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【背腹理論】9/10,9/11新馬戦振り返り【せばら三四郎】

こんにちは、せばら三四郎です。

土日の新馬戦をまとめて振り返りたいと思います。

背腹理論の結果と、気になったレースに関しては軽く振り返りたいと思っています。

改めて背腹理論の評価は6段階で
S:G1級(世代トップレベル)
A:OP勝ち~重賞級
B:1勝勝ち~OP上位級
C:1勝クラス好走級
D:未勝利脱出級
E:未勝利級

加えて前日調教からオススメした馬も少し触れる所は触れます。(その馬には調教の意味で調マークを付けています)

ざっくりこんな感じです。

それでは始めます。

背腹評価結果一覧

9月10日(土) 中山5R 芝2000m
ロッククリーク 背腹D 1着
9月10日(土) 中京5R 芝1600m(牝馬限定戦)
サーマルソアリング 背腹C 2着
9月11日(日) 中京5R 芝2000m
オープンファイア 背腹B 1着

9月10日(土) 中山5R 芝2000m

1着 ロッククリーク 背腹D
2着 ヴァイルマティ
3着 スマイルスルー

ペース 36.9-37.1(+0.2)イーブンペース

〇レース総評
この時期の2000mの新馬戦をどう評価するかは難しい所ではありますが、大きくペースアップするような箇所は無かったものの3角から動いてのロングスパート勝負の競馬だったように思います。
末脚の持続力と現状での体力が問われる競馬だったかなというのが一応の見解です。
余談ですが、調教から取り上げたバンディードは1コーナーで大きく外に膨らむような場面もあり大敗・・能力的にはもっと走れて良いと思うのですがまだまだ幼すぎたという所でしょうか(´Д⊂ヽ

〇各馬振り返り

・ロッククリーク 1着 背腹D

当日の馬体が気になっていた一頭ですが、実際の馬っぷりはしっかりしており482kgと馬体重も1歳時よりしっかり増えていました。
走りとしてはまだまだ幼いですし、動きにも緩さが目立ちましたがそれでも最後は勝ち切ったというのは評価出来る内容だと思います。
良くなってくるのはこれからの馬だと思いますし、この勝利は先々を考えると大きいと思います。
締まってくれば上のクラスでも通用する素質はありますし、次も注目の一頭です。

・ヴァイルマティ 2着
調教の映像では動き自体は良かったもののやや集中力が足りないかなと思ったので取り上げなかったですが、実戦では素質の片鱗を感じさせる走りでした。
出がもう一つだったこともありますが、ゴルシ産駒らしい気まぐれな馬で前半はあまりついて行く感じもありませんでした。
ただスイッチが入ってからは物凄い脚で追い上げての2着。
勝ち馬と同等かそれ以上の評価をしていい馬だと思いますし、一度使った上積みは大きそうです。
未勝利戦はもう少し真面目に走ってくれれば勝ち上がれると思います。

・スマイルスルー 3着
開幕週の中山の馬場の恩恵は最大に受けた馬だったと思います。
まだまだ走りとして緩さは目立ちますし、今回は正直フロックかなと思う部分はあるのですが現状としては力は出した内容だったと思います。
使って良くなりそうな馬ですし、今回のような条件は合っていそうです。
ただ次走人気し過ぎるようなら少し怪しいかなというのが個人的な見解です。


9月10日(土) 中京5R 芝1600m(牝馬限定戦)

1着 スマートジェイナ
2着 サーマルソアリング 背腹C
3着 マテンロウウェイ

ペース 38.0-34.3(-3.7) 超後傾ラップ

〇レース総評
極端な後傾ラップかつ開幕週の中京の馬場ということを考えても後ろからでは厳しい競馬だったと思います。

〇各馬振り返り
・スマートジェイナ 1着
馬の地力はさることながら今村騎手が綺麗に立ち回ったことが大きな勝因だったと思います。
カナロア×ディープの牝馬なので血統的には若干非力な面はあるのかもしれませんが、初戦はそれを全く感じさせない内容でした。
まだまだ余力を感じる走りでしたし、上のクラスでも通用する素材だと思います。

・サーマルソアリング 2着 背腹C

戦前の予想よりも走れたなというのが正直なところで流石新馬戦の福永騎手という騎乗でした。
好位から抜け出しを図っての2着で初戦としては上々の内容だったと思います。
使って良くなってくる馬だと思いますし、次走もチャンスはあると思います。

・マテンロウウェイ 3着
調教の部分で初戦からは若干しんどいかなと思っていたのですが、これだけ動けたのは意外でした。
まだまだ緩い感じの馬なので、使ってかなり良化する余地があると思います。
展開的にも後ろから唯一追い込んできた馬なのでその点も評価出来る内容ですし、未勝利戦はまず勝ち上がれるだけの能力は持っている馬だと思います。

9月11日(日) 中京5R 芝2000m

1着 オープンファイア 背腹B
2着 調ピースオブザライフ 今週のイチオシ
3着 ツージーフェイス

ペース 39.4-33.9(-5.5)超後傾ラップ

〇レース総評
1000m通過が1.06.6と相当緩い流れで基本的には前の組が相当有利と考えて良いレースだったと思います。
レースレベルとしてはっきりしない部分はあるものの、この展開を差してくるというのは中々地力が無いと出来ないことだと思うのでレースの中での立ち回り等で各馬の評価は分かれる所だと思います。

〇各馬振り返り

・オープンファイア 1着 背腹B

戦前のイメージと実際の走りにかなりギャップがある走りでした。
この内容をどう評価するかは人によって分かれる所ではあると思うのですが、個人的には物凄く強い勝ち方だったと思っています。

メンバーレベルがどうかは今後次第だと思いますが、それでも普通はあの位置から差し切ることは出来ないですし、ラスト100m切った辺りからの加速力というのはちょっとモノが違うという感じがしました。

ここまで爆発力があるタイプとは思っていなかったのですが、久々に背筋がゾクっとするような感覚を覚える走りだったので、自分の中ではその直感を信じてみたいというか、本当に凄い馬なんじゃないかなと思っています。

まだまだ克服すべき課題も多いとは思いますが、それを差し引いても凄く魅力のある一頭で、来年のクラシックの舞台というのは容易に想像出来る一頭だと思います。


・ピースオブライフ 2着 今週のイチオシ
イチオシにしていましたし、単勝馬券も握ってゴール前までウキウキしていたのですが、勝ち馬が凄すぎました(゚Д゚;)

展開も向きましたし、力はしっかり出せていたと思います。
次走人気して案外みたいなことはあるかもしれませんが、未勝利は抜けられる能力は持っている馬だと思います。

個人的にはいつかダートでも見てみたい一頭です。


・ツージーフェイス 3着
おそらくこの馬が一緒に差してきたことによってオープンファイアの評価が定まりにくい部分はあると思うのですが、個人的にはこの馬も中々なものじゃないかなと思っています。

血統的なポテンシャルはとても高い馬で、ハービンジャー×クロフネ牝馬というとノームコアという成功例がありますし、また母系はフェアリードールの牝系でこれもハービンジャーとはとても相性がいい牝系です。

実際POGの候補にも入ってはいた馬だったのですが、如何せん情報が薄く指名までは至らなかった馬でした。

勝ち馬のインパクトが凄くて薄れがちですが、この馬も新馬戦の内容としてはかなり良い評価が出来る内容だったと思うので、次走いきなり勝ち上がれても全く不思議ではないと思います。


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