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旅嫌い 2023 春 台湾 反省の旅路 その4 我々は死にたくはなかった。
⭐︎反省の旅路編 最終話⭐︎
ホテルに戻った二人は 我々はどこで間違えたのが、
他に選択肢がなかったのか、どこが詰めが甘かったのか。
先ほどの出来事を振り返り 感想戦を繰り広げました。
・最初の時点で雨が降ってれば確実に今回のことは起きなかった。
・雨が降ってない場合はそのほかの選択肢はなかった。
・バスとの比較では自転車が楽しく感じた。
・その後の移動も、電車移動よりも自転車移動の方がワクワクした。
・台北周辺で白自転車しか見かけなかったとはいえ
元に戻るのは体力的に無理だった。
・そもそも我々二人じゃなければ無理はしてなかった。
どこかでやめようといえてたかもしれない。
・二人ともノリで動くし我慢強いからだ。そう今回はそれが仇になった。
でも結局、
文字通り 危ない橋を渡るしか選択肢はなかったのです。
夜
OKAに本日の出来事を話したら、
初菜ちゃんの周りにはギャンブラーの人が周りにおおから、
そういうことをするの??と
問われ、
昔からやるといえばやるし、でも確かに周りにぶっ飛んだ人が
多いから感化されているかもしれぬ。
と伝えた。
桂氏は夜 バイクに轢かれる夢を見たとのこと。わかる。
それほど強いインパクトがある出来事だった。
寝る間際、あの道の入り口の場所にもう一度行きたいと強く思う。
理由は あの時は余裕がなくて撮れなかった道の写真を取るのと、落ち着いてあの場所を確認したかった。
【その3の標識と道の写真は実は翌日撮ったもの。】
一人でも行く予定だったのですが、桂氏も同行したいと言ってくれたので、
GO。
今回は白い自転車を借りて。
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前日、14km走ったので、おまたが割れそうに痛い。体もバキバキ。
白ステーションならばそこら中にある。昨日は憎き白自転車も今日はどこで返してもいいので頼もしく感じる。
現地に到着。ほんとによくここ入ってたねぇ。よくやったよと、讃えあう、二人写真をぱちぱちと。
ちなみに桂氏は入り口のお経には気づいてなかった様子。
こんなのあったの気づいてたら登ってなかったよと。
そしてわたしは今回の法螺貝スポットはここだなと決めて、
法螺貝を掲げようとし、
目線を入り口から斜め後ろに映してみると、、
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えっ階段がある、、嘘でしょ。
昨日はあった??
あるに決まってる。
自分たちが見えてないだけだった。
怖い。
バイクがじゃない。
自分たちの馬鹿さ加減が。。怖い。
恥ずかしい。
何を大冒険した気になって興奮してたんだ。
答えがわかりきっている未知を選んだつもりで大冒険だと言ってることの
恥ずかしさ、これはただの無謀な馬鹿でしかない。
台湾の方ごめんさい。台湾だから、
こういっためちゃくちゃな道はあると決めてかかってた。
ほんとに恥ずかしい。
疲れてた時だったから周りが見えなくなってた。
それはしょうがない。階段をみつけられ
なかった。まぁいい。
冷静さを失ってたよね。
考えたら進んじゃダメじゃん。
理由:危ないから。
標識的には自転車とバイクは通ってもOKだし、
通っても良さそうだったので、交通違反ではなさそうだ。
道の入り口は車に斜線の看板があるし、
自転車への案内も悪いのも確か。
しかし、少し後を省みれば見えたであろう、
階段とこの入り口からは登らない選択。
そして何より、恥ずかしかったのは
普段 BBはへっ死なんて怖くないぜ、死は身近だしいつ死んでもいいんだ。って達観したこと言ってたのに、こうやってバイタルに響いてみると、
死にたくない、痛いのはやだとはっきりと思った。
御免なさい。四十もすぎて おぼこいこと言ってて。
桂氏もわたしとは違った意味で恥ずかしさを覚えたらしい。
二人で、ねぇ、もうやめようぜ。こういうの。
刺激中毒なだけじゃん。
刺激を求めてわざわざ不幸な大変な道を選ぼうとしてるよ。我々。
お嬢様がしなくてもいい危険を選んでキャッキャしてるだけに感じて、、
楽ちんな安全な道を通るってのも選ぼうよ。と。
もっと冷静に周りを見ようよ。
馬鹿な観光客でしかない。
ほんとに馬鹿だ。
この時はお互いを責めることは一つもしてない。
あくまで自分が馬鹿だって思った。
桂氏にも危ない選択をさせてすまないとさえ思う。
法螺貝にて、バイクの方々へのお詫びと
昨日の自分たちに応援と今日の自分たちに弔いを。
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腹が立つ気持ちと落ち込みをないまぜにした気持ちで
帰路に着く。
とにかく落ち着きたい。ゆっくり丁寧な食事をしようと、
少し贅沢なお店に参りました。とさ。
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反省の旅路編 1から4まで 終わり。
余波編は別で。