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「#テレワーク移住 #データで地域活性 /みうらはまかぜトークvol.2」開催レポート

はじめに

私は神奈川県三浦市の先っぽ、三崎地区の海に面した築80年くらいの店舗兼住宅の住宅部分を家族4組で借りて、DIYをしながら週末など時間がある時に過ごす、という「シェア別荘」の取り組みをしています。

このほど、地元三浦市の活性化に取り組んでいる人たち、私と同じく都内と三浦市とで2拠点生活をしている人たちで立ち上げたトークイベント、「みうらはまかぜトーク」の第2回があったので、第1回と同じくイベントレポートをしてみることにしました。

イベント趣旨は以下の通り。

いろんな分野で気持ちいい風をふかせている人を、気持ちいい風が吹く港町にお招きして、ゆったりお話していただくみうらはまかぜトーク。三浦に住んでいる人も、三浦を訪ねてきた人も自然と話しがはずむ、アットホームな場にできればと思っています。

第2回のゲスト、下村憲司さんの略歴はこちら。

生活協同組合、大手小売業の人事職等を経て2020年より株式会社ナイトレイに入社。ナイトレイでは主に位置情報データの分析や、マーケティング、インサイドセールスなどの活動に従事。位置情報ビッグデータを用いて、未発掘の観光地を探したり、来訪者の分析をしたりしている。2020年、地方創生の現場に携わりたいという思いから、かねてからよく遊びに行っていた神奈川県三浦市に移住。近所のおじいちゃんおばあちゃんの見守りをしたり、町内会の草刈りに積極的に参加したりと、自分が大好きな三浦市を少しでも良くしていくために色々頑張っている。

下村さんからのメッセージはこちらです。

コロナの影響で、会社がテレワークになったこともあり、7月に東京は高田馬場から移住しました。私は普段、渋谷に本社があるITベンチャーでいろんなデータを分析する仕事をしています。今風に言うと「データサイエンティスト」って奴です。特に携帯電話のGPSなど、位置情報のデータを分析して地域活性化につながるような調査・分析を行っています。
今回お話することは大きく2つ。

・コロナ禍でテレワーク移住したけど、ぶっちゃけどうなの?
・データを使って地域活性化ってどんなことやってるの?

コロナ禍によって「データ」も「移住」も今までより身近なキーワードになったのかなぁと思われる昨今。港町に移住してきたデータサイエンティストのよもやま話をゆる〜く話してみたいと思います。

当日は、コロナ対策のため、三浦市内での会場観覧は少人数に留め、オンライン中継も実施する形で開催されました。
なお、主催者側は以下のメンバー。

●幹事
<聴き手>
かがやん/みうらひみつ倶楽部
東京でリーマンをやりながら家族で大好きな三浦と行ったりきたりしている2拠点居住の人。

<バーマスター>
やまり/RSD Villageオーナー
好奇心だけで宿経営。感覚重視の4児のパパ。

<オンラインファシリテーター>
お菊/ミサキステイル代表 
三浦の移住定住に燃える地元の姉さん。お試し移住拠点「あるべ」で朝ごはん屋さんもやってるので金曜日は泊まって土曜日の朝はここで朝ごはんですね。

りさ
三崎のクリエーターシェアハウスを拠点に活動するデジタルマーケター

<コーディネーター>
たっつん
あるときは三浦海岸のバス会社経営者、あるときはキッチンカーのシェフと多彩な三浦の名物にいさん

ながっち
本業の会社の許可を得て副業で、通訳、翻訳、多拠点居住アドバイザー、グルメ研究のお仕事をしている幅広いにいさん。三浦の「シェア別荘」で2拠点居住中。

それでは以下、当日の模様をレポートします。

開催レポート

加形(かがやん。以下か。トップ写真の左側):
加形です。「みうらはまかぜトーク」の2回目は、ちょうど今年、東京から移住してきた方がいて、三浦の外の人に興味を持っていただけるかな、と思い、下村さんにお願いいたしました。

下村(以下し。トップ写真の右側):
下村です。

か:
下村さんの職業はデータサイエンティスト、で良いんですね?
世界で最もセクシーな仕事みたいなランキングで、第6位にランクインしていました。
そこで、どういうふうにセクシーなのか、今日は聞いてみたいなと。
私はIT系と言えばIT系。そういう仕事をしながら、東京と三浦を行ったり来たりしているのですが、仕事としては下村さんと遠くないと思っています。
下村さんは、度々テレビで取り上げられている有名人。
高田馬場から1人で引っ越してきた、というお話でしたが、どういう思いで来たのか、皆さんにもカジュアルに話を聞いていただきたいな、と思います。
今回の申し込みは15人くらいで、会場には6、7人います。
Zoomの方も途中でご質問があれば、声を上げていただければ、と思います。

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し:
それでは、自己紹介についてスライドを作ってきたので、画面共有します。
普段やっている仕事とか、テレワークとか、どんなことをしているのか、お話をさせていただければ、と思います。
最初のページには、三浦半島の地図を載せていますが、やっていること、東京時代からの変化、などをお話しします。
早速自己紹介ですが、元々はデータ分析は関係なく、生命保険会社で人事をやり、ベンチャーをやり、サービス業の人事をやり、とやっているうちに、自分自身、行き詰まり感を抱いて、何をやろうか、と考えました。
エクセルでマクロを作ったり、プログラミングをしたりとか、黙々と仕事をするのが楽しい、曖昧なものを数値化するのが楽しい、というところがありました。
年齢は今、31歳です。

か:
その年でもう自分の強みに気づいていて、うらやましい。

し:
会社は25人規模なので、マーケティング、インサイドセールスの仕事もやっています。
子どもの頃は理系の性質が強くて、生き物博士でした。
三浦は自然が多いですが、魚が好きで、魚が身近なところ、ということで三浦を選んだ、というのも一つあります。

さて、人生をグラフにしました。基本的には楽しいこともあれば、つらいこともありました。
何度か転職し、仕事が合っていないな、つらいな、というのがあり、今の会社が6月にフルリモートになったことをきっかけに、7月に三浦に移住し、今、楽しいです。
6月頭に移住を決意したのですが、都道府県の移動制限が解けた日に不動産屋に行き、あるべに行き、移住相談をしたら、その日に加形さんが三浦生活について取材を受けている日だった。

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か:
三崎口まで送りましたよね。

し:
今はテレワークしながら週1回、渋谷の会社に出勤しています。
結構実は、引っ越しが好きで、人生で何度か引っ越しをしているので、生まれは大阪で、兵庫、奈良、東京の中で引っ越して、今、三浦です。
なぜ資料にグラフとか地図とかが、ということですが、これが僕の仕事に結構関係があり、今、僕の会社は位置情報を使って分析をしています。
身近なのは、携帯電話のGPSのデータ。
スマホアプリで、ポケモンGOもありましたが、あれも位置(情報)ゲー(ム)です。
それで分析をしていくのを僕は仕事としてやっているので、グラフや地図などで分かりやすくビジュアライズしようと、このスライドを作らせていただきました。
位置情報で地域活性をすることが多くて、位置情報×観光、インバウンドとか、自治体さんのお仕事をしています。
最近、プロジェクトとしてやったのは、近畿地方のある自治体で、携帯電話のGPSデータと、位置情報のついたインスタ情報とを使って、まだまだ発掘されていない観光地の分析をしていました。
実際のマップと、ツイッター投稿。色分けはどんな投稿なのか、で色分けをしていて、それを掛け合わせることで、人口は少ないのにツイッターがバズっている地域がある、ということが分かります。
ある意味、知る人ぞ知る、来た人はツイッターに投稿したくなるエモいことがあるのでは。それはどんな地域か。ツイッターの投稿を深掘りし、なぜ投稿されているのに人が少ないのか。県外にプロモーションしたら、人が来るのでは、という分析をしています。

か:
そんなことができるなんて、良い時代ですね。

し:
良い時代です。

か:
地元のことは地元の人が知っている。
で、どこを推したいか、で大論争になり、みんなちょっとずつやって伝わらない、ということがよくあるのが、このデータを使えば、整理できますよね。
ツイッター投稿が普通多いのは有名な観光地だけれど、人があまりいないのにツイッター投稿をしている、というのは、面白いですね。
それをちゃんと知らせると、新しいことが発掘できるのでしょうね。

し:
2019年と今のデータを掛け合わせて、コロナ前後で滞在が増えたところの分析もしています。

か:
肌感覚では最近、三浦の東海岸が増えている感じがしています。
新しいカフェが行列になっていて、今は1時間待ちになっています。

し:
今、美術館に行く人は減っているけれど、奥多摩とか、グランピング用の地域とか、3密を割ける行動を人がしている、というのがデータで分かります。

か:
かなり性能の良いパソコンを持っていれば、こういうことがどこででもできる。

し:
そうなんです。
今、ダッシュボードの受け渡し、データの受け渡しという感じの仕事なので、受け渡すのは「もの」ではない。
伝えるのも画面共有なので、行かなくて良い。
テレワークがしやすい。

か:
新しく人が来て、にぎわう。
それを下村さんが三浦でやっている。
素晴らしいですね。

し:
うちの会社のウェブツールを使い、地図上にマッピングできるのをやってみました。
2019年7月22日、GoToキャンペーンの日の1年前と比較して分析すると、今年は投稿数が減っています。
つぶやかれている場所を調べると、やはり三浦海岸。
あとは油壺周辺で、マリンパークとか温泉とかなのかな。
あと、ここ。

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か:
渋滞を示しているのかな?

し:
「フジスーパーなう」かも。
あと、三崎口ですかね。あと、カインズっぽいですね。
今僕たちのいる、三崎、城ケ崎。
三崎は飲食が多いので、うらりとかかな。
今年を比べると、三浦海岸が減っている感じがします。ただ、投稿場所の傾向は変わらないのかな。
あとは、立ち入り禁止になった、とかなのかな。

か:
今はビーチエンドカフェ、が増えていると思う。

し:
インスタ映えするところ。
あとは、剱崎が増えている。

か:
これで今、膨大に費やされている議論が減ると良いですね。
ちなみにこれ、まだ自己紹介が続いていますね。

し:
はい、まいていきます。
6月1日から11月30日までのデータを見てみましょう。

か:
そこまで自分のパソコンはスペックが高くなくても良いんですね。
下村さんのパソコン、MacBookですものね。
あ、ビーチエンドカフェ、出ていますね。

し:
剱崎、江奈湾。釣りがしたい人が増えている。
あと、灯台ですね。
この人がどういうふうに移動しているか、投稿ベースで見える。

話をまきますが、こんな仕事をやっています。
では、1日の過ごし方。
テレワークになって一番大きかったのは、通勤時間がなくなったので、その時間が浮いた。
出勤する時は、朝がめちゃくちゃ早くなる。5時半起きです。
残業すると、終バスを気にするのが嫌なので、早めに仕事をして、その日のうちにミーティングをたくさん入れます。
高田馬場の頃は9時50分くらいに目が覚めて、ベッドから降りてパソコンを開いて、仕事していました。
21時半までパフォーマンスが良くないまま仕事をして、2時半に寝る生活でしたが、それと比べると朝はめちゃくちゃ早くなりました。
三崎に来てから、散歩をして、運動してからあるべに行きます。なぜ半袖半ズボンなの、と突っ込まれますが、自然が綺麗で、城ケ島大橋を歩くと景色が綺麗で、富士山が見えることもあります。

か:
三浦に憧れるところはあるけれど、生活を変えるためのパワーってありますよね。
下村さんが今、幸せなのは分かるけれど、なぜできたのか。
コロナが来て、夏には移り住んでいましたよね。
ずいぶん早いですよね。

し:
元々のきっかけ、理由もあったのですが、自分自身、よく三崎に来ていて、年を取ったらここに来たいな、というのはありました。
住む実感は最初はあまりなかったのですが、最初にお示しした折れ線グラフで2019年くらいの頃、保険会社から転職し、合わずに転職し、そこで下がり、友達と「みさきまぐろきっぷ」を買って、三浦に行ってみたら、「ここで暮らしても良いのかな」と。時間がゆっくり過ぎる場所でした。
それが一つのきっかけ。
あと、東京で暮らす中で、人と比べるのが多いのかな、大学時代の同級生がどこのマンションに暮らしているとか、疲れている自分がいて、そういう人と比べなくても、自分が住みたいところに暮らして、ライフスタイルを持てば、そういう気持ちにならなくて済むのかな、と。

か:
僕が三浦で楽しいな、と思うのは、いろんな商売をしている人がいる。
この人はこれが得意、とかいろんな人がいる。
東京ではホワイトワークの人との接点が多いけれど、三浦では人と人とで接することができる。

し:
僕自身、三崎の中では変わった仕事をしているので、アンケートを分析して、とか言われたり、レポートを書いてと言われたり。
東京でよりも、社会のためになっている実感が持てるのも、幸福度が高いと思います。

か:
東京の住居を店じまいしないといけない。
暮らし方ですが、どんな家に住んでいるんですか。

し:
高田馬場ではワンルーム、20平米で家賃6、7万円のところで、狭いしちょっと古い感じでした。
今が、3LDK、一戸建て、77平米。
もてあまし感はあるけれど、家賃は4万円。
僕、家具とかあまり持たない人で、引っ越し代は25万円くらいでした。

か:
どういうふうに暮らしたい、というのは考えていたけれど、ものに執着しない。

し:
ものも持たないし、服もそんなに。
家はもてあましそうに見えて、友達が来ることもあり、2階は全く使っていないので、友達に使ってもらって。
気が楽です。
土日はゆっくり過ごします。

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出勤日のロケーション履歴を見たら、135キロ、電車に乗っていましたが、テレワークではジョギングもできて、週1回くらいならばこの移動距離でもなんとか耐えられるかな、という感じ。
こんな感じで過ごしています。

加形さんから東京での家の広さの質問がありましたが、今は安くて広くて良いこと尽くしかと言えば、そういうこともなく、ものもないし、不便なこともある。
例えば虫。
東京で見るのは、Gくらいだが、蜘蛛がでかい。手のひらサイズ。
雨が降ると、ナメクジがどこからか入ってくる。
11月下旬でも蚊に刺される。虫が大変。
交通の便は、東京は山手線、メトロがあり、1本乗り遅れても気にならないが、三浦だと三崎口駅とバスとの連結が悪いと待たないといけない。
僕は、車は持たないですね。
カーシェアとかあればな、と切に思っていますね。

あと、湿気にはビックリしています。
服にカビが生える。
長雨で、基本、部屋の中がじとーっとして、除湿器もすぐ水が溜まり、白いものが生えます。
僕も引っ越してきて、スーツのスラックスにカビが生えて、捨てちゃいました。

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か:
慣れると、カビの生えない生活の仕方、身につきますよね。

し:
テレビに出た話がありましたが、僕も急にテレビ局から連絡が来て、取材は4時間した中で3分出て、気がついたのは、「移住したらすごい良い。コロナで東京脱出」という感じで出されていて。

か:
東京が嫌い、ということではないんですよね。

し:
三浦が好きで、ということが大事。
家賃も安くて、密じゃないから三浦に住む、というのは、それはそれで良いと思うけれど、それだけではない、というのが僕の思っているところ。

か:
お試しで住めるところがあるのは、何のリスクもなく住める。
やってみるのにリスクがないのは良い時代だな、と思う。
25万円、引っ越し代としては大きくないが、それなりのお金。
でも、数万円でできる時代になってきている。

し:
お試し移住、というのは良いですね。

か:
比較で気になるのは、僕は家族がいるけれど、お友達の関係、交友関係では何か違いがありましたか?

し:
交友関係は、今までの関係は変わらず、逆に広がった。

か:
東京での、「今日、飲みに行く?」というのが難しいような。

し:
Zoom飲み会とか、三崎でBBQしようか、案内してよ、という感じで、夏場は毎週のように友達が来る感じでした。
ベンチャー企業でテレワークしている友達は、ワーケーションしていたり、僕の家の2階でワーケーションしていたり。
ご近所付き合いも増えました。
おじいちゃんおばあちゃん、一人暮らしの方も多いので、話しかけないとな、と。
そうすると、林檎やみかんをもらったり。

か:
暮らし始めた頃は予測していた?

し:
自分は想定していて、おばあちゃん子だったので、そこは大丈夫かな、と思っていたのですが、予想以上だったな、と思いました。
町内会活動、草刈りとかあるが、そこそこ動ける男手、ということで使ってもらえますね。
わりと自分は普段の仕事で、やったことを喜んでもらえることが少ない。
そこが実感できるのは、自分としてはうれしいな、と思うし、自分の好きなところの役に立てるのは良いと思います。

か:
そういう人の方が馴染みやすいのかな。
全くコミュニケーションが好きではない人は難しいのかな。

し:
地域としてみると、助け合う部分は必要かな。

か:
挨拶はしよう。

し:
あとは、ゴミ出しのルールは守ろう、ということ。
地方に住むならば、人とのつながりを大事にしたいですね。

質問者:
三浦に来て数カ月で馴染んでいる感じがします。移住は直感で決めたんですか?

し:
いわの不動産に紹介してもらって、そこの不動産屋さんだったり、近くの管理会社だったり、近所のおばあちゃんに顔つなぎしてもらったのが大きかったですね。
岩野さんと話をして、一人暮らしの方、近所におじいちゃんおばあちゃんが多いから、見てあげるのも、地域に住む若い人の役目なんだよ、と言われて、意識して動こう、と思っています。
で、移住は直感です。どんな人が住んでいるか、は分からなかったので。

か:
僕は、菊地さんのように発信している人がいたので、不動産屋さんと両面で。そういう人と、直感派といるんですね。
交友関係では、新しい友人も増えたし、この後は。
深い交友関係とか、結婚の予定とか、一人暮らしではなくなるとか。

し:
年齢も年齢なので、彼女が欲しいな、とは思っています。
今は文明の利器もあるので、スマホ的なものも使っているのですが、どこに住んでいるんですか、三浦です、と言うと、「まぐろきっぷの場所ですね」と言われるか、返事が来ない。
「三崎です」というと、横須賀の人はかするけれど、東京の人はかすらない。
60キロ以上ですからね。

か:
でも、うまくいった時の爆発力は高そう。

し:
もう、アベレージタイプはダメです。

か:
良い人がいたら、一緒に住むかも。

し:
ただ、結婚したら、相手がどこに住みたいか、というのを考えちゃいますね。

か:
自分のライフスタイルを常に見直さないとな、というのはあるんですね。
新しい友達もできたし、前の友達も来てくれるし、濃い人間関係ができているんですね。
仕事のクオリティーは。

し:
わりと良かったのは、朝型になったので、メリハリがついて、生産性が上がった感じがします。

か:
同僚は。

し:
元々のエンジニアの方は、コロナで栃木の益子に引っ越しました。
バリバリ働いていますね。

か:
良かったですね。
コロナが収まったあと、会社はどうなるんですか?テレワークとか。

し:
うちの会社は永久で。

か:
もう戻らないよね、という会社は多いですよね。
僕の三浦ライフは、今日は金曜日ですが、仕事をしながら来ました。
テレビ会議しながら、電車で来ました。
平日は、子どもが東京の学校に通っているので、平日は東京にいることが多いです。
東京は夏、コンクリートに反射した摂氏50度の公園しかない。
こちらに来て、商店街に行くと、控えめだった上の子が、知らない大人とでも挨拶できるようになっていて、そういう子になってくれたのが良かったな、と思います。
大きくなったらまた悩みを抱えると思うけれど、この選択をしていなかったら我が家はどうなっていたのかな、と思います。

質問者:
将来設計は。

し:
近々は結婚したいが、50、60、70となって、と考えると、今はデータ分析の会社だけれども、別の仕事でも、三浦のためになることができればな、と思います。

質問:
位置情報×○○という話では、結局「○○」の方次第だと思うのですが、どのように見いだすんですか。

し:
最近やっていたのは、位置情報とコロナの感染者数について。
こういうところに人が集まると増える、という相関関係を導き出すと、人が増えると感染者が増えるのか、GoToキャンペーンがどうか、も導き出せますよね。
データ分析は実は直感力も必要。
これとこれを掛け合わせたら面白そうじゃないか、という観点で僕は選んでいます。

質問者:
さっきのデータの話になるのですが、三崎はコロナで変わっているはず。
観光客も人の動きも。
今も渋滞はすごいが、お金が落ちていない感じが。

し:
携帯電話のデータを使ったら、露骨に来ている人、減っているね、とか、来ている人、これまでは東京、千葉からだったけれど、今は県内とか。

質問者:
渋滞のわりには、という感じで手応えがない。
ここ2週間はすごく来ていたのに。

し:
そういうのを見ていくと、どこが問題なのか、何をPRすべきなのか、見えてくると思いますね。

か:
ありがとうございました。
今日はテーマが二つでしたよね。
位置情報、そしてそういう方がテレワークでどういう暮らしをしているか。

とりあえずこちらのイベント、知り合い伝手でやってみましたが、接点なくいらしていただいた方もいて、うれしかったです。
今後も楽しいお話ができればな、新しいつながりができればな、と何か発展があればなと思っています。
3回目、4回目もやっていければな、と思っているので、次回以降もよろしくお願いいたします。

おわりに

下村さんの行動力がすごいな、と思いました。
自分は今回のコロナ禍で色々と人生設計を見直しているところもあり、なかなか瞬発力で何かを決められずにいるところがあります。
でも、その際の原動力になるのは、その地域が好きかどうか、というところもあるのでしょうね。
「50、60、70となって、と考えると、今はデータ分析の会社だけれども、別の仕事でも、三浦のためになることができればな、と思います」という発言に、三浦への愛情の深さを感じました。

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