アスリートファーストというアスリートファシズム~熊本城マラソンをはじめ都市型マラソンはインフラを毀損する
熊本では毎年2月に熊本城マラソンが開催される。その度に交通規制が掛かり市内中心部への車の乗り入れは制限される。
車社会の地方では、この交通規制は生活インフラに大きな影響が出る。車がない住民でもバスや市電やタクシーが使えない。県外から来る観光客も熊本駅からバスも市電もタクシーも使えないから市内中心部まで20分以上歩かなければならない。
マラソンなんて日常的にやってる人は日本の総人口の一割もいない。まして熊本城マラソンに出れるランナーは全体のごく僅かだ。
正直な話、少数の素人ランナーの承認欲求のために都市部の交通を止めざるを得ないのはおかしい話である。
東京五輪もそうだが、いつから「アスリートファースト」と称して社会的少数者のアスリートが大手を振って公共の秩序を乱すようになったのか。
市民マラソンは都市部じゃなく山奥のけもの道の巡回コースでやればいい。交通規制も最小で済むし変な承認欲求で見苦しい仮装とかやる頭がおかしいランナーもいなくなる。
そしてアップダウンがあるコースならランナーの体力にもいいと思うけどね。
とにかく、たかがマラソンに変な友情とか承認欲求を求めないで欲しい。訥々と孤独に走ることがマラソンの醍醐味だと思うけどね。