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【背腹理論】7/6,7/7新馬戦回顧【2024-2025】

こんにちは、こんばんは、せばら三四郎です。

今年も新馬戦の回顧を書いていきます。

主に書くのは芝のマイル~中距離のレースになるとは思いますが
他にも書きたいことがあるレースについては少し触れていこうと思っています。


7/7(日)函館5R 芝1800m

予想

◎カルテシウス
〇ローレルオーブ
▲シマサンブラック
△ルージュマローネ
△マジックサンズ
☆ヤマノインパクト

結果

1着△マジックサンズ
2着ビーオンザカバー
3着△ルージュマローネ

6着▲シマサンブラック
7着〇ローレルオーブ
8着◎カルテシウス
9着☆ヤマノインパクト

予想としては全然ダメな結果に。。
終わってみればサンデー、社台のワンツーでオーナーの強さが出たような結果に。
1000m通過1:05.4とドスローの競馬で、良い印をつけた馬達は軒並み中団から後ろの位置取りになっていたこともあり厳しい結果に。
印をつけた中だとシマサンブラックがまだ巻き返せる余地はあるのかなという感じに見えました。

回顧

〇マジックサンズ
勝ち時計は1:54.0。
前後半3Fは38.5-35.6という構成。
時計的には遅いものの、過去に同条件を近い時計を勝った馬の中にはオーソリティやアドマイヤエイカンといった重賞勝ち馬もいることからそこまで気にしなくて良いように思います。

スタートではやや立ち遅れた上に外のシマサンブラックとぶつかる不利も受けました。
そこからポジションを獲りに行き道中は中団の位置取りに。
その後不利を受けにくい好位の外を獲れたのが結果的には大きかったように思います。
残り400mの辺りから捲ってきたシマサンブラックに合わせるような形でペースアップ。
直線では力強く抜け出し2馬身差の完勝。

入線後かなり外に逸走しており、やや幼い部分も感じますが勝ちっぷりの良さは目立ちました。
終いの3Fも加速ラップを踏めていましたし能力的には良いものがあると思いますし、測尺的にも上で通用する評価をしています。
背腹の形で評価を下げたものの走らせれば流石のコナブリュワーズという印象で今後も注目するべき一頭だと思います。


〇ビーオンザカバー
背腹的には案外悪くない評価をしていたのですが、予想に入り切りませんでした。。
洋芝のハービンジャー産駒でしたし適性もあったと思いますがレースの流れにきっちり乗れたのが好走の大きな要因だったと思います。
今後も洋芝開催の未勝利戦なら再び台頭するチャンスはありそうです。

〇ルージュマローネ
展開の利もありましたが逃げて3着まで余したのは上出来な内容だったと思います。
元々砂向きという話もありましたし、終いの切れは流石に劣った感。
能力的には砂であっさりもある馬だと思うので今後のローテに注目しておきたい一頭です。

7/7(日)小倉5R 芝1800m

予想

◎バズアップビート
〇ジョバンニ
▲ダノンシーマ

結果

1着〇ジョバンニ
2着◎バズアップビート
3着▲ダノンシーマ

1,2着の順番が逆の結果に( ;∀;)
枠順の差が結果的には大きかったように思います。

回顧

〇ジョバンニ
勝ち時計は1:50.1。
前後半3Fは37.6-34.9

唐突ではありますが過去の新馬戦回顧に小倉の新馬戦での能力判定方法みたいなものを書いたことがありました。
能力を判定する上で重要なポイントは
「ラスト3Fが加速ラップでラスト1Fは11秒台前半」
過去の活躍馬の例を挙げると
ドウデュース         11.8-11.4-11.1 34.3
クロノジェネシス       12.2-11.5-11.1 34.8
ピースオブエイト(G3勝ち) 11.9-11.6-11.2 34.7
ラヴェル(G3勝ち)     12.0-11.7-11.3 35.0
もちろんこのパターン以外での活躍馬も存在はするのですが、このパターンは打点もありますしある程度信頼して良いんじゃないかなと思っています。

そして当レースのラスト3Fは
12.1-11.6-11.2 34.9
過去の活躍馬達と遜色のない時計をマークしていました。

ここからはジョバンニの走りについて。
出足はあまり良くなかったものの外枠だったことが幸いして外目の3番手を確保。
道中はストレスが掛かることもなく追走出来た印象でダノンシーマが捲ってきたのに合わせてペースアップ。
まだ首の使い方なんかを見てると走りに甘さを感じるものの勢いそのままに先頭でゴール。
出足をみるに内枠を引くとまだ怪しい感じはしますがスムーズであれば今回と同じような競馬は出来そうです。
前述した能力判定的には上でも活躍は期待出来そうですが、測尺的には評価を少し低くしたので自分の中ではまだ悩ましい評価の馬だったりします。


〇バズアップビート
勝ち馬とは逆で最内枠が響いた2着だったと思います。
ややゲートの中で気難しい面は見せたもののスタート自体は良かったです。
その後は控える形を取りましたが隣の馬に噛みつきに行くような素振りも見えましたし気性的にやんちゃな部分をここでも見せていました。
ただ折り合い自体はしっかりついていたように見えますしレースに影響する程ではないようにも思いました。
終始内で包まれるような立ち回りで仕掛けも遅れる形に。
勝ち馬よりも仕掛けるタイミングが遅れた分直線半ばでは2~2馬身半程度差がありましたが最後は1馬身差までよく差を詰めてきました。
勝ち馬のラップを考えるとおそらくラスト1Fは10秒台出ていたんじゃないかと思うので個人的には勝ち馬以上に評価は高いです。
初戦で勝ち上がれなかったのは痛いですが能力の高さというものは間違いなく感じられる内容だったので、次で未勝利を勝ち上がって上の舞台で観たい一頭です。


〇ダノンシーマ
戦前馬体面に関して懸念を抱いていましたが割とそのイメージに近い走りだったように思います。
追走に苦労したというかまだ競馬に集中していないような感じがあって道中は促しながらの追走。
早めに捲っていくような形になり最終コーナーでは2番手辺りまでポジションを上げましたがややコーナリングで外に膨れる形に。
直線では少し馬体が上に抜けるような感じの走りで伸びてはいましたが切れはそこまで感じない走りでした。
まだ課題が多い馬のように思うのでその辺りが解消されてくればもっと良くなるのかなとは思います。

あとがき

予想としてはなんとも言えない週に。
小倉はダノンシーマを下げてジョバンニを上げたところまでは良かったのですがジョバンニの頭かぁ~~とレースを終わった時は嘆いていましたw

函館の方が最近不調で良くないので頑張りたいところ。
クラブの強さみたいなものも改めて感じる内容でしたし、その辺りも考慮しながら予想に反映させていきたいと思っています。

馬の見方を予想に活かすのもまだまだだなと感じる週末でした。

それではまた。

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