【背腹理論】7/30,7/31新馬戦振り返り【せばら三四郎】
こんにちは、せばら三四郎です。
土日の新馬戦をまとめて振り返りたいと思います。
背腹理論の結果と、気になったレースに関しては軽く振り返りたいと思っています。
改めて背腹理論の評価は6段階で
S:G1級(世代トップレベル)
A:OP勝ち~重賞級
B:1勝勝ち~OP上位級
C:1勝クラス好走級
D:未勝利脱出級
E:未勝利級
加えて前日調教からオススメした馬も少し触れる所は触れます。(その馬には調教の意味で調マークを付けています)
ざっくりこんな感じです。
それでは始めます。
背腹評価結果一覧
7月30日(土) 新潟5R 芝1600m
イコノスタシス 背腹B 4着
ラバタンシン 背腹B 6着
リバティアイランド 背腹A 1着
7月30日(土) 新潟5R ダート1200m
該当馬無し。
7月30日(土) 札幌5R 芝1500m
アルファインディ 背腹C 4着
7月31日(日) 新潟5R 芝1800m
シャザーン 背腹D 2着
ダノントルネード 背腹D 1着
ラスハンメル 背腹D 3着
7月31日(日) 新潟6R 芝1400m
ディナトセレーネ 背腹B 4着
7月31日(日) 札幌5R 芝2000m
該当馬無し。
7月30日(土) 新潟5R 芝1600m
1着 リバティアイランド 背腹A
2着 調クルゼイロドスル
3着 エマヌエーレ
4着 イコノスタシス 背腹B
6着 ラバタンシン 背腹B
ペース 38.2-32.0(-6.2) 超後傾ラップ
〇ペース
過去類を見ないレベルの後傾ラップで、上がりが32.0と昨年以上に速い馬場になっているように感じます。
1000mまで緩やかな流れから残り600mの瞬発力勝負になった形。
開幕週+スローペースということを加味すると圧倒的に前の組が有利なレースだったと思います。
〇各馬振り返り
・リバティアイランド 1着 背腹A
上がり31.4が話題になっていますが、それ以上に超後傾ラップのレースを開幕週の前残り馬場で中団から差し切った内容というのはとてつもない走りだったと思います。
スタートはあまり良くなかったですが、二の脚がつくのは早かったです。
直線でも首を上げる場面があり馬込みは嫌いな馬かもしれませんが、よく我慢できていたと思います。
走りとしては首が少し高い部分もありますがそれ以上に身体がよく使えていて推進力のある走りでした。
戦前は豪州血統が前に出てるかなと思っていたのですが、瞬発力充分の走りで体型から来る切れと血統から感じるパワーが上手く融合した走りに見えました。
パドックの馬体的には思った以上にスッキリ仕上がっていたので全体の厚みという意味ではまだ物足りないですが、成長してくればもっと走る余地を残しているような感じがします。
来年のクラシックを意識出来る一頭だと思います。
・クルゼイロドスル 2着 調教推奨
調教から取り上げた一頭。
上手く展開に乗れたのが好走の最大の要因だったとは思いますがよく頑張りました。
血統的にも使ってからの上積みがありそうなタイプで、次も期待出来る馬だと思います。
今回は相手が流石に強すぎたという内容だったのでいずれ順番は回ってくるように思います。
・エマヌエーレ 3着
この展開で逃げれたのが大きかったです。
2着のクルゼイロドスルと同じくらいの評価で未勝利でも好走出来る馬だと思います。
・イコノスタシス 4着 背腹B
ゲートがもう一つで結果的にリバティアイランドと同じような位置取り。
直線では内目だった分進路の確保に手間を取りました。
エンジンが掛かってからは中々良い走りでしたが、流石に間に合わず4着。
ある程度能力は見せた内容で個人的には結構評価しても良いのかなと思っています。
スムーズであれば31秒台も出せていたとは思いますし、もう少し展開が向けばすぐに勝ち上がれるだけの能力は持っていると思います。
次走も注目しておくべき一頭だと思います。
・ラバタンシン 6着 背腹B
中々評価が難しい内容の競馬でした。
位置取りも良かったですしレース運び自体は悪くなかったと思うのですが、思った程は伸びませんでした。
現状の力は出したレースだったと思うのですが結果としてはもう一つ。
背が気持ち長かった分ここまでの瞬発力勝負には向いていなかったのかもしれません。
ただ質としては良い馬だと思うので、次を見てみてという感じでしょうか。
7月30日(土) 札幌5R 芝1500m
1着 ブライトファントム
2着 ショーモン
3着 シゲルノヴァ
4着 アルファインディ 背腹C
(出走取消 調コモドアーズ イチオシ)
〇ペース
半端な距離のため評価は難解。
結果的には前残りの展開でした。
レース前にイチオシにしていたコモドアーズの出走取消や、2着のショーモンに関しては外枠発走になったりと何かとアクシデントの多いレースでした。
レースレベルの評価は難しいですが、1,2着馬に関しては一定の評価はして良いのかなと思っています。
〇各馬振り返り
・ブライトファントム 1着
流石8枠の和生と言うべきか、良いレース運びでした。
手応え的には2着馬より先に怪しくなっていたものの並んでからとてもしぶとい走りでした。
まだどのレベルの馬なのかこの一戦だけでは判断できませんが、少頭数で前残りになりそうな競馬では再び好走出来るかなとは思っています。
・ショーモン 2着
勝ちに等しい内容の2着。
ただこの馬に関しては外枠発走はプラスに働いたように思います。
あまり器用そうではないのとやや首が高い感じの走りに見えたので内で包まれると案外良さが出ないかなとは思いました。
ただ初戦の段階ではまだ身体も緩く見えたので一度使っての上積みはかなりありそうです。
次戦外目の枠ならあっさりもあると思います。
・シゲルノヴァ 3着
上位2頭とは少し地力の差が出たような印象のレースでした。
位置取りの分3着に余すことが出来たとは思いますがもう一つ勝ち切るには物足りない感じもしました。
道中ポジションを上げる時にすっと上がれたように騎手の指示には割と素直に反応する感じでレースセンス自体は良さそうです。
未勝利戦でもそれなりに好走出来るかなとは思います。
・アルファインディ 背腹C 4着
道中の位置取りがレース展開を思うとあまり良くなかったとは思います。
外々を回して上げてこないといけない形になったのも苦しかったと思います。
終いはそれなりに伸びていましたがまだ物足りない感じもしました。
もう少し良い位置取りで競馬出来れば結果は違ったと思うのでこのレースだけで判断するのは難しいですが、もう少し成長が欲しい感じもしました。
思ったより勝ち上がるのに時間が掛かるタイプかもしれません。
7月31日(日) 新潟5R 芝1800m
1着 ダノントルネード 背腹D
2着 シャザーン 背腹D
3着 ラスハンメル 背腹D
5着 調ウインオーディン
6着 調ガルムキャット
ペース 38.6-32.5(-6.1) 超後傾ラップ
〇ペース
開幕週の馬場でこのラップ構成。
1000mの通過が1.05.9と超スローぺースだったこともあり、後ろの馬にはノーチャンスで、位置取りがほぼそのまま着順に直結したようなレースでした。
勝ち馬から6着まで上がり3Fに全く差が無かったですし
レースレベルとしてはかなり疑問が残る内容だったとは思います。
余談ですがこのレースの中で個人的に特に変わり身が期待出来そうなのは
シーズンリッチだと思っていて、質は良い馬ですし内容もこの展開を考えると良かったと思います。もう少し成長してくれば勝ち上がれそうな感じがします。
〇各馬振り返り
・ダノントルネード 1着 背腹D
勝因としては前目に付けられたことが全てだったと思います。
まだ緩いかなと感じる馬体だったのですが、勝ち切れたことは今後にとっては大きかったと思います。
最後は競りましたが、展開的にはかなり楽な競馬だったと思うのでまだどの程度の実力なのか評価は難しいですが、じっくり作っていった方が良さそうな馬体に見えたのでこれでゆっくりローテを考えられるのは当馬にとってはかなりプラスだと思います。
上のクラスで通用するかは未知数ですが、阪神の内回りのような少し上がりが掛かるような競馬の方が個人的には合っている馬だと思っているので、そういった条件に出てきた時は買ってみても良いのかなと思っています。
・シャザーン 2着 背腹D
勝ちに等しい競馬でしたがゴールの瞬間だけ勝馬に前に出られた形で惜しい敗戦でした。
勝ち馬のダノントルネードとレース後の振り返りとしては同じような感じです。
またこの馬があっさり未勝利を勝ち上がれるかどうかでこのレースのレベルがなんとなく測れるかなと思っています。
・ラスハンメル 3着 背腹D
この馬もポジションは良かったですが、地力でやや上位2頭よりも劣った内容だったかもしれません。
走りの感じからしても坂のあるコースの方が良さそうなタイプに思ったので次走そのような条件に出てきたら期待したいです。
・ウインオーディン 5着 調教推奨
調教から推奨した一頭。
スタートはもう一つだったものの位置取り自体は前目でそこまで悪い訳ではなかったですが、直線で前が壁になる形だったのは痛かったです。
ただそれでもへこたれずに走っていたのでメンタル的には良いものがある馬だと思いますし、次スムーズならと思わせる馬ではあります。
馬生を考えると今回は良い経験になったと思います。
・ガルムキャット 6着 調教推奨
想像していたよりも更に小柄でした・・。
その割には頑張れていたと思いますが、まだ少し非力な感じにも見えました。
現状平坦の方が良さそうですし、馬体の成長も必要だと思います。
7月31日(日) 新潟6R 芝1400m
1着 フルメタルボディー
2着 マジカルガール
3着 調キガン
4着 ディナトセレーネ 背腹B
ペース 35.3-35.1(-0.2)イーブンペース
〇ペース
開幕週の馬場、内回りの分前が残った印象でペース的な有利不利は無かったように思います。
地力が問われる勝負でレースレべルはそれなりに高いと思っています。
〇各馬振り返り
・フルメタルボディー 1着
好発を決めてスムーズな競馬が出来たのが勝因だったと思います。
やや首の高い走りで包まれる形は良くなさそうなのとまだまだ身体は持て余しているような感じもしましたが、能力の高さで勝ち切りました。
伸びしろはありそうですし、使ってまた良くなってくる感じがします。
上でも面白い一頭だと思います。
・マジカルガール 2着
この馬は1400mにかなり適性がありそうな体型をしていました。
血統的にも良かったと思いますし、レース運びも完璧だったと思います。
勝ち切れなかったのは馬格的にも地力の差が出たかなという印象です。
1400mのレースであれば次走以降もチェックしておいて良い馬だと思います。
・キガン 3着 調教推奨
調教から推奨していた一頭。
先行した組の中では外を回った分最後は少し甘くなったような感じがします。
また調教の段階でも身体の使い方が甘い感じがしたので一度使って締まってくればさらに良くなってくると思います。
未勝利戦でも勝ち上がるチャンスはある馬だと思います。
・ディナトセレーネ 4着 背腹B
このレースの中で一番評価しているのはこの馬だったりします。
内目を先行した馬が好走する中で中団の外から追い込んでの4着は評価出来る内容だと思います。
今回は展開的にも向かなかった印象で、能力的には足りていましたし
未勝利戦を勝ち上がれるチャンスは割とすぐ回ってくると思います。
7月31日(日) 札幌5R 芝2000m
1着 調ウェイビー
2着 調ライツオブキングス
3着 ナチュラルリバー
4着 調ウインアイオライト
ペース 37.4-35.7(-1.7) 後傾ラップ
〇ペース
緩い流れの瞬発力勝負ですが、この時期の2歳なのでなんだかんだ最後まで走り切る体力が必要だった印象。
上位と下位で結構実力差はハッキリあったように思います。
〇振り返り
ここは簡易的に振り返りますm(__)m
逃げたライツオブキングスが勝ちやすそうな競馬に見えたのですがウェイビーの決め手が一枚上手でした。
早めに抜け出した分少し気を抜いたような部分もあったのかもしれませんが、やや詰めは甘い馬なのかもしれません。
勝ったウェイビーにしても上がり3F35.4と見た目よりは時計は出ていなかったので評価はまだ難しいです。
また、ウインアイオライトは手前替え?の際にバランスを崩して大きく減速したのが響いての4着。
問題無ければ上位争いしていたと思うので、次走に期待したいです。
ナチュラルリバーはアクシデントで減速したウインアイオライトを差した形だったので評価としてはあまり高くないです。
総括
今週勝ち上がった馬の中から取り上げたいのはリバティアイランドです。
噂通りの大器ぶりを見せつけた走りで、まず間違いなく来年のクラシック戦線で見ることになる馬だと思います。
また今週のイチオシだったコモドアーズはまさかの出走取消・・・。
右前肢跛行とのことで出走していたら危なかったと思うので豊さんのナイスジャッジだったと思います。
また元気になって出走してくれることを期待しています。
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