長谷的、最強ショート論
小学1年で野球を始め、ずっと内野一筋で生きてきた僕が考える
最強ショート
とはどのような選手なのかというのをじっくり書いていきたいと思います。
(最強ショートは誰?ということではなく、どんな選手が最強なのかということを書いていきます。)
内野の花形と言われるショートですが、みなさんこう思っていませんか?
「ショートって難しそうだし、いろいろ大変そうだよね・・・」
難しいは否定しません。投げる距離や守備範囲の広さ、中継プレーなどやることが幅広いです。が、
そもそもプレーが大変な人は失礼ですがショートはできません。
ある程度幅広くプレーができるという最低限のラインがあったうえでどんなショートが最強なのか。それは
プレー以外の声かけやポジショニング、流れを感じる能力
が高いショートが最強だと思います。
ショートって実は内野の中でも楽な方なんです。
ファーストがボールを捕らなければアウトにはならないし、バント処理ダッシュするし・・・
セカンドはバント処理でめちゃくちゃ走るし、しかもベースカバー遅れると内野安打になるし、セカンド、ファーストゴロ以外はカバーに走るし・・・
サードもバント処理ダッシュだし、そもそも打球が速いから1球1球の緊張感がすごいし・・・
それに比べてショートはバント処理は基本1番近いベース行くだけだし、もっと言うとバントしてから動いても間に合う・・・
そうなんです、ショートって実はまあまあサボれるポジションなんです。(笑)
でも僕が思う最強ショートはそのサボりタイムで、周りを見てポジショニング指示して、起こりうるプレーを想定して事前に声掛けをして、ピッチャーの調子がイマイチそうなら間合いを取って、キャッチャーのサインを見て外野に指示出して。
ショートは必ずやらなければいけないことは少ないです。
だからこそ、グラウンドの司令塔として、9人へ的確な指示を出さなければなりません。
よく、キャッチャーが司令塔みたいな話がありますが、正直難しいです。
ピッチャーにボールを返したら、相手ベンチのサインを見て、その場面起こりうることを想定して、かつ打者の様子を見て、そのうえで最善の配球を考えて・・・
これだけ忙しいポジションの人に9人指示できるわけがありません。
特にキャッチャーは基本ピッチャーが投球モーションに入ったらあまり動けないし、指示も出せないですし、そもそもキャッチャーの声は外野まで届かないことが多いです。
ということは割と暇(言い方)で、かつグラウンドの中心にいるショートが司令塔として役割をこなさなければなりません。
ショートはピッチャーが投球モーションに入っても動けるし、指示も出せますよね。
このように時間(投球間隔)はたくさんあるわけではありません。
ですが、その少ない時間で周りを見て指示を出さなければいけません。
それができるショートは僕の中で最強ショートです。
この考え方でいくと僕が最強ショートということで間違いなさそうですね。(違う)
※もちろん指示等ができるだけでは最強ショートとは呼べません。高い守備能力があって、初めてこの考えに繋がります。まずは守備能力が高いことだと個人的には思います。