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「J-REXXX」イカれてるけどイカしてるアーティスト

reggaeアーティストであり今ジャンルや世代までも超え、そして2019年には数々のバンドを育ててきたROCKフェス京都大作戦にまで出場。reggae層はもちろんHIP HOP、ROCKキッズまでも注目しているJ-REXXXさんを今回は紹介したい!

岡山県津山市出身であり、HIP HOPで活躍している紅桜さんとは中学生ぐらいからの付き合いだと言う。その2人がのちのThe タイマンチーズになるのだがその話はまたいつかしようと思う。
音楽のルーツはパンクロックだそうでお姉さんの影響で小学5.6年の頃からずっとパンクを聴いてたそう。そして中学生の頃にRANCIDの「Life Won't Wait」に参加していたブジュ・バントンを知ってレゲエにハマり16歳の時にレゲエdeejayとしてのキャリアをスタート。
deejayとはクラブでレコードをキュッキュッしている人ではなくレゲエでは歌い手の事をdeejayと言います。最近はフリースタイルダンジョンなどでバトル形式のライブが盛り上がりを見せている中、レゲエにもdeejay clashと言うバトル形式のライブがあるんですが、そこでもJ-REXXXは数々の試合を勝ち抜き耳の肥えたレゲエリスナーを圧巻させていった。
そして2012年に1stアルバム「改造人間J」をリリース、そして2014年2ndアルバム「 M.U.S.I.C」をリリース。
このアルバムが僕とj-rexxxさんとの出会いだったと思う。2曲目のMESSAGEなんて「俺はバカ野郎だ〜どうしようもないクズ野郎だ〜それでも言いたい事があるから歌うのさ〜」から始まる。こんな振り切った全力のイカレタ歌詞に惹き込まれない訳が無かった。そしてゆっくりと流れるレゲエの音で何を伝えるのかと思えば「地球の上で愛を歌おうぜ、今日ぐらい全て忘れて」だ。最高過ぎないか!?その当時は僕自身レゲエしか聴いていなかったから分からなかったが今思えば歌詞やライブパフォーマンスに昔からパンクの魂みたいなものもが染み込んでいる気がする。
そしてアルバム名にもなっているM.U.S.I.Cで完全に心を鷲掴みにされた。それがこの曲

馬鹿げてる。音楽にそんな力は無いと思う人もいるかもしれない。でも彼は本気で願っているからこそリスナーの心に響くものがあるのかもしれない。
ちなみに余談だが銃撃が起きるほど対立していた2大政党を音楽で和解させた人物が存在している事を知っているだろうか?それがあのレゲエの神様ボブマーリーだ。ジャマイカの首都キングストンで行われたコンサートに来ていた2人の党首をボブマーリーがステージに招き和解の握手をさせた伝説のライブがある。
音楽の可能性はどこまでも大きく皆が思っているよりも本当に世界を変える力を持っているのかもしれない。
   
   と余談はここまでで時を戻そう。

そんな彼は次々名曲を生み出し3rdアルバム「HUMAN」をリリース。
3曲目のMINORITYはどこかブルーハーツを思い出させるかのような歌詞にJ-REXXXらしい歌い方で彼にしか作れないオリジナリティを感じた。
5曲目SOUND REVOLUTIONでは敬愛するNANJAMANともコラボを果たす。
そして14曲目!この曲で彼を知ったハマった人は多いのでは無いだろうか。
それがこの曲 最近の若いやつはだ。

中毒性のあるriddimに、おもわず口ずさみたくなるようなサビのインパクトある歌詞。
「最近の若い奴はと言ってた人も言われていた」
めんどくせえ!最近の若いやつはってそんな奴ばかりちゃうし一括りにするな!と当時高校生ながらに思っていた気持ちを代弁してくれているようで、そんな事を言ってくれる大人もいるんだ!と嬉しかったのを今でも覚えている。

J-REXXXはそれからと言うもの勢いは止まらず京都大作戦にまで出場し、完全にアウェイの空間で自分の世界に引き込み会場を盛り上げたとゆう。そしてWANIMAとの対バンまでも果たし、彼にはジャンルの壁など存在しないのだろう。
勢いはそれだけにとどまらず、
フリースタイルダンジョンでのライブもJ-REXXXはバトルヘッズ達をぶち上げジャンルや枠に縛られる事なく爆発させた。
フリースタイルダンジョンと言えばR指定が有名だが、そんな彼とも曲を出しているのだが、これまた面白い曲になっている。

お互いのHIP HOPとレゲエのそれなんですか?と質問したくなるような事をお互いが聞き合うとゆう曲になっている。二つのジャンルをよく聴く人であれば知っている事かも知れないがまったく知らない人は聴いててそのジャンルを知るキッカケにもなるかもしれない。

そして2019年4thアルバム「MONSTER」をリリース。
このアルバムはジャンルレスに活動してきたか彼の進化とも言えるアルバムになっている。
1番びっくりした曲であり1番このアルバムの中で好きな曲が世界が終わる前にだ。まさかライブキッズがスカダンしそうなスカチューンを持ってくるとは思わなかった。


そしてこれまた衝撃の4曲目ガイジンジャネーヨ。そうだったんですか!?ハーフでもないんですか!?とファンとして追いかけてきたのに知らなかった事は内緒にしておこう。

9曲目ライター。こんな些細な日常のあるあるですらこの人は良い曲にしてしまうのか!と去年はリピートで聴きまくっていた。

そして16曲目のYOU GONNA BE MY FRIENDだ!
レゲエのファン層はレゲエを感じにくい曲を否定する人が多い中(そもそもレゲエをどこで感じるかは人それぞれだが)レゲエとか関係なくこの曲好き!とYouTubeのコメント欄にめちゃくちゃ書かれてありJ-REXXXのジャンルに囚われないライブのスタイルや音楽性が皆に伝わったのではないだろうか。


独断と偏見で紹介してきたが、まだまだ紹介しきれなかった曲にもめちゃくちゃ良い曲ばかりだ。もう疲れてきたので書かないが(書けよ!)この記事を通して少しでも気になった人はYouTubeやiTunesそれぞれの配信サービスやCDなんかで聴いてみてはいかがだろうか。
ちなみに、来たる11月11日ポッキーの日に5thアルバムがリリースされる!!!
次のアルバムはコテコテにレゲエ色を濃くすると去年あたりにTwitterで言っていたので今回も要チェックだ!!!
これからもJ-REXXXさんに目が離せない!!!

最後に次のアルバムに入っているこの曲を
       「超早口バカ」

読んでくださりありがとうございました。またこの文章の上でお会いしましょう。

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