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【ポケポケ】いかにキモい勝ち方をするか【マタドガス受け】
結論 マタドガ+ミュウ+ダクライ受けループ
1.環境
45勝イベントも今や昔、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ようやく揃ったマニューラ+ダークライが期待していたほど強くありませんでした。
相手のダークライは鬱陶しいことこの上ないのに、俺のダークライは悲しいほどに火力不足。どうにかならんものかと思案に暮れる今日この頃。
いかに「キモい勝ち方」をするか
というカルチャーがポケポケ界隈には昔から存在していまして、最初期にはプテラによるバウンス、最近ではデブ猫で妨害するようなデッキを見かけます。
ただ往々にして、コイン依存が強すぎるなどの理由でキモいが勝てない、
結果として、イライラしているのは相手ではなく自分という、
本末転倒ともいえる決定的な欠陥を抱えております。
ショート動画を見て作ったはいいが、4、5戦目にようやく想定の動きが初成功し、そのままデッキボックスの肥やしになるのが世の常。
したがって、「キモい勝ち方」を目指す上では、ある程度の実用性を伴わないといけません。少なくともその辺のテンプレデッキに勝てるぐらいには。
その点、前シーズンに「マタドガス+ミュウ+手裏剣」デッキを使い、
キッズたちをジワジワと追い詰め、絞め上げ、あまたの5連勝を阻止してきた実績が、私にはあります。
ダークライは悪用してナンボ
もうお気づきでしょうが、ダークライは本来こういう悪用をされるべく産まれてきたのではないかと思い至ったわけです。
先にご紹介したデッキは、今シーズンの種ポケの高HP傾向に伴ってダメージ不足で勝てないデッキへと落第してしまいました。
特に、手裏剣ことゲッコウガを見る機会、最近減りましたよね?
理由は様々考えられますが、どうぐの追加をはじめサポートカードの大幅強化に伴って、フィニッシャーにはなりえない2進化・合計6枚ものカードをデッキに入れる余裕がなくなっているのです。20ダメージの調整だったらゴツメでいいですし、ベンチへの狙撃は赤木さんで引っ張り出せばいいですからね。
その点ダークライなら即座に20点が飛ばせる!6枚を2枚で代用できるじゃん!しかも水エネ不要で事故らなくなるじゃん!強いじゃん!
閃いてしまったのです。
キッズたちが楽しくポケポケをしているであろう、日曜日の昼間にね!
2.動き
ひらめいた勢いでさっそく記事を書いているので、まだ完成形ではありません。特にサポートカードのバランスは検討中です。まぁ、イベントマッチ潜るぐらいなら普通に勝てますのでご心配なさらず。
言い訳はさておき、動きを解説していきます。
基本
マタドガスの毒ガスと30点を積み重ねてください。ここから相手の出方によって2パターンに分岐します。
パターン1
ほとんどの場合はこっちです。ゴツメや後ろのダークライのアシストで削りきってください。マタドガスはリサイクルが効くので、とにかく死なせないような動きも重要になります。
死にそうになったらミュウかダークライに入れ替えて1,2ターン耐えるのもありです。キョウさえこれば息を吹き返します。EX2落ち想定のほうが赤木環境の今はいいかもしれません。
パターン2
ミュウツー、リザードン、ゴウカザル、パルキアなど、重量級・高打点のフィニッシャーを主軸としたデッキはミュウのカウンターに頼ります。
特に今はエネ加速も多く、殴り始めるターン数が短いので、マタドガスにエネを張らず、初手からミュウに最速で積んだ方がいい場合が多かったです。
2体目の重量級を準備する時間は相手にはありません。2エネをミュウに積み終わったタイミングで、通常営業に戻りましょう。
ダメージとエネルギーマネジメント
先の記載とも関連しますが、このデッキはダメージとエネルギーをうまく配分しながら戦うスタイルです。
基本はマタドガスラインに1エネ付けた後、ベンチのダークライにエネを付け続ければいいように思えますが、ダークライの要求3エネに対し1エネ(1ターン)足りない場面が多く、ミュウを経由させるときにスピーダーがないなど、思った以上にループを成立・80ダメージ確定させるためのエネルギー消費が大きいです。また、以前のデッキではゲッコウガ(出来損ないのゲコガシラ)とマタドガスの2落ちが許されましたが、今回はマタドガス×2落ちのパターンしか許されません。1ターン稼ぐための捨てポケがいないのです。また、赤木も怖い現環境では、リーフ、スピーダー、ポケモン通信のどれかをかけだし調査員に入れ替えてもいいかもしれません。それぐらいダメージ管理がシビアでした。
実戦では、しょうがなくダークライを前線に出してダークライ落ちからマタドガス+ベンチのダークライで最後までつっぱるという戦い方を強いられる場面も多かったです。
勝てる相手と勝てない相手
ギャラドスを除く重量級の相手にはミュウを活用して比較的良い戦いが出来るでしょう。2エネのミュウが怖くて出したくても出せないリザードンやパルキア兄さんは大変見ものです。
ナッシーあたりもそれほど不利な印象はありませんでした。まぁ早々に80点連発されたら崩れますが。
現環境での天敵は、明らかにサルです。2エネで手前のドガースワンパンされて、しかも仕留めきれず逃げられます。アカギで引っ張り出してなんとか撃破しても2匹目が辛いです。対峙した段階で手札事故ってることを祈りましょう。
3.最後に
このデッキの真の勝利とはなんなのでしょう。その問いに対し明確な答えがあります。
相手のマジギレ切断です。
しかし勘違いしてはいけません。これは相手を不当にイライラさせることではないのです。
例えば、勝ち確定の場面で攻撃をせずに無駄な操作をしたり、時間を引き延ばしたりするのは単なるバッドマナーです。
考え得る最もダサい行為と言ってもよいでしょう。
キモい勝ち方とは、紳士的なマナーと知的かつ華麗なプレイに立脚していなければならない。正々堂々と戦いながらも、ジワジワと有利を取り、古畑任三郎のように相手を追い詰めていく。これこそ我々が追及する美学なのです。