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【歩き理論】7/4新馬戦振り返り【アルキロ】

こんにちは、ミスター長嶋です。

日曜日の新馬戦の振り返りをしていきたいと思います。

歩き理論(アルキロ)はどうだったのかというのがメインですが一応レースの振り返りも思う所があればしようと思っています。

改めて、アルキロの評価は4段階で
◎:最高、文句の付け所なし。(重賞~クラシック級)
〇:水準レベル、普通に良い。(1勝~OP級)
△:悪くはないが気になるポイントあり。(未勝利~1勝級)
×:個人的には好きではない馬かな・・(未勝利級)

ざっくりこんな感じです。
評価の目安としては一応〇より上は新馬勝ちが狙えるくらい良い感じだと思って貰えればいいと思います。(知らんけど)

それでは始めます。

アルキロ印結果まとめ

7/4(日)函館5R  芝1800m
インペリアルライン 11着  アルキロ×
ブルーロワイヤル  7着 アルキロ△

7/4(日)福島5R 芝1800m
ヴァランシエンヌ  9着 アルキロ△
プレンドクエスト  6着 アルキロ〇 調教C

7/4(日)小倉6R 芝1200m
ベヴィアーモ    6着 アルキロ〇 調教B

新馬戦勝ち上がり率(トータル)
◎ 1/3  33.3%
〇 2/12 16.7%
△ 3/17 17.6%
× 1/7  14.2%
新馬戦3着内率(トータル)
◎ 3/3 100%
〇 4/12 33.3%
△ 7/17 41.2%
× 3/7  42.9%

7/4(日)函館5R  芝1800m

1着 アルナシーム    調教B
2着 ブラックボイス   調教B
3着 マイネルシーマー

7着 ブルーロワイヤル  アルキロ△
11着  インペリアルライン アルキロ×
ペース 36.4-36.1 (-0.3) イーブンペース

ここは人気サイドのワンツー決着。
中盤が緩んで終いも使える展開になったため、4角で前目のポジションを
取れた馬が有利な競馬に。


1着のアルナシームは調教B評価。

パドックの段階から少し気難しい面は見せていたものの
馬の仕上がりというものは調教通り良かったです。

また、先週のアバンチュリエと同じく母父ディープインパクトという
血統構成。
母は近親にシャフリヤール、アルアインがいる良血。

今年は切れを補うような配合のモーリス産駒にしっかり切れが出ている印象があります。

去年は同配合でも重たい印象の馬が多かったのですが、
2年目でかなり変貌を遂げたと言って良いと思います。

レースではスタートでやや立ち遅れ後方からの競馬に。
それでも次第に捲るようにポジションを上げて4角では5番手に。

そこからの切れ味というのは強烈なものがありました。

タフな函館の馬場なので周りが止まったという見方もあるのかもしれませんがこの馬は最後まで伸び続けていましたし、かなり印象に残りました。

昨年のカイザーノヴァも印象深い勝ちっぷりでしたが、この馬も同等か
それ以上に良い勝ち方だったと思います。

函館札幌で続戦するようなら、札幌2歳S辺りではかなり有力な一頭に
なるのではないかと思っています。


2着のブラックボイスも調教B評価。

こちらは内枠が響いたという印象。
進路があまり無い中2着に持ってきたのはルメールの手腕と言って良いと
思います。

走り方そのものはやはりパワー型という印象ながら、進路が見つかってからの伸びはとても良かったです。

同じ洋芝の未勝利戦であれば、ほぼ確勝級と言って良いのではないでしょうか。


アルキロ評価の低かった二頭は共に凡走。
アルキロ的には見極めが出来ていたと思うので、自分としてはその見解が
当たっていて良かったです。


7/4(日)福島5R 芝1800m

1着 ウインピクシス
2着 ボーンディスウェイ
3着 ナザレ       調教C

6着 プレンドクエスト  アルキロ〇 調教C
9着 ヴァランシエンヌ  アルキロ△
ペース 37.9-36.0(-1.9) 後傾ラップ


1着はウインピクシス。

今年もゴルシ牝馬の有力馬がいきなり誕生しました。

ゴールドシップ×ロージズインメイはすでにユーバーレーベンが居るように
ニックスの可能性が高いです。

配合の奥の方でナスキロが成立することにより、トビの大きさ、柔らかさが強調されるのが大きな要点なのかなと思っています。

また、ウインピクシスはユーバーレーベンと同じく母母の方にRobertoを持っており、Halo、Roberto、Devil's Bagという異なる3系統経由の
Hail to Reasonのクロスが発生しています。

Hail to Reasonの父Turn-toはナスキロと相性が良い血統ということが言われており、更に瞬発力を引き出すような配合になっているのだと思います。

今後のゴールドシップの黄金配合になっていくと思いますし、
覚えておきたいです。

血統について長くなりましたが、レースぶりも本当に見事でした。

流れとしてはスローで前が残りやすい、そしてタフな福島という条件設定は
父ゴールドシップと考えるとベストだったとは思います。

タフな福島の馬場をものともしないパワーと柔らかさやバネを感じる走り
とても良いバランスの競争馬に思いました。

まだ馬体は424kgと小さいですが
この日の新馬戦の中で一番大物感があったと思います。

まだまだ成長する余地もありますし
この馬は間違いなくクラシックに乗ってくる。

そんな予感がしています。

次走はゴルシ産駒の庭と言ってもいい札幌2歳Sでも面白いですし
どこの競馬場でも問題なく走れるように思います。


アルキロ〇調教C評価のプレンドクエストは6着。

スタートの出遅れが痛かったのと直線で狭くなる場面があるなど
不利もありました。

それを考えるとこの6着は頑張った方と言えると思いますし、
次走スムーズに走れれば勝ち上がりも望める馬だと思います。


アルキロ△のヴァランシエンヌは9着。

最後の直線で全く追えていなかったようにあまりレースにならなかったという印象。

この馬はやはりダート替わりが見たいです。


7/4(日)小倉6R 芝1200m

1着 ショウナンマッハ
2着 グッドグロウズ
3着 チャームポイント

6着 ベヴィアーモ    アルキロ〇 調教B
ペース 33.7-34.9 (+1.2) 前傾ラップ

この週の小倉の馬場は狂ってましたね・・w
開幕週だったので前が残るのはわかるのですがそれにしてもという馬場でした。

ここではアルキロ〇調教B評価だったベヴィアーモについて触れます。

パドックで馬っ気を出したりしていたのでかなり不穏だったのですが
レースでも4角で不利を受けたのもあって結果はついてきませんでした。

ただ走りの柔らかさや素質はやはり良い物があると思うので
個人的には広いコースの1400mあたりで次は見たいなと思っています。


POGの関係でこのレースも扱っておきます。

7/4(日)小倉5R 芝1800m

1着 フィデル      調教A
2着 ダノンピーカブー
3着 カシノジュピター
ペース 38.4-34.3 (-4.1) 超後傾ラップ

前半1000mは63秒というスローペースで
後3Fのトップスピードの持続力が問われるような競馬。


1着は調教A評価だったフィデル。

流石にあの調教内容を考えると負けないだろうとは思っていましたが
レースセンスを感じる勝ち方だったと思います。

スローな流れを4番手で追走し、残り600mから進出開始。
直線の入り口で先頭に並びかけてそのまま押し切ったという内容。

騎手の指示に対して従順で最後まで長く良い脚を使えるのは
この馬の大きな武器だと思います。

ムチもほぼ使っておらず、調教のような競馬でした。
まだまだ余力がある感じがしますし調教を見た感想にも書いたのですが
こういった平坦小回りという条件は特に合っていたように感じます。

ポテンシャルの高さというのはこの一戦で見せたと思いますが条件としては
少頭数に平坦小回りと今回はかなり向いていたと思うので
今後中央開催になった時にこの小倉でのパフォーマンスと同じ、または
それ以上の走りを見せられるかが試金石になると思います。

クラシック路線に名乗り出て来る可能性は充分あると思うので
今後の動向に注目しておきたい一頭です。


2着はダノンピーカブー

スローペースで楽に逃げられただけに普通なら勝ちパターンの競馬なのですが今日は相手が悪かったという印象。

フィデルに抜かされてからも内でしっかり抵抗していたので
この馬も能力があります。

今日の走りを見ているとあまり切れがあるタイプではないと思うので
今後も逃げれば勝ち上がるチャンスはいずれ回ってくると思います。


7/4(日)福島6R 芝1200m

1着 ニシノレバンテ
2着 シゲルファンノユメ
3着 ミッキーハーモニー
ペース 35.0-35.5(+0.5) やや前傾ラップ

ここでは新種牡馬の産駒が上位を独占する結果に。

1着のニシノレバンテはイスラボニータ産駒。

イスラボニータ産駒にとってはこれがJRA初勝利となる記念すべき勝利に。

母のワイキキブリーズはダートの短距離で2勝クラスの馬。
母父はフレンチデピュティで米国指向。
母母方にはノーザンテースト、トウショウボーイが入っていることから
ゴリゴリの米国というより少しマイルドな印象。

スタートは速く、なおかつ行きっぷりも良くハナを取り
そのまま押し切った内容。

最後の直線での走りは前脚がよく出ていて、父の特徴をしっかり受け継いだ
良い走り方をしていました。

体型的には現状1200mが良さそうですが、1400mくらいまでは何とかなりそうに見えました。

気性もとても前向きなので、この早い時期の短距離路線で楽しみな一頭に
なるかもしれません。


2着のシゲルファンノユメはディーマジェスティ産駒。

この馬も父の特徴が良く出ている走りをしていて
トップスピードに入るまでがとても速いピッチ気味の走り。

惜しくも2着に敗れてしまいましたが、また同じような条件であれば
再び上位に来る力はあると思いましたし、勝ち上がることも出来ると
思います。

今後もディーマジェスティ産駒は特に福島のようなタフな小回りコースで
台頭してくることがあると思うので、頭の片隅に入れておきたいです。


まとめ

今週は元々注目度の高い新馬戦はフィデルの新馬戦くらいかと思っていたの
ですが、蓋を開けてみると他にも将来性のある馬が多かった印象でした。

中でもウインピクシスの走りはかなり魅力的に映ったので
今後に注目しておきたいです。

アルキロ的には今週は〇を付けた馬が二頭とも芳しくない結果だったので
少し残念でした(´Д⊂ヽ
ただ△や×の馬が勝ち上がることも無かったので見立てとして大きくずれてたことは無かったのかなとも思っています。

ただ何より今週は馬券がボロボロだったので来週は少しでも返して貰いたい所です( ;∀;)


それでは。

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