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【競馬原論】 レースレヴュー GⅡ フィリーズレヴュー

フィリーズレビュー(GⅡ) 


☆基礎データ
阪神競馬場 2回6日
芝1400m
3歳牝馬限定
斤量設定
55kg


勝馬の格 1勝クラス


☆過去10年データ
過去10年平均ラップ
(±1.0秒以内平均ラップ
 ±1~2秒以内 ハイペース・スローペース 
 ±2秒以上 超ハイペース・超スローペース)

 600m 34.0


単勝人気順の勝利度数
 1-4-0-0-1-4 (6番人気以下 4回)

連対馬の枠順
(度数3回   やや有利
 度数4回以上 有利
 度数1回以下 やや不利・不利)

  1枠 2枠 3枠 4枠 5枠 6枠 7枠 8枠
1着 3  0  3  0  1  1  0  2
2着 0  1  1  2  2  1  3  0
 計 3  1  4  2  3  2  3  2



2024年レース

ラップタイム 600m 33.8

1着 エトヴプレ 11番人気

枠連 3-1



レース全体のレヴュー

レースは、600m通過は33.8と過去10年と比較すると通常ペース。

逃げたエトヴプレがそのまま押し切ったレースです。

このレースは桜花賞トライアルとされていますが、本質は芝1200m、1400mの3歳牝馬スペシャリストのレース。

このレースの勝ち馬が桜花賞では苦戦していること、その後スプリントで活躍していることを考慮すれば、スプリント系統であることは歴然としています。


勝ち馬はエトヴプレ。

前走は芝1200mの中京2歳S、そこで2番人気4着ならば、ここでも十分に通用する。

スタートからハナを切り、そのまま押し切る強い内容。

人気薄の逃げ馬、というだけではなく、人気馬がすぐ後ろにいて差を詰め切れなかったことからも、強い馬であることは確か。

ただし、次走桜花賞ならば無視する、と判断している。

基本スプリンターだから、マイルは持つはずはない。

将来的にはスプリント路線を歩むだろう。


1番人気はコラソンビート。

1枠からのスタートだったが、スタートはよく、そのまま先行し、直線入り口では勝ち馬のすぐ後ろ。

しかし、しばらく横が開かず、⑥シカゴスティングにぶつけて進路を開けて前を負うが差は詰まらず。

この距離でのスプリント能力の違いだろう。

次走は桜花賞だろうが、芝1600mならば十分に上位には来ることができるのではないだろうか。

ただしこのレースを選んだことから、勝つまではいかないと思っている。


2番人気バウンシーステップは、4着。

桜花賞は抽選となるであろう。

スタートで出遅れ、2馬身程度の不利。

2ハロン目までに集団に追いつき9番手ぐらいになる。

直線でも少しごちゃ付き、若干の不利はあったが、着順には影響しない程度だった。

前2頭を追いかけ3番手になったがゴール前後ろから来た馬に刺されての4着。

2ハロン目までに追いつくことをしなければ、3着はあったかもしれない。


3番人気はシウカゴスティング。

スタートよく2番手でレースを進めるが、馬は行きたがっていた。

それが影響したか、直線では後退し12着。

1ハロン目までは先頭だったので、そのまま行かせれば、結果は違ったかもしれない。

コラソンビートにはじかれ、抜かれてからはやる気を失ったかのように失速。

コラソンにトラウマを抱えたと思われる。


注目馬

4番人気7着 カルチャーデイ

道中、直線のいずれもかなりの不利があり、まともにレースができていなかった。

まともにレースができたならばどれほど走るのか確認したい。

芝1400までのスプリンターだと思われるので、葵Sなどに出てくると勝機はありそう。



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