ながた部ってなんなん? ②
【ながた部 コンセプト】
おもろいながた げんきなながた
(①より つづく)
神戸野田高等学校の2019年度「総合的な探究の時間 Noda探究」課題研究 第1期生において、「ながたとこども・ながたのこども~教育と子育てのまちづくりを考える~」のゼミの研究成果をまとめ、神戸市知的交流拠点(アンカー神戸)先行実証プロジェクトのピッチイベントに出品をしました。
<ピッチ提案内容>
■母子世帯の移住促進
地域内の空き家等を住居として提供し、母親に雇用機会を地元企業と連携し斡旋。子どものアフタースクールについては、近隣教育機関の放課後プログラム等の活用や地域の現役引退世代の支援で、19時を目処にサポートしていく
■新文教都市としての拠点づくり
「総合衛生学院」の移転のこのタイミングで、さらに空き商業施設等へ大学のサテライトキャンパスを誘致。また地域の小・中・高等学校と近接で高度な連携をはかり、概念上での新長田学園(仮称)としてイメージ戦略を打ち出す
■商業とエンターテイメントの融合
各商店街の再魅力化をはかると同時に、消費者動線の構築のために「鉄人広場」「DanceBox」を中心として、ブロードウェイのようなダンス・演劇・音楽等のショーパフォーマンスの空間を創出する
数十をかぞえる多くの団体がエントリーする中、プロジェクトメンバーに選出され、その後の約1年にわたる活動に参加することができました。プロジェクトでは、第1期の生徒が課題研究で進めてきた、教育や子育て・まちづくりの観点での諸提案を議論の俎上にあげ、あらゆる角度から意見交換を行いました。その後、現代社会におけるさまざまな問題について話題が広がりを見せ、多くの社会課題の解決に向けて、まずは人間のこころのあり様をテーマに焦点があてられることとなりました。神戸野田高等学校も「育心」を教育理念のひとつに掲げ、こころの教育に軸足をおいているだけに、プロジェクトの進行にはより力が入っていきました。結果的に、2021年1月17日の阪神・淡路大震災26年にあたるイベントでは、音楽と絵画のクロスオーバーワークショップ HeART Embrasse(ハートアンブラッセ)の実証実験をオンラインで展開。神戸野田高等学校の生徒や教職員も参加しました。当日は、こころの癒しの観点をはじめ、芸術に親しみながら、最後はアート思考まで幅広く治験を行うことができました。また、同年6月19日には、アートによるこころの教育プログラムを神戸野田高等学校 特進S・GEコース生を対象に「育心の時間」の中で実施しました。このイベントは神戸新聞に取り上げられることとなり、世間の注目・関心を集めることができたとともに、STEAM教育としてのケーススタディともなりました。
そして、2022年度より「総合的な探究の時間 Noda探究」課題研究の発展形として、“グローカルと国際理解”をキーワードに、神戸野田高等学校 特進SコースS系列・GEコースG系列対象のプラスNが開始。5月3日に、有志生徒団体「ながた部」が正式に発足することとなりました。
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