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頭の中で曲がリピートされるのは何故なのか?



どういうわけだか、メロディや歌詞が頭に残る曲がありますよね。

自分の意思に反して、延々と脳内でリピートし続けるのですから、贔屓にしているアーティスト、あるいは好みのフレーズならまだしも、まったく好みではない曲だと悲劇です。


ところで、kojuroさんが以下の記事で動画を紹介してらっしゃいました。

何気なく視聴してしまったところ、あっさり脳内をジャックされ、エンドレスで付き合わされる羽目に。

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完全に毒されてますね。「ほんっ、のうっ、じの、へんっ!!! 」ではありませんよ。巻き込まんでください・・・。


それでは、なぜ脳内でリピートするのか?

脳内で起こる現象ですから、正確なメカニズムを解明することは難しいでしょう。

例えば、テンポが速い曲と遅い曲を比較すると、前者の方が脳内リピートされやすい事が分かっています。

とはいえ、それが何故なのかと言えば判然とせず、推測の域を出ないのです。

その一方で、テンポと同様、脳内リピートさせやすい曲の条件として、単調なリズムの方が有利という事も明らかになっています。

こちらに関しては、脳の特性と合致しますので納得の結果です。

勝手に脳内で繰り返されるにしても、憶えなくては実現できません。

短期記憶という言葉を、聞いたことがあるでしょうか?一時的に記憶に残り、数分後には忘れてしまう情報のことです。

スマホが普及により機会は激減していますが、広告や雑誌で電話番号を確認しつつ、実際に架けます。電話が終わった頃に、番号を覚えている人は殆どいませんよね。

ところが、その短期記憶は何度も繰り返すと、長期記憶へと移行され定着します。

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以上を踏まえて考えれば、①速いテンポであること、②簡単に反芻できることが可能な単調なリズムと歌詞であることの両方が揃えば、脳内で何度もリピートされ定着させやすいという事です。

必ずしも「脳内リピートされる曲=名曲」ではありませんが、CM等なら間違いなく重宝される理論ですよね。

逆に言えば、テンポが速く単調なリズムで訴えかけてくるものは要注意です。さしたる理由もなく、ついうっかり当該商品を選んでしまう可能性があります。くれぐれもご注意ください。


それでは最後に、kojuroさんに敬意を表して以下の動画をご紹介します。小島よしおファンでなくとも、ご存知の方には楽しんで戴けるかと。


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