【歩き理論】6/5、6/6新馬戦見解【アルキロ】
こんにちは、こんばんは、ミスター長嶋です。
先日身内のPOGに参加するにあたって
新理論として「歩き理論」略して「アルキロ」なるものを導入しました。
端的にどういう理論か説明すると、募集動画時点での歩きを確認してその馬が走る馬かどうかを見極めてみよう、という理論というよりか目利きみたいなことです。
そして今年は自分的に主要クラブ(サンデーR、キャロットC、シルクHC、社台TC)の馬の歩きを全て確認したので、せっかくだし結果を今後のためにも記録に残してみようと思ったのがきっかけです。
また他のクラブの馬はそんなに見れていないのですが、余裕があれば確認してここに書いておこうと思っています。
あくまで素人の見解なので、参考までに
というか参考になんてしなくて良いです←
まあ個人の見解をつらつら書いてるくらいで見てください。
ちなみにアルキロの評価は4段階で
◎:最高、文句の付け所なし。(重賞~クラシック級)
〇:水準レベル、普通に良い。(OP~重賞級)
△:悪くはないが気になるポイントあり。(未勝利~1勝級)
×:個人的には好きではない馬かな・・(未勝利級)
ざっくりこんな感じです。
また一つ一つが割と長めなので、印だけのまとめも作っています。
なのでとりあえず印はどうなの!!って思った人はそっちだけ見て貰えれば大丈夫ですw
それでは始めます。
6/5(土)中京5R 芝1600m
・クロニクルノヴァ(牡)
血統:父キズナ 母父ウォーエンブレム
馬主:DMMドリームクラブ
アルキロ評価:△(未勝利~1勝級)
キズナ×母系にゴリゴリの米国血統という構成。
母母にはクロノロジストなので結構な良血。
歩き全体の推進力はあるが、やや前後共に可動域が狭いのが気になる。
バネよりも硬さが目立つ歩様に個人的には感じる。
芝というよりはダートで良さが出そうな歩きをするタイプで砂替わりで狙うのが良さそう。
気性は新馬戦向きな感じで、とても前向きなタイプ。
・ジャズブルース(牡)
血統:父オウケンブルースリ 母父サンデーサイレンス
馬主:シルクレーシング
アルキロ評価:×(未勝利級)
数少ないオウケンブルースリの産駒。
前の出は柔らかさがあり、可動域もある、ただ後ろ脚の出は硬く、可動域も狭い印象。
歩き全体の推進力も欠き、もう一つ良くは見えない。
・セリノーフォス(牝)
血統:父ダイワメジャー 母父Motivator
馬主:社台レースホース
アルキロ評価:×(未勝利級)
父は新馬戦得意のダイワメジャー
兄弟にはヴァンドギャルド。
馬体が小さめ?だからか歩き全体にこじんまりとした印象が強い。
後ろの可動域は悪くないが、前の可動域は狭い感じがする。
歩き全体からパワー不足な感じもするので、やや厳しいか。
・ラクスバラディー(牝)
血統:父ドゥラメンテ 母父Halling
馬主:キャロットファーム
アルキロ評価:◎(重賞~クラシック級)
今年のドゥラメンテ産駒の牝馬でベルアリュールⅡと双璧を成す一頭。
母は気性に一癖ある名繁殖リッチダンサー。
牝馬は牡馬に比べてよく走っていることから期待値は高い。
前後の歩きの可動域、柔らかさ、バネ全て合格点。
歩様全体の雰囲気も良く、走る馬の雰囲気を感じる。
走るかどうかは一族特有の気性だけ。募集動画の段階では
特に問題無いように見えるだけに実戦でどうか。
何事も無ければ新馬勝ち、上も狙える馬だと思う。
6/5(土)東京5R 芝1600m
・コマンドライン(牡)
血統:父ディープインパクト 母父Tiz Wonderful
馬主:サンデーレーシング
アルキロ評価:◎(重賞~クラシック級)
言わずと知れた今年のノーザンFのエース格。
ディープ×米国速力型という黄金配合。
個人的にもPOGでドラ1なので頑張って欲しい所。
馬体の大きさの割に歩き全体の印象としては素軽さを感じる。
前後の可動域は充分に獲れており、柔らかさとバネを感じる。
唯一課題というか、成長するポイントを上げるならトモの容量が大きくなってくるとより完璧になる感。
新馬勝ちはもちろん、その先を意識したい馬。
6/6(日)中京5R 芝1400m
・スタニングローズ(牝)
血統:父キングカメハメハ 母父クロフネ
馬主:サンデーレーシング
アルキロ評価:△(未勝利~1勝級)
父キンカメに母系薔薇一族という良血牝馬。
母父クロフネというのもBMSで好成績を挙げているため
血統的には申し分ない馬。
歩きとしては前後の可動域はあるが、全体的に推進力にやや欠く印象。
キンカメ産駒の特徴なのか、やや歩きは硬い印象。
個人的にはそこまで良く見えなかった。
こういうタイプの馬がレースでどうなるのかは気になる。
・レッドバロッサ(牡)
血統:父ドレフォン 母父ディープインパクト
馬主:東京ホースレーシング
アルキロ評価:△(未勝利~1勝級)
今年のノーザンの試験的配合の一例。
母父ディープに対して米国の速い血を持ってくる配合。
馬体そのものの雰囲気はある。
前脚の可動域は問題ないが、後ろの可動域が狭くやや硬さを感じる。
ドレフォン産駒の特徴としてこういった後ろの硬い歩きをする馬が多かった
印象があるのでこの馬が走るかどうかは気になる。
あと気持ち背中もまだ使えてないかなという所でバネがあるかどうか。
〇でも良さそうな馬体だったが硬さが気になったので△に下げた。
ただ1400という距離を考えるとこの感じの歩きでもこなせそうには思う。
6/6(日)東京5R 芝1600m(牝馬限定戦)
・クレイドル(牝)
血統:父クロフネ 母父ディープインパクト
馬主:キャロットファーム
アルキロ評価△(未勝利~1勝級)
ステラヴェローチェの半妹。
クロフネの牝馬ということで条件設定は◎
馬体と歩きを見ても、距離はマイルくらいまでの馬に見える。
全体的に歩きはこじんまりとしており、後ろ脚の出も良くない。
また可動域も後ろがかなり狭い感じを受けました
上が走っている馬なのですが、個人的にはあまり好きな歩きをする馬ではないという印象です。
・フルティージャ(牝)
血統:父イスラボニータ 母父 Zensational
馬主:社台レースホース
アルキロ評価:△(未勝利~1勝級)
新種牡馬イスラボニータの中央初陣を飾る一頭。
POG界隈では何かと目にすることが多かった馬。
血統構成としてはイスラに米国の要素を母父、母母父から注ぎ込んだという印象。
ミスプロのクロスでしなやかさを、Caroのクロスで速さを補うというニュアンスを感じる。
実際当馬は芦毛なので、Caroのクロスの影響は強く受けていそうな印象。
イスラボニータの良さを引き出すには米国的な要素を足しつつCozzeneを増強してやるような米と欧のバランスを保ったまま増幅するような配合が良いと個人的には思っています。
(同じような意図の配合理論は父フジキセキにも見られたので、割と核心なんじゃないかなと思っています。)
やはりイスラボニータの最大の良さはその柔らかさとバネだと思うので、
その長所を消してしまうような配合よりはイスラボニータをそのまま引き出してあげるような配合の方が良いと考えています。
その点この配合は流石父を生産した社台ファーム。
フジキセキの頃からしっかりこの配合のツボを押さえています。
配合としては良いバランスの配合だと思います。
しかし、アルキロ的には評価が難しく△にしました。
胴はかなり詰まっていて相当短距離寄りに見えます。
その分もあって可動域は狭く、やや硬い印象を受けました。
ただ短距離馬と考えるとこれでも良いのかなとは思います。
ただイスラボニータ本来のイメージと照らし合わせると少しずれているかなという印象で△という評価にしました。
米国の要素が勝ったかなという印象で、砂の短距離なんかで案外走るタイプなのかなと思っています。
ただ顔はイスラボニータにそっくりですし、アルキロを裏切って走って欲しいなという気持ちもあります(どっちやねん)
・リアグラシア(牝)
血統:父キングカメハメハ 母父Rockport Harbor
馬主:シルクレーシング
アルキロ評価×(未勝利級)
リアアメリアの半妹という良血牝馬。
歩きとしては後ろの可動域の狭さと硬さがとても気になる感じで、全体的な歩様も推進力を欠いていて個人的には良く見えませんでした。
血統のポテンシャルでどこまでという感じですが、厳しめの評価にしました。
6/6(日)東京6R 芝1400m
・ティーガーデン(牡)
血統:父ドゥラメンテ 母父シンボリクリスエス
馬主:サンデーレーシング
アルキロ評価:〇(OP~重賞級)
半姉にソングライン。
父がキズナからドゥラメンテに変わってどうかだが
血統構成はとても面白い。
SSの3*4を持ち、かつKingmambo≒ソニンクの3/4同血の血も持つ。
あまり詳しくないので具体的にこれがどうなんだと言われるとう~んとなってしまうのですが(´Д⊂ヽ
ただ素人目に面白い配合なんじゃないかなと思っています。
そして歩きに関しては可動域がしっかり取れており
歩きの柔らかさバネも良い。
全体的な歩きも推進力があり、水準レベル。
素質を感じる一頭で、萩原厩舎という点から不安は体質面だけか。
1400mから使ってくるのは予想外でしたが、能力的には全然新馬勝ちを期待できる馬なんじゃないかと思っています。
・マニカルニカ(牝)
血統:父エピファネイア 母父ゼンノロブロイ
馬主:シルクレーシング
アルキロ評価:△(未勝利~1勝級)
個人的に隠れニックスではないかと思っている
牝馬のエピファネイア×ゼンノロブロイという配合
頭数は少ないものの、勝ち上がり率は優秀で、ここから大物が出る可能性もあるのかなと思っています。
胴はやや短めで歩きに関しては前は悪くないが後ろの可動域の狭さが目立つ感じでタイプとしては短めの距離の印象。
なので新馬戦の舞台として1400mという距離は馬体と歩きには合っていると思います。
ただ父エピファネイアは根幹距離と非根幹距離で成績がかなり変わるので、父を考えるとこの距離は少し不安です。
血統面と、実馬の歩きが合わないイメージなのでアルキロを△にしました。(フルティージャと同じような理由)
未勝利~1勝級という所に印を付けたのですが、この1400という条件で結果が出れば京王杯2歳Sのようなレースで結果を出せるタイプの馬かもしれません。
アルキロ印まとめ
・6/5(土) 中京5R 芝1600m
クロニクルノヴァ △
ジャズブルース ×
セリノーフォス ×
ラクスバラディー ◎
・6/5(土)東京5R 芝1600m
コマンドライン ◎
・6/6(日)中京5R 芝1400m
スタニングローズ △
レッドバロッサ △
・6/6(日)東京5R 芝1600m(牝馬限定戦)
クレイドル △
フルティージャ △
リアグラシア ×
・6/6(日)東京6R 芝1400m
ティーガーデン 〇
マニカルニカ △
まとめ
初めてこのような試みをしてみたのですが、見れば見るほど馬は難しいですね・・w
POG指名の時に一度確認して、もう一度全頭確認してみると案外これ悪くないんじゃ・・みたいなことが今回記事を書く中でも結構ありました(´Д⊂ヽ
基本的には全体的な雰囲気を重視しているのですが、胴の短い短距離タイプの馬の評価が自分の中でまだ定まっていないのかなという感じがするので
そこは自分の今後の課題です。
人に見せるという以上に自分自身の研究みたいな感じなので、結果を見たら
めちゃくちゃ走ったじゃん!!!みたいなことは頻発すると思います(゚д゚)
まず今週この印を付けた馬達がそれぞれどんな走りを見せるのか
楽しみにして見守りたいと思います。
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?