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リアルとバーチャルのソーシャルグラフの融合についての一考察

下記のnoteに書いたような、私が現在、VRChat内で作ろうとしているコミュニティーは、リアルでは会ったことのない、VRChat内で知り合った人たちとだけのソーシャルグラフとしてやっています。

もちろん、高校時代に知り合った人と、社会人になってからの友人とを繋げた、というようなこともままあるので、そのうちVRChat内でのソーシャルグラフとリアルのソーシャルグラフとが重なることは十分あり得るし、そういうのもちょっと狙っているところがあります。

では逆に、リアルの友人、知人たちがVRChat内に入ってきたらどうなるのか。
VR会議ができれば有効性があるけれど、Oculus Questユーザーとしてはパワポや動画の画面共有ができないので(この点、自分がパソコンで作ったデータを、ゲーミングPCでVRChatをやっている人に託して、その人に表示してもらえば、プレゼンはできるようです)、現状ではゲーミングPCを買わない限り、会議の場としては難しいかもしれません(自分一人がQuestに加えてゲーミングPCを買ったとしても、同じことを友人、知人たちに求められるわけではないので)。
静かなワールドで少人数で、画面共有の要らない、密なおしゃべりなんかをするには良いかもしれないですが。

その点、まだclusterの方が会議に使える感じがあるし、聞き手はスマホからでも参加できるのが便利。
YouTubeに配信できるので、様々な可能性も広がります。
ただ、clusterだと、友達機能はあるけれど、そこからどんどん新たな友人が増えていくようなソーシャルグラフ機能は弱いところがあるように感じています(あと、VRChatにはある、近づいて話すという「密」な存在感もイマイチない印象)。

ソーシャルグラフと仮想現実の関係で言うならば、今年中とも言われるfacebookのHorizonのオープンは、破壊力がすさまじいことになるかもしれません。
facebookならば、VR会議ができるよう、パワポや動画の画面共有機能を入れてきそうだし。

音楽イベントは、権利関係的なところが課題ですが、ボカロ曲のように自作曲を流してYouTubeチャンネルなどに誘導することは可能でしょう。
でもそもそも、JASRAC登録曲をVRChat内だけで流していたとして、JASRACはやってくるのでしょうか(知ったらやってきそうですが)。

こちらの「『東京クロノス』総合プロデューサーとカタリアウ in VRChat」という昨年末のYouTube番組はとても面白かったのですが、再生回数は現時点で600回も行っていない、という現実があります。

まだまだVRはイノベーター、アーリーアダプターのものなのでしょう。
それを踏まえつつ、ゲーミングPCを買って、自分のやれる幅を広げた方が良いのでしょうか(VRChatでもclusterでも、やれることは確実に広がります)。
それなりの額が掛かるから、慎重に検討しているところがあるのですが、決断の時が近づいているのかもしれません。

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