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【競馬原論】 レースレヴュー GⅡ 日経新春杯

日経新春杯(GⅡ)


☆基礎データ
京都競馬場 1回5日
芝2400m
ハンデキャップ
~2020年 京都開催
2021年~23年 中京開催 芝2200mに変更
2024年~ 京都開催 芝2400mに変更


勝馬の格 GⅢレベル


☆過去10年データ
過去10年平均ラップ
(±1.0秒以内平均ラップ
 ±1~2秒以内 ハイペース・スローペース 
 ±2秒以上 超ハイペース・超スローペース)

 1000m 60.8

単勝人気順の勝利度数
 3-4-1-0-0-2 (6番人気以下 2回)

連対馬の枠順
(度数3回   やや有利
 度数4回以上 有利
 度数1回以下 やや不利・不利)

  1枠 2枠 3枠 4枠 5枠 6枠 7枠 8枠
1着 3  2  0  2  1  1  1  0
2着 0  2  4  1  1  2  0  0
 計 3  4  4  3  2  3  1  0


2024年レース

ラップタイム 1000m 58.3

1着 1番人気

枠連 5-8



レース全体の見返し

ペースは、1000m通過58.3と過去10年と比較しても超ハイペース。

1000m地点まで4頭が集団となって引っ張る形で、例年より早いペースになった。

3角から4角にかけて、すぐ後ろにいた集団が前にでようとしてきたため、ハイペースで飛ばしていた馬はここで脱落。

4角で前に出た馬たちが直線で伸びない中、中団でレースを進めていた勝馬が差し切って勝利。

明け4歳の人気馬はクラシックの上位馬たちだったが、OP特別に勝っただけの5歳のブローザホーンに負けていることから、今年の4歳馬はレベル的に落ちるようだ。

ペースもあったかもしれないが、このメンバーならば上位独占をしてほしかった。

その中でも不利な8枠からレースをし、先行して2着に残った⑬はこのメンバーでは一番強いと言えるだろう。


勝馬

⑧ブローザホーン          1番人気 1着


消しデータでも残ってはいたが、京都大賞典は2番人気で競争中止、その前はOP特別勝利、その前が函館記念3着と、このレース前まではそれほど素晴らしいとは言えない実績のため、推奨からは漏れてしまった。

レース自体も、ハイペースを中団で追いかけるレースで、直線だけで差し切る形。

スタート直後に少し寄れて、⑦の位置取りの邪魔をする。

その後ハイペースとみて位置取りは中団につける。

4角手前で進出し、直線入り口では4番手、そこから直線でばてていた前3頭を交わす。

ペースがもう少し遅かったら、⑬に負けていたと思われる。


推奨

④リビアングラス             6番人気 8着

ハイペースを逃げ先行集団の2番手でレースを進める。

4角手前では早々に脱落するが、それでも8着ということは、それ以下の着順の馬はレベルが低すぎるということだろう。

逃げてスタミナを活かして我慢するという戦法を取れば、そこそこの活躍は見込めるだろう。


⑦ハーツコンチェルト           2番人気 4着

勝馬⑧の少し前に位置取りをして、ハイペースの中4角で仕掛けるが、中団前目の位置での追走では、直線での脚はない。

明け4歳牡馬の中でもトップに近い位置にいる馬だが、このままではGⅡを勝つことができるかどうかの馬になってしまう。


⑭サトノグランツ              3番人気 3着

前を行く先行4頭の後ろで少し早いペースで追走。

4角で仕掛けて先頭にでるが、少し早すぎたため最後の脚がなくなり、3着での入着となった。

GⅡでは勝利できるものの、GⅠでは気後れしているのか、戦いに入っていけない。

GⅠでも今走のように中団でレースを進めることができれば、条件や相手状況によっては、GⅠを勝つことができる器だと思っているが、このままではGⅡ大将だろう。



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