FP3級はとっといたほうがいいよってお話

はじめに

この度FP3級試験に自己採点ですが合格しました。その際にFP3級を受ける意義や勉強法なんかについて思うところがあったので、まとめていきたいと思っています。

受ける意義

ある日神の啓示を受けたかのように、「はっ、FP3級受けよう」なんてことには当然ならないわけで、資格試験を受けようなんて思うには明確な理由が必要になるわけです。医師国家試験や行政書士なんかの資格には取らないと仕事ができないというこれ以上ない明確な目的があるわけですが、一体全体FP3級にそんなものがあるのでしょうか。

これからFPになりたいんだいという方はもちろん受ける理由しかないでしょうが、「FPになんかさらさらなる気はないわ」そんな一般人に受ける理由なんかほとんどないように感じられるわけです。

しかし私はFP3級くらいはとっとけと主張したいわけです。というのも我々は金融知識を勉強する機会が少ない。中学、高校、行く人は大学、大学院と教育を受けながら、20歳近辺まで年を重ねるわけですが、専門的に金融知識を学んだ人以外が金融知識に関する教育を受ける機会があったでしょうか?あっても「国民年金というものがあるよ」とか「消費税は間接税で法人税は直接税だよ」というようなものでしょう。(事実私が覚えていた金融知識はこんなもん)その程度の知識でも問題なく生きていけるでしょうが、どこかで受けられるはずだった補助金であったり、制度であったりを見逃して損をするまでは言わずとも、得られるはずだった得を見逃すことはあるかもしれません。

例えば、配偶者控除。こちらは合計所得金額が38万円以下の配偶者を持つ場合、38万円の控除を受けられます。知っていれば38万円までは稼いでいいなという判断持つことができますが、それ以上理由もなく稼いでしまって税金がかかったりしてしまうこともあります。また配偶者控除は納税者本人が合計所得金額が1000万円を超えていれば受けられません。したがって納税者が1000万円を稼いでいて、配偶者が配偶者控除のために働かないなんて言う判断を知らなければ下してしまう可能性もあるわけです。

いや、当たり前じゃんけ。と思う人が多いと嬉しいのですが、若輩者の私は知りませんでした。自分を賢いとも、物知りだとも思わないのですが、平均位はあると思っています。おごりかもしれませんが、私が知らなかったことは半分くらいの人は知らないのではないかと思っています。半分は盛ったとしても三分の一くらいは知らないのではないかと思います。

知は力なりです。知っていれば得られた得を知らなければ受けることができません。我々は知る努力をしなければならないのです。そのためにFP3級というのは難易度的にも、得られる知識的にもちょうどいいと私は思います。

これから金融的な面で、うまく生きることができる可能性を広げられる。これがFP3級を受ける意義だと思います。

勉強法

これに関しては学生時代の記憶を思い出して、自分に合った勉強法をしてくださいとしか言えないところはあります。しかしながらそれでは味気ないので私がやった私なりによかった勉強を共有するので、自己責任でお試しください。

外観をつかむ

これから何を勉強するのか、いま私は何を勉強するのか。これらをはっきり認識して勉強すると楽になります。最初の段階は知識が入っていないので、書籍を読むと知らない単語が多く、詰まることが多いのでYoutubeなどの動画形式で学ぶのが良いと思います。いい時代になりましたね。誰かが絶対に解説動画的なのを出してくれているので、あやかりましょう。そこで今やろうとしているのは何なのかや、専門用語などの意味を身につけるといいと思います。

問題を解きまくる

議論が分かれるところだとは思うのですが、暗記色の強い分野や勉強においては私は問題を解きまくることが近道だと思っています。問題を解き、わからない問題を逐一調べる。きちんと納得してから次の問題へ進む。これを三日位同じ問題を解きます。そうするとその問題たちは勘で解けるような領域になるので、違う問題たちを用意してそれをまた何回も解きます。そういったループを繰り返すと、知識がついてきます。

私はこんな方法で勉強しました。繰り返しますが、これは私に即した方法ですので、どうかご自分に合った勉強法をしていただけると幸いです。

おわりに

学生時代の勉強は面倒でやりたくないことだったことがあるかもしれませんが、自分からやる勉強や実際に自分が経験したことに関連する勉強は面白いと私は思っています。ぜひ受けてみてください。

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