開票所でのできごと
当選に至ることができなかったので、非常に残念ですが、今回の小金井市議会議員選挙。最終的に結果が確定したのはなんと翌日の4:27でした。
私も開票所で9時頃からずっと開票作業を見守っていました。今まで何度も見てきた光景です。通常は23:30頃には大勢が決まるので、どんなに遅くても12:00頃には結果が出るはずと思っていました。実は前回2017年の市議会議員選挙も一部の立会人がすごく票をていねいに見ていた結果、 遅くなったのですが、それでも0:30頃だったと記憶しています。
それが今回はこんな結果に。新聞報道では、以下のようなものがありましたが、一方的に立会人のせいにする雑な記事だと思います。私も上方から見ていましたが、立会人が特にわざと遅らせているような感じにも取れず、立会人全員が淡々と仕事をこなしているように見えました。
実際に何が起こっていたかについては、おそらくこの立会人本人が書かれたnoteの記事がほぼ正確な事実ではないかと思います。
どう考えても今回のような回示点検方式をとれば、どれくらいの時間がかかるかは最初から時間の計算ができたはずです。
ここでは事実には言及しません。ただ、気になったことが別にあります。今回のような開票事務は各部署から作業全体を把握していないスタッフが多数参加します。そういったイベントの進行を行う場合には、進行と目的をすべて把握している責任者が見える箇所に立ち、ことによったら無線を持ったうえで、各重要ポイントに情報を把握するスタッフを配置し、現場の状況を逐一確認して、責任者に報告し、その責任者が進捗を確認して現場で適切なコミュニケーションを取るような指示を出すのがあたりまえの所作です。
しかし、上から見ている限り、どの人が責任者かも分からないし(上述のような動きをしていると取れる人が見つからない)、慣れていなさそうなスタッフが立会人の間を右往左往している状態が見て取れました。そして、立会人も作業が早い人と遅い人がいるので、暇になってしまう人がいたり、また、作業の進捗を見ながら立会人に適切にコミュニケーションを取っているようにも見えませんでした。
そもそも、イベントの仕切り、進行をしっかりと行うためのスキルがまったくないように見受けられました。
今回の開票事務だけのことではなく、小金井市では昨年の特別定額給付金の支給事務が遅れたりしたこともありました。その際も遅れが生じたにもかかわらず、その後の対処はほんとうに遅いものでした。
私の選挙期間中に訴えていた「仕組みを変える」ということはまさにこのことです。行政改革だの職員の削減だのをいう前の段階として、小金井市役所は仕事のやり方そのものをもっと勉強して、効率的に仕事をできるようにしなければいけないのではないでしょうか。
今回の選挙事務のようなことは小金井市役所のあらゆる箇所で起きているのではないかと私の少ない経験から推測します。
今回、当選できずに申し訳ありませんでしたが、今後もこういったことをしっかりと見て、一市民として、何か自分なりに提案できることを考えていきたいと思っています。
【追記】
立会人であった諏訪間さんがその後、改善策を提案されています。まさにこのとおりだし、小金井市役所は今回の選挙事務をしっかりと見直し、次回以降の改善につなげてもらいたいと思います。