【背腹理論】7/9,7/10新馬戦見解【せばら三四郎】(追記あり)
こんにちは、こんばんは。
せばら三四郎です。
昨年は歩き理論、略してアルキロと題した記事を新馬戦の始まる6月~2月くらいまで投稿していました。
今年も身内のPOGに参加するにあたって新しい理論、背腹理論を導入してみました。
背腹理論とはその名の通り競走馬の背と腹の形からその馬の能力であったり個性を見抜くことが出来るのではないかという理論です。
今年も昨年のアルキロ同様基本的にはシルクR、サンデーR、キャロットFの馬を取り上げる予定です。
また他にも気になる馬や注目馬がいれば取り上げようと思っています。
昨年のアルキロ同様、素人の個人的な見解なので参考程度にというか
参考にしなくていいです←
読み物くらいの感覚で触って貰えればありがたいかなと思っています。
背腹理論の評価はS~Eの6段階で
S:G1級(世代トップレベル)
A:OP勝ち~重賞級
B:1勝勝ち~OP上位級
C:1勝クラス好走級
D:未勝利脱出級
E:未勝利級
あくまで目安ではありますがこんな感じで分けています。
基本的には1歳時の写真を見ての評価です。
2歳時の写真を確認出来た馬については2歳になってどう変わったのか触れていきたいと思っています。
ざっくりですがB評価以上は期待馬という認識で良いです。
今年は今週のイチオシという形で一頭だけ馬券で買ってみたい馬を取り上げてみます。
ただ馬券は自己責任なので、、その点はお願いしますm(__)m
背腹評価一覧
7月9日(土) 福島5R 芝1800m
サンデュエル 背腹D
7月9日(土) 福島6R 芝1200m
該当馬無し。
7月9日(土) 小倉5R 芝1200m
ストリンジェンド 背腹C
7月9日(土) 函館5R 芝1200m
ラクサパーナ 背腹B
7月10日(日) 福島5R 芝2000m
ファンネルマーク 背腹E
7月10日(日) 福島6R 芝1200m
該当馬無し。
7月10日(日) 小倉5R 芝1800m
シリンガバルガリス 背腹C
ラヴェル 背腹S
7月10日(日) 小倉6R 芝1200m(牝馬限定戦)
(追記)アロマデローサ 背腹B
7月10日(日) 函館5R 芝1800m
イッツオンリーユー 背腹A
ブラストウェーヴ 背腹D
7月9日(土) 福島5R 芝1800m
・サンデュエル(牡)
血統:父ロードカナロア 母父ゴールドアリュール
厩舎:栗田徹厩舎
馬主:シルクR
生産:桑田牧場
背腹評価:D(未勝利脱出級)
〇血統
フェアリードールの牝系ではあるものの、母父ゴールドアリュールの分ダート色が強く出そうな血統。
〇馬体
背腹評価はD。
背腹のラインを見ると切れ味は無さそうな体型で芝だとやや物足りない感じはします。
馬格はありますし、トモの筋肉なんかはしっかりとしているのでこれであればダートの方が良さは出るのかなと思います。
砂であれば勝ち上がれて良い素質はあると思います。
〇調教
まだ気ままに走っているという感じで先週のミラクルキャッツに似た感じの調教内容でした。
姿勢の高い走りでどこかストライドも伸びない感じで、調教からは正直今回は厳しいかなと思いました。
〇見解
条件適性が低いと思うのでここは切りたい所。
ダートに替われば変わってくる馬だとは思います。
7月9日(土) 小倉5R 芝1200m
・ストリンジェンド(牡)
血統:父キンシャサノキセキ 母父フレンチデピュティ
厩舎:音無厩舎
馬主:キャロットF
生産:社台白老F
背腹評価:C(1勝クラス好走級)
〇血統
クラフティワイフの牝系を汲む母系で、当馬は母父がフレンチデピュティ。
近年のクラフティワイフの牝系はダートでの活躍馬が多いことを考えるとやや砂向きにも感じる血統。
加えて父も芝ダ兼用種牡馬のキンシャサなので母系の影響次第では砂で活躍する血統かもしれません。
〇馬体
背腹評価はC。
造り的には短距離馬の造りで背腹のラインはまずまず。
背もそれなりにしっかりしているように見えるのとお尻の形も悪くないです。
ただ右前脚の繋ぎはかなり立っているように見えたのと、肩回りの筋肉のゴツさを考えると芝よりもダートの方が向いている馬なのかなとは思います。
〇調教
坂路での動きを見ると動けてはいるのですが走りの姿勢はやや高いように感じます。
口向きにも少し怪しい面があるように見えたのでコースで走ったらどんな感じになるのかは気になります。
〇見解
個人的には調教を見ても砂で良さが出そうな馬だと思っています。
馬券的には過度に人気するようなら切ってみても面白いかなとは思います。
7月9日(土) 函館5R 芝1200m
・ラクサパーナ(牝)
血統:父ダイワメジャー 母父Rahy
厩舎:矢野厩舎
馬主:キャロットF
生産:ノーザンF
背腹評価:B(1勝勝ち~OP上位級)
〇血統
何かと体質に問題があるポロンナルワの仔。
血統的なポテンシャルはお墨付きですが体質次第というのがこの血統は一番大きいように思います。
〇馬体
背腹評価はB。
ダメジャ産駒ということもあって良く見せすぎているという可能性はありますが、腹袋があって、背腹のラインも良く、トモにも力強さを感じます。
造りとしては繋ぎも短いですし短距離馬の造りだと思います。
ただ気掛かりな点もいくつかあって、右後肢の繋ぎがやや細く見えるのでやはり脚部には少し不安を覚えます。
馬格的にはそこまで大きくはならないと思うのでその点は脚元のことを考えると良いと思います。
能力自体は高いものがあると思うのですが、やはり当馬も体質次第だと思います。
〇調教
走りの姿勢はやや高く口向きもあまり良くはないものの、走りにはスピード感があってこの血統の能力の高さを感じます。
包まれると競馬にならないタイプかもしれませんが、スムーズなら良い競馬を出来ると思います。
〇見解
競争能力自体はある程度高いものがあると思うので力を出せれば上位争い出来る馬だと思います。
ただ最内枠を引いてしまったので、もしスタートで何かあったりするとあっさり凡走してしまうかもしれません。
軸で買うには勇気が必要かなとは思います。
7月10日(日) 福島5R 芝2000m
・ファンネルマーク(牡)
血統:父ハーツクライ 母父Mizzen Mast
厩舎:古賀厩舎
馬主:キャロットF
生産:ノーザンF
背腹評価:E(未勝利級)
〇血統
全兄姉にナオミラフィネ、フジノタカネ。
性別的にはフジノタカネと同じで、上はダート短距離で活躍。
加えて毛色も同じことを考えるとダート向きかなと思っています。
〇馬体
背腹評価はE。
背には頼りなさを感じますし、背腹のラインとしても切れはなさそう。
芝では厳しいのかなと思いますし、5月生まれなので成長はゆっくりかもしれません。
繋ぎは短いのですが、馬体は長い造りなので短い所が良いのか長い所が良いのか判断はつきかねます。
〇調教
ややコントロールが難しそうなタイプかなとは思います。
芦毛ということもあって一見するとゴルシ産駒のような動きでした。
ただやっぱり芝では少し重い感じの走りでスプリンターという感じにも見えなかったので本質は砂中距離辺りの馬なのかもしれません。
〇見解
個人的にはこの条件では軽視したいです。
距離適性は正直なんともですが、馬力はありそうなので砂に替わってからの方が楽しみはある馬だと思います。
7月10日(日) 小倉5R 芝1800m
・シリンガバルガリス(牡)
血統:父オルフェーヴル 母父Flower Alley
厩舎:松永幹厩舎
馬主:サンデーR
生産:ノーザンF
背腹評価:C(1勝クラス好走級)
〇血統
ラッキーライラックの全弟。
血統的相性は言わずもがなで、牡馬に替わってどうか。
〇馬体
背腹評価はC。
上のラッキーライラックと形自体はそっくりに見える造り。
身体的な数字も上と近い数値で面白いくらいそっくりです。
ただ気持ち上と比べるとトモは気持ち小さめには見えたのと、性別の違いを考えると上よりは質が落ちるのかなと思ったのでC評価にしました。
〇調教
当週の坂路の映像は画質が荒くやや見にくかったもののまずまずの動きには見えました。
6月のコースでの追い切りでは走りにややまだ緩さを感じるものの、身体の使い方は上に似ている印象です。
ただ気持ち首が高いのと、同時期の姉と比べるとやや馬体の厚みという点で見劣りする感じがしました。
〇見解
個人的には悪くはない馬だとは思うのですが現状もう一つ姉のような突き抜けるものは無いかなというのが正直な感想です。
まだ馬体の厚みみたいなものが足りないように思ったので勝ち切るまでは厳しいのかなというのが個人的な見解です。
・ラヴェル(牝)
血統:父キタサンブラック 母父ダイワメジャー
厩舎:矢作厩舎
馬主:キャロットF
生産:ノーザンF
背腹評価:S(G1級)
〇血統
ナミュールの半妹。
繁殖牝馬としてのポテンシャルの高さを感じるサンブルエミューズ。
何気にSS系種牡馬との配合は初めてでSSの3*3というきつめのクロスがどう出るか。
〇馬体
背腹評価はS。
背腹のラインは申し分無しで、トモの筋肉やお尻の形を見ても良い馬です。
すでに背中は出来ていますし馬体の出来としては一つ上のナミュールと比較しても遜色無いと言っていいと思います。
POGでも指名したいくらいの馬だったのですが、一つ大きな不安があったのが左後肢の繋ぎです。
1歳時の写真ではそこまで目立たなかったのですが、2歳の写真を見ると左後肢の繋ぎがキュっと細くなっている感じがしたので、怪我のリスクはもちろん走りのバランスにもやや影響が出そうだなと思ったので指名には至りませんでした。
ただその影響が無ければまず走る馬だと思いますし、背腹に関しては素晴らしい馬だと思います。
〇調教
坂路の動きを見ると楽に駆け上がっているように見えたので脚力自体は良いものがあると思いました。
首を大きく上げる場面こそありましたが、前の馬を避ける際の仕草でその後は特に悪さもしていなかったですし気性的なものでは無いかなと思っています。
ただ6月のコース追いの映像を見ると想像する程は弾けていない印象を受けました。
あくまで6月の追い切りなので参考程度かもしれませんが、もう少しストライドは伸びて欲しいかなと個人的には思いました。
〇見解
背腹的にはとても高い評価をしている一頭で注目しているのですが、ゲートに問題を抱えているということなのでやや不穏な一頭かもしれません。
ポテンシャルはあると思うのですが取りこぼす可能性も結構高いかなとは思っています。
7月10日(日) 函館5R 芝1800m
・イッツオンリーユー(牝)
血統:父ハーツクライ 母父Giant's Causeway
厩舎:手塚厩舎
馬主:G1レーシング
生産:追分F
背腹評価:A(OP勝ち~重賞級)
〇血統
ハーツクライ×Giant's Causewayという組み合わせはクラヴァシュドールと同じですでに成功例のある配合。
一つ上のファムスパーブは現状未勝利も形は良かった馬で、馬体を良く見せやすい血統なのかなとは思います。
〇馬体
背腹評価はA。
背がまだ気持ち頼りないのとは気になりますが、背腹のライン、トモの質感は素晴らしいと思います。
S評価をつけなかった理由としては良く見せすぎるところがある血統という所を加味しました。
ただ実質S評価と言ってもいい馬で、昨年のファムスパーブよりも更に良く見せているので走って欲しいなと個人的には思っています。
〇調教
6月の坂路での動きは上々、体幹も良く首もある程度使えている感じでした。
当週は函館のウッドでの追い切り。
ほぼ馬なりでの追い切りでしたが、動きの質は良いですし初戦から力は出せる仕上がりに見えます。
坂路、コースともに動きとしては合格点で素質の高さを感じます。
〇見解
一筋縄ではいかないですが、この相手でも充分に勝ち上がれるポテンシャルは持っている馬だと思います。
いきなりからやれていいですし、楽しみな一戦です。
・ブラストウェーブ(牡)
血統:父ハービンジャー 母父キングカメハメハ
厩舎:大竹厩舎
馬主:シルクR
生産:ノーザンF
背腹評価:D(未勝利脱出級)
〇血統
ブラストワンピースの全弟。
昨年の全姉は体質にも問題があり現状勝ち上がれていないものの、血統的にはすでに実績がある配合。
〇馬体
背腹評価はD。
まだ背は頼りない印象を受けます。
背の長さ自体は長すぎる訳ではないものの背腹のラインは平行気味でメリハリ感があまりないように思いました。
そのため切れというよりは長く良い脚を使うタイプの馬だと思います。
ブラストワンピースと比較すると身体的な数値はあまり変わらないのですが、背腹のライン自体はワンピースの方が良かったように思います。
〇調教
デビュー前の調教としてはブラストワンピースよりも当馬の方が断然良く見せます。
東京開催からスライドした影響も感じさせない動きで初戦から走る準備は出来ている仕上がりだと思います。
首の使い方は典型的なハービンジャー産駒で、上と似ています。
少し気になるのは右回りでの口向きがやや外に向く所が見受けられるので、その点は今後も課題になるように思います。
ただフットワークの大きさは目立ちますし、東京から函館に替わったことはこの馬にとっては大きくプラスのように思います。
〇見解
東京開催でのデビューであれば軽視するつもりだったのですが、函館にはとても適性が高い馬だと思います。
少頭数なので包まれる可能性は低いとは思いますが、内枠を引いてペースも流れないまま動けないような展開になると危険だと思います。
ただスムーズに走れれば馬券内は外さないと思っています。
その他の調教から気になる馬
〇7月9日(土) 福島5R 芝1800m
・アンタノバラード
馬格はわからないものの兄弟を考えるとそこまで心配しなくて良さそう。
調教の動きとしては初戦から行けるだけのものがあり質も上々。
・アップトゥミー
まだまだ幼い面を見せているものの仕掛けられてからの反応の良さは目立つ。
素質的にはここでも充分足りそう。
・バンドネオン
父バンドワゴンとよく似た走りでまだまだ荒削り。
マイペースで運べれば面白い一頭。福島は合いそう。
〇7月9日(土) 小倉5R 芝1200m
・タマモブラックタイ
走りのフォームは首が低く身体もよく使えており好感が持てる。
気性的にも前向きで新馬向き、追い出されてからの動きも上々で初戦から期待出来る一頭。
血統的にも父がダンチヒ系のデクラレーションオブウォーで小倉芝1200mへの適性はあると思います。
・アルルカン
小倉のミッキーアイルというだけでも評価は出来る馬。
背丈が低くもしかしたら小柄なのかもしれませんが、スプリンター色の強い身体つきで動きも良いです。
気性的にも前向きでなおかつ騎手が今村騎手なので前付け出来れば面白そうです。
〇7月9日(土) 函館5R 芝1200m
・ビッグヒップ
アジアエクスプレスの産駒なのですが、調教の動きを見ると柔らかさも感じますしこの時期なら充分芝でやれそうな感じはします。
動きの質は面子の中では上位ですし、またセレクトセールの時の画像を見ても背腹が良くて素質は高そうに思いました。
初戦から勝ち負け出来る馬だと思います。
・アスクドリームモア
母系は完全なスプリント血統。
気持ちの面でやんちゃそうな部分はありますがある程度初戦からやれそうな雰囲気はあります。
〇7月10日(日) 福島5R 芝2000m
・ナチュラルハイ
あまり目立つ動きをする馬が居ない中では当馬が比較的良く見えました。
坂路での動きを見ても体幹は良いですし、ある程度初戦から動ける馬だと思います。
〇7月10日(日) 小倉5R 芝1800m
・ルフレーヴ
個人的に縁のあるダノンフォーナインの半弟。
上は坂路は動くもののコースでの動きがもう一つでした。
当馬は父がハーツクライに替わっており血統的にも変わり身がありそうで
調教内容的には坂路ではあまり目立つ時計ではないものの、コースでの動きは時計的にも出ています。
肝心の動きなのですが、首も使えており並んでから併走相手に前に行かせない気持ちの強さも見える良い内容でした。
強そうな評判馬が相手ではありますが鞍上も川田騎手ですし、一発があって良い馬だと思います。
・シルヴァーデューク
映像で確認したのは坂路のみで、その動き自体は力強く中々良い動きだったと思います。
あまり時計は信用しないのですが、コースでもラスト1F11.0が出ていることからコースでもそれなりに動けていると思います。
初戦から行けるシルバーステート産駒ですし、こちらも要注意の一頭だと思います。
個人的にはシリンガバルガリス、ラヴェルの二頭よりも上記の二頭を上に持ってきたいです。
〇7月10日(日) 函館5R 芝1800m
・レターマイハート
イッツオンリーユー、ブラストウェーブの次に良く見せたのはこの馬です。
やや身体の使い方が甘い所はありますが、追い出してからは伸びますし動きとしては悪くないです。
血統的にも洋芝は合いそうですし、この馬も走ってくると思っています。
(追記)7月10日(日) 小倉6R 芝1200m(牝馬限定戦)
・アロマデローサ 背腹B
確認していたのが、抜けていましたm(__)m
キンシャサ×母系ダンチヒ系なので小倉の1200mは合いそうな血統。
背腹評価も高め、背はしっかりしていて腹も良いです。
調教の動きを見るとやや首が高い走りなのはネックな所ですが、動き的には初戦からやれそうに思いました。
馬券には入れておいて良い一頭だと思います。
今週のイチオシ
ビッグヒップ
今週はどの馬にするか候補が多くて悩みましたがビッグヒップにします。
背腹評価こそ付けませんでしたが、セレクトの画像を見るとB以上の良い評価が出来る馬です。
調教の動きも面子の中では良いですし、ここは勝利を期待したい所。
函館の1200mの予想はあまり得意では無いのですが・・それでも賭けてみたいと思う馬です。
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