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何冊もの手帳を買っては使いこなせず…挫折を重ねて今がある
これまで何冊の手帳をムダにしてきただろう…。
長年にわたり挫折を繰り返し、ようやく2冊の手帳に落ち着いた。
そんな話しです。
わたしがほぼ日手帳に出会ったのは2010年前後くらいだったと思う。
1日1ページが斬新だったあの頃、手帳の種類は今ほど多くなかった。
そしてトモエリバーという紙の種類があることを知った。
興味本位ではじめたInstagram。
そこでは数多くの手帳を見ることができた。
隣の芝生は…的に人様の持っているものや使いこなし具合に惹かれ、手帳タグに向けるアンテナは常日頃から張っていた。
興味は増し、手にしたい欲も高まってどんどんのめり込んでいった。
手帳というものは、本来1冊持てばいいものなんだと思う。
それがあまりの選択肢の多さにどれがいいのかと迷いはじめ、でも使ってみないとわからない。
このフォーマットがいいんだけど理想のサイズじゃない。
全体的にはすごく好みなんだけど、マンスリーではなくガントチャートだったり…。
そんなことを繰り返すうち、この際気になるやつを買ってしまえばいいんじゃないか…と思いはじめる。
目的を果たすため書く道具としての役割よりも、その手帳を持ちたいがための欲がどうしても抑えきれなくなってくる。
なんなら買ってから用途を決めればいいじゃないかと。
そうして1冊で済まなくなってしまったら「沼へようこそ」状態だ。
秋が近づくと全国のテチョラーたちはソワソワしはじめる。
現在9月。
早いものでもう下旬に向かおうとしている。
今月はじめには来年の手帳が発売され、一気に急上昇した手帳熱は少しばかり落ち着きを取り戻してきた頃だろう。
わたしが選んだ来年の手帳は2冊。
結局今年と同じラインナップだ。
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ほぼ日手帳 planner(左)
ほぼ日手帳 weeks(右)
どれにしようかワクワクする気持ちと、反対に選びきれない悩ましさ。
これらの真逆な気持ちはある程度繰り返さないと落ち着かない。
経験してきたからこそ言える。
わたしの場合、悩むことに疲れを感じだしたのが5年ほど前になる。
気になって手にしたものの、早い段階で飽きることが多かった。
あっさりと使わなくなることで数千円をドブに捨てた気持ちになり、罪悪感に苛まれる。
それなのに翌年も、またその翌年も同じことを繰り返し、楽しさではじまったはずの気持ちはいつしか悩ましさに変わり、最後に挫折感を味わい幕を閉じる。
こんなことを何年繰り返してきただろう。
人生残りわずかになってくると、自然の原理なのか悩んでいる時間がもったいないと思えてくる。
大好きな紙モノだからそれでもこの時期がやってくるとワクワクし、多少悩むけれど、払拭したくてもできないのは紙の質だった。
いちばんのこだわりでどうしてもゆずれない部分。
それがほぼ日手帳のトモエリバーだった。
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紙好きはどうしても手帳だけにとどめることができない。
この他にもまだ使っているものはあるが、それはまた後ほど…
みなさんも存分に楽しんで悩むがいい。笑