観葉植物を買ったら、してはいけない3つのこと
観葉植物が枯れてしまう原因の大半は、水やりの仕方にありました。
大きく育てたい一心で毎日のように水を与えつづける。
するとある日、買ってきたときの元気さがないことに気づきます。
あれぇ…なんか葉っぱの色がおかしい…。
そう、水を与えすぎたせいで、いともかんたんに枯れてしまうのです。
してはいけない3つのこと
植物の育て方を知らないから仕方のないこと。
これまで枯らせた経験があっても、次のことを守れば失敗率は確実に下がると思います。
❶毎日水をあげる
観葉植物、多肉植物、サボテンなどは毎日水を与えるものではありません。
むしろ逆です。
土が水分で湿っているよりも、どちらかと言えば乾燥している方がまだいいのです。
手をかけたいばかりに、毎日ちょこっとずつ水をあたえる。
すると土の中はどうなるでしょう…。
表面は乾いているように見えても中はいつも湿っているせいで、植物の根っこが根腐れを起こします。
「根腐れ」とは字のごとく、根っこが腐ることです。
湿気が多くジメジメする梅雨時期はとくに、土の表面にカビが生えることもあるくらいです。
わたしの水やり頻度は、1週間、もしくは10日に1回です。
土の中の水分状態は目視ではわからないので、水やりチェッカーといった商品を使うのもひとつの手です。
自分の喉が渇くようなら空気が乾燥しているので植物も乾いています。
逆にジメッとしているのなら湿度が高いため乾く速度が遅い、ということ。
冬は成長期ではないので夏と同じように水分を与えることはしません。
なので10〜15日くらい放置しても大丈夫、という感覚です。
水やりはメリハリが大事!
水をあげる時は底の穴から流れ出るくらいたっぷりと。
真ん中に一点集中ではなく、土の表面全体にまんべんなくあげるように。
流れ出る水が切れたら鉢をお皿に置きます。
お皿に水が溜まっている状態も根腐れの原因になるので注意が必要。
捨てるようにしてください。
たっぷりあげたあと、今度は風を当ててしっかりと乾かすこと。
土の中の水分がなくなる寸前に、根っこは水を求めてグッと伸びます。
ここで根を張って成長するのです。
❷直射日光に当てる
観葉植物の鉢に刺してある小さいプレート。
植物名と裏には育て方が記載されています。
「日当たりの良い場所で、水やりは土が乾いてから」
たいていの植物がこんな説明で、どれも一緒やん!って突っ込みたくなるところですが、まちがいではないし当たり前のことなんですよね。
ここでの注意したい「日当たりの良い」は「直射日光が当たる場所ではない」ということ。
寒い冬を越して春先に外に出したところ、葉が何枚も落ちた経験から。
パンダガジュマル(ガジュマルの仲間)は一気に5〜6枚落としました。
真冬と真夏を避ければ外に出してあげてもいいっていう店員さんの助言、あれはなんだったんだと思いましたよね。
葉が落ちてしまう原因ともうひとつ。
室内から屋外に出していきなり日光に当ててしまうと、「葉焼け」と言って葉っぱが日光で焼けて変色してしまう場合もあります。
素敵なグリーンが茶色くなってしまったら悲しいですよね。
屋外でも大丈夫な環境や植物によってもちがいがあるのでむずかしいところですが、安心なのは窓際の近くかレースカーテン越しの出窓です。
直射日光を遮りつつも窓際なので風が入る。
正しい水やりをすれば、置き場所としては絶好なのです。
❸大きさに見合わない鉢への植替え
鉢替えをする際、大きく育てたいからといって売られている鉢のサイズより大きいものを選んでいませんか?
これは最近になって学んだことなんです。
ホームセンターで観葉植物を買うとたいていプラスチック製の鉢で、残念ながらオシャレさは皆無。笑
ならば、とお気に入りの陶器の鉢に移す際やってしまっていたことでした。
いちばん手軽な方法としては、まずはその鉢のまま育てること。
プラ鉢がどうしても気に入らないのなら鉢カバーをはめる。
もしくは紙袋(スタバや英字などのデザインもの)に収めてもいいですよね。
お気に入りの幅広マステを貼るのもアリかな、とも思います。
それもイヤなんだ、なにがなんでも陶器の鉢がいいんだ、という場合。
プラ鉢と同サイズを選ぶようにしてください。
1号くらい大きくても…ダメです!
植木鉢の1号は3㎝。
3号だと径が9㎝になります。
号数を大きくすると必然的に土の量がたくさん必要になります。
根っこが十分に育っていないのに、土ばかりたくさん入った鉢に植えてしまうと、結果として❶の根腐れを起こす原因につながります。
売られている鉢のサイズはプロの方の手が入っているのですから、そのままのサイズで育てはじめることがベストなのです。
鉢サイズを大きくするのは根っこの成長具合で変わってきますが、1年とか数年先ということです。
まとめ
①「水やりはメリハリが大事」
1週間、10日に1度程度でいい。
中の土が完全に乾き切ってからたっぷりとあげる。
②「直射日光に当てない」
窓際のレースカーテン越しがベスト。
③「鉢のサイズ選びに注意」
買ってすぐ鉢替えする際は、買ってきた鉢と同サイズにする。
サボテンを枯らせていたわたしがここまで辿り着くには相当な年数を要しました。
空の鉢が増えつづけ、家族にはもう買うなと言われ…。笑
それでも憧れだった、リビングにグリーンのある生活。
お気に入りの観葉植物を愛でるように育ててみませんか?
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