短期決戦
どうも、1日1noteとか言っておきながら、だいぶ更新ができてなかった怠け者です。
少し日は経ってしまいましたが、ソフトボールに続き野球もオリンピック金メダルを獲得しましたね!
本当におめでとうございます!
そしてありがとうございました!!
正式競技になってから金メダルが遠く、勝って当たり前のプレッシャーをなかなか跳ね除けることができず、2大会ぶりの復帰、しかも東京開催という過去類を見ないほどのプレッシャーだったと思います。
しかし、終わってみれば1つの試合も落とすことなく、全勝で金メダルを獲得することができ、選手やフロントの方々には本当に尊敬でしかありません。
さて、このオリンピックで少し気になった点があります。
4番、鈴木誠也選手の起用についてです。
今大会、ホームランが1本出たものの、本調子には程遠かった鈴木誠也選手。
しかし、稲葉監督は全試合で4番に鈴木誠也選手を起用しました。
オリンピックなどの短期決戦のセオリーは「調子のいい選手を使う」です。
今回も例外ではなく、実際稲葉監督も調子のよかった伊藤大海選手を決勝戦でも登板させ、イニング跨ぎで使いました。
オリンピックではありませんが、過去の第1回WBCの王監督は調子の上がらない福留選手を一旦ベンチに下げ、代打で起用し、「生き返れ福留!」という名実況で有名な起死回生のホームランを打っています。
このように短期決戦では一旦レギュラーから外すことで逆に吹っ切れるパターンも多くあります。
では、なぜ鈴木誠也選手は起用され続けたのでしょうか。
あくまで個人の見解ですが、
それは鈴木誠也選手が4番だったからです。
ちなみにWBCの時の福留選手は3番でした。
4番というのは打線の顔です。
誰が4番を打っているかもそうですが、4番がコロコロ変わるようなチームは弱く見えます。
しかも鈴木誠也選手はプレミア12で驚異的な活躍をし、MVPに輝いているため、日本だけでなく他国からもマークされる存在です。
ということは鈴木誠也選手を4番から降ろす、またはレギュラーから外すというのは日本の士気だけでなく、他国の士気も大きく変わります。
余談ですが、僕の高校時代に「この4番はこの大会当たってないから大丈夫」と言われていたバッターがうちとの試合で爆発したのを覚えています。
試合前から僕ら選手たちは「この試合で来そうなんだよな・・・」と謎の不安に駆られ、結果不安は的中してしまったのです。
この話はあくまで僕の経験談ですが、なんとなく今まで打ってなくても打ちそうで怖いというのは相手からするとあります。
仲間からしても、この選手でダメなら諦めきれるというのもあります。
そういったことを全て踏まえて、稲葉監督は4番を変えずに全試合戦ったんだと思います。
ただ、これが全勝ではなく、どこかで負けてしまって試合数が増えたりした場合はどういう采配をしたのかは気になります。
ifの話にはなりますが、大会の結果とかは気にせずに単純に采配という面だけに注目して、点が取れずに負け、あと2試合くらい多くなった場合の采配を見たかったですね。
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