【背腹理論】8/6,8/7新馬戦振り返り【せばら三四郎】
こんにちは、せばら三四郎です。
土日の新馬戦をまとめて振り返りたいと思います。
背腹理論の結果と、気になったレースに関しては軽く振り返りたいと思っています。
改めて背腹理論の評価は6段階で
S:G1級(世代トップレベル)
A:OP勝ち~重賞級
B:1勝勝ち~OP上位級
C:1勝クラス好走級
D:未勝利脱出級
E:未勝利級
加えて前日調教からオススメした馬も少し触れる所は触れます。(その馬には調教の意味で調マークを付けています)
ざっくりこんな感じです。
それでは始めます。
背腹評価結果一覧
8月6日(土) 新潟5R 芝1800m
フェイト 背腹D 1着
8月6日(土) 新潟6R 芝1600m(牝)
該当馬無し。
8月6日(土) 札幌5R 芝1200m
メイクアスナッチ 背腹D 1着
8月7日(日) 新潟5R 芝1600m
ゴルデールスカー 背腹D 4着
スズノハマヤ 背腹C 14着
8月7日(日) 新潟6R ダート1800m
該当馬無し。
8月7日(日) 札幌5R 芝1800m
該当馬無し。
8月6日(土) 新潟5R 芝1800m
1着 フェイト 背腹D
2着 ノエマ
3着 コスモバラタ
4着 調ロゼル
10着 調タイセイマイティ イチオシ
ペース 35.5-34.9(-0.6) ほぼイーブンペース
〇ペース
先週の開幕週の馬場とは違って早くも差しも決まり始めたような馬場でした。
まだ前が極端に止まるという感じでは無いですが、後方から差し切る決着が明らかに増えたので傾向としては早くも変わって来たように思います。
ペース的には前後半に差が少ないイーブンペース寄りの流れ。
中間の3Fは12.3-12.9-12.5と少しだけ落ち着いたものの、この時期の新馬としては地力が無いと上位に来れないレースだったように思います。
昨年同条件で勝利したイクイノックスの新馬戦は36.1-34.7という流れで中間の3Fが12.2-12.2-12.2と全く緩みのないラップで勝ち切ったのでかなり高い評価をしていたのですが、今回のレースも昨年程では無いにしてもラップからは高い評価をして良いレースだと思います。
字面的に面子のレベルにはやや疑問は残るものの、好走した馬に関しては評価して良いと考えています。
〇各馬振り返り
・フェイト 背腹D 1着
背腹評価は高くなかったのですが、見事な走りでした。
パドックを見た感想としてはまだ造りとしては緩さがあって使って良くなる感じかなと思っていたのですが、調教内容通り初戦から力を出せた内容でした。
ノーザンF生産馬は当馬だけではあったものの、まだまだ馬体的には伸びしろがある中でのこの走りだったので、高い評価をして良いと思います。
走り方としてはトップスピードに乗った時の首の使い方はあまり良くは無かったので、包まれると良くないような印象はありますがそれでも推進力はしっかりありました。
本質的にズバっと切れるタイプでは無いと思っているので、極端な瞬発力勝負には不安はあるものの、阪神、中山のような少しタフな中距離戦ならむしろ適性がある馬かもしれません。
成長次第ではあるものの、来年のクラシック戦線に顔を出してくる一頭だと思いますし伸びしろを考えるとかなり面白い一頭だと思います。
・ノエマ 2着
勝ち馬とは流石に差があったもののよく頑張った2着だったと思います。
新馬戦としてはしんどいペースを前で粘り込んだ内容は評価出来ます。
ただ走り方を見るとそこまで決め手がある感じはしないので勝ち上がるにはやや苦労するタイプかもしれません。
このレースのレベルを測る上では次走ちゃんとこの馬が好走するかは一つの目安になると思います。
・コスモバラタ 3着
やや難しい位置取りで競馬をした分直線の進路取りに苦労した感じはしました。
走りの感じも舌を出したりとまだ荒っぽかったですが、能力自体はある程度高いものがあると思います。
大箱向きか小回り向きかは判断が難しい所ですが、走りの感じからは大箱でのびのび走らせた方が良い感じはします。
未勝利戦でも上位争い出来る質はある馬だと思います。
・ロゼル 4着 調教推奨
調教から推奨した一頭。
直線でふらふらしていたようにかなり走りには幼さがありましたが、良く追い込んでの4着。
調教映像を見た印象ほぼそのままの走りで、能力自体はあったように思います。
ただかなり気分屋というか、集中力があまりない感じだったので当てにはしにくいタイプだと思います。
スイッチが入れば一生懸命走る感じなので乗り手を選ぶ馬かもしれません。
・タイセイマイティ 10着 調教推奨 今週のイチオシ
これは本当に何があったんだろう・・と思うくらい走らなかったですね。。
イチオシにしたのですが、大誤算でしたスイマセンm(__)m
パドックでの映像を見返すと馬格は500kg近くあったのですが思ったよりまだ背中が頼りない感じだったのでその点は一つ誤算だったかもしれません。
ただあまりにも道中ついて行かなかったというかついて行けなかったと言うべきか残念な内容でした。
調教の動き自体は本当に良かっただけに、条件替わりに期待したいというのが正直な感想です。
坂路はそれなりに動くタイプなのでダートを使ってきたタイミングでもう一度狙ってみたいなとは思っています。
8月6日(土) 札幌5R 芝1200m
1着 メイクアスナッチ 背腹D
2着 調セフィロ
3着 調テラステラ
ペース 36.1-34.0(-2.1)後傾ラップ
〇ペース
前半がスローだった分前がしっかり残ったという競馬。
レースレベル的には評価が難しいですが、上位と下位には明確な差があるレースだったように思います。
〇各馬振り返り
・メイクアスナッチ 1着 背腹D
先日の記事で背腹評価は高くないけど案外勝っちゃうかもなんて書いていたのですがその通りになりました(゚Д゚)
当日は438kgと元々思っていたくらいの馬体重はありました。
レースではスタートも決まり、流れに乗って競馬出来ましたし、最後までしっかり走り切れていたので上々の内容だったと思います。
母父ディープ譲りの切れというか、母のスナッチマインドにもよく似ている走り方に見えましたし、先々まで楽しめそうな感じがします。
今回は逃げましたが、次は溜めてどれだけ切れるか見てみたい馬です。
上のクラスでも通用する素質は持っている馬だと思います。
・セフィロ 2着 調教推奨
調教から推奨した一頭。
勝ちに等しい内容で評価的には勝ち馬と同等でも良いと思っています。
父イスラボニータのしなやかさが前面に出ている感じで走り方もとても良かったです。
未勝利戦はすぐ勝ち上がれると思いますし、こちらも中々楽しみな一頭だと思います。
・テラステラ 3着 調教推奨
調教から推奨した一頭。
初戦から勝ち切るにはやはりちょっと緩かった感じで、やはり一度使って上昇してくる馬だと思います。
上位の2頭には離されましたが、この馬の内容もそこまで悪くなかったと思いますし、未勝利戦でも使った上積みを考えれば勝ち上がれる馬だと思います。
8月7日(日) 新潟5R 芝1600m
1着 ムーンスカイ
2着 エスペランサフラグ
3着 ラブスレンダー
4着 ゴルデールスカー 背腹D
10着 調ヒープパラドックス
14着 スズノハマヤ 背腹C
15着 調フォミルマジック
ペース 35.9-35.6(-0.3)イーブンペース
大波乱のレースで予想はさっぱりでした・・( ;∀;)
〇ペース
前半からかなりタイトなレースラップで、新馬には中々きついレースだったと思います。
1000m通過が1.00.1、そしてラスト3Fの中での最後の1Fが12.8と新潟にしてはかなり大きくラップを落としたのは前半からの新馬戦にしては厳しい流れが原因だったと考えています。
レースレベルは見た目からはそこまで高いとは思えなかったのが本音ですが、このレースで前で踏ん張れた馬は、次楽なペースになった時にもっと粘りが効くのかなとも思っています。
〇各馬振り返り
事前情報があまり無かった馬に関しては軽めに触ります。
・ムーンスカイ 1着
減量も大きかったとは思いますが、前から押し切った内容。
走りを見ると切れ味が要求されるレースが良い感じはしなかったので、今回のタフな展開はむしろ向いたのかもしれません。
上で通用するかというとまだなんとも言えませんが、阪神の1400mのような終いが掛かりやすい競馬で再び台頭してくる可能性はあると思います。
・エスペランサフラグ 2着
サンデーのサの字も無い血統表、むしろイージーゴアを母系に持っているエモい血統だったのが功を奏したような感じもします。
評価的には難しいですが、上がりが掛かる展開の方が力は出せる馬で今後もそういった条件ならという感じでしょうか。
・ラブスレンダー 3着
タフな展開がミッキーアイル産駒的には合った感じでしょうか。
上二頭と同じような評価です。
・ゴルデールスカー 背腹D 4着
思ったよりは走ったという感じで馬格も思ったよりありました。
個人的には次はダートの1400mで期待してみたいです。
・ヒープパラドックス 10着 調教推奨。
これは馬体が小さすぎましたね・・。
上がり自体は使えていましたが評価としてはなんとも言えないです。
・スズノハマヤ 14着 背腹C
背腹Cの成績が実は一番悪かったりするのですが、この馬も例に洩れず・・という結果に。
正直厳しい評価です。
・フォミルマジック 15着 調教推奨
今週の調教推奨は結果の振れ幅が大き過ぎました。。
見せ場のない惨敗で使いつつ前進期待・・としか言いようがないです。
おまけ:ダリア賞(OP)
1着 ミシシッピテソーロ
2着 〇フミサウンド
3着 ブーケファロス
4着 ▲シルヴァーゴースト
6着 ◎ジョウショーホープ
ペース 34.3-35.4(+0.9)前傾ラップ
馬券的には残念な結果に・・( ;∀;)
〇ペース
前半から突っ込んだペースになった分先行勢は苦しくなった競馬だったと思いますし、実際中団~後方に位置していた馬達が上位を独占する結果でした。
展開通りの決着だったので、各馬の評価は位置取りにあわせて変わってきます。
〇振り返り
1着はミシシッピテソーロ。
この馬の新馬戦の評価はあまり定まっていなかったのですが、2着のサトノヴィレが未勝利を完勝、この翌日にも3着馬のサイモンオリーヴが未勝利勝ち。他にもクレイブマートル、ラフィーニは新馬戦から着順を上げて馬券圏内にも来ており、レベルの高い新馬戦だったことがわかりました。
新馬戦の見方の難しさを改めて感じましたし、一つ見方の参考になりました。
展開的にはしっかり嵌った部分はあったと思いますが、その中でも一枚力が抜けていたと思います。
早い時期ならということは以前も書いていたのですが、しっかり夏に結果を出してきたのは流石でした。
秋にも活躍できる伸びしろがあるかはまだ疑問ではありますが、これで賞金は稼げましたし、重賞でも差しが台頭出来る展開ならあっと言わせる場面はあるかもしれません。
2着のフミサウンドと3着のブーケファロスに関してはほぼ同等の評価です。
両馬共に進路取りでファイトしていたのですが、その点で言えばフミサウンドの方が難しかったとは思います。
ミシシッピテソーロも含めてなのですが、上位は全て420~430kgと小柄な馬で決着しており、仕上がり早なタイプが軒並み走ったという感じで先々はどうかなと感じる部分はあるので、秋以降はやや扱いに注意が必要だとは思います。
4着のシルヴァーゴーストはやや直線でもたれる部分はあったとはいえ上の3頭と比べると切れ勝負で分が悪かったように思います。
新潟よりは前走の福島のような坂のある小回りの方が良い馬なのかなと思います。
そしてこのレース◎にしたものの無念の6着だったジョウショーホープ。
あまりにも勝負所での不利が大きすぎました。
手応え的には充分あったのですが、完全に前をカットされる形になったので不完全燃焼の競馬に。
展開的にはスムーズでも勝ち切れては居なかったかもしれませんが、最後ももう一度伸びていただけに実力的には勝ち馬達と遜色は無かったと思います。
引き続き非根幹距離に出てきたら買いたい一頭ですし、人気を落とすようなら美味しいかもしれません。
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