量のブラックコーヒーだった。
ただ苦いだけの味に、おいしいともなんとも思えなかった記憶がよみがえる。
牛乳を入れたら途端においしくなるのに。