考えるのってめんどくさいんだ。でも、考える方を選んでいきたい。
今日、お昼ごはんを食べながら職場の先輩とこの先のキャリアについて話した。
「これからもライターの仕事続けるの?」
この問いに僕は「うーん……」と言って言葉を濁した。
返答に困った理由は、将来のことをあまり考えていないからだ。
僕は今まで直感と流れに身を任せてきた。
結果的にいい出会いがたくさんあったから後悔はまったくしてない。
だけど一方で、夢とか目標とか、目指すものがあると頑張れるとよく言うが、その通りだとも思う。
でも今の僕にはライターとしての目標がほとんどない。
雑誌を読むのが好きだから、いつかは『POPEYE』や『BRUTUS』で書いてみたいな……とふんわり思っているくらいだ。
お昼休憩が終わり、改めて考えた。
「直感と流れに身を任せてきた」というと聞こえはいいけど、僕の場合、「考える」ことをめんどくさがって「逃げてきた」とも言えるんじゃないか?
そうだ。
考えるのが嫌いなわけじゃない。でも自分の将来のこととなると、とたんに「もう考えたくない! 考えるのやーめよっ」と脳が思考停止してしまう。
これではだめだ、考えなきゃ。
宮崎駿監督も言っている。
「世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ」
「考える」ことも、「世の中の大事なこと」の一つにきっと当てはまっている。
考えるのってすごくめんどくさい。めんどくさいんだけど、本質というか自分の根っこの部分と正面から向き合うことで、見えてくるものがあるんだと思うし、そう信じたい。
今日、この瞬間から「逃げる」方ではなく、「考える」方を僕は選ぶことにする。