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信じて

「私に手を振ってくれたんだよ。本当だって言ってんだろ!」

荒い口調で、私は熱を放出する。

「そんなもん、みんなに手を振ってるから。お前だけじゃないだろ。」

冷静なトゲむき出しの言葉が奥に突き刺さる。

「そんなの…そんなの、分かっているよ!」

逆ギレと分かっていながら、顔をうつむかせる。

「現実と理想は違うんだよ。」

会心の一撃を喰らい、瀕死状態に陥る私がいた。

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