常に一体 分離不安の強かった息子
助産院での母子の修行で、
やっとおっぱいの吸い方をマスターした息子。
その後はいつでもどこでも、おっぱいにぶら下がっているような子になりました。
次の困り事もありました。
それは、四六時中抱っこしていないとギャン泣きして、人見知り、場所見知りもひどく、分離不安のとても強い事でした。
例えば、家にいて、母のわたしが
昼間も夜中もトイレに行くだけで大泣き。
夜中寝ていても、私がトイレにたつと起きてしまい、ギャン泣きされるので、
夫が「何事だ!」と飛び起きてしまうのです。
これは3歳過ぎまで続きました。
今も実は朝活という名の早起きはできません(^^;;
なぜなら、私の寝息が聞こえなくなるのか
早朝の私が起きた後、必ず息子も一緒に起きてしまいます。
試しに、振動型の目覚まし時計も購入しましたが
やはり私が起きてすぐに
「ママ…!! どこにいくの?」うぇーん!
となってしまうのです。
当然「ママが大好きな息子」も一緒に起きてしまうと、私は朝の活動なんて出来やしないのです。
息子0歳から3歳近くまでは、
いつも抱っこしているかくっついていないと
ダメでちょっと離れると、異常なくらい泣き叫びました。
食事の支度や洗い物、洗濯物を干す事、家事全般をさせてもらえなくて
(ずーっと足元でギャン泣きしている)
抱っこ紐やおんぶ紐を駆使するも
キツくて嫌なようで、
なかなか上手くいきませんでした。
お昼寝の最中もずっとおっぱいを吸う子で
寝たなと思って離すと起きてしまいます。
とにかく私は息子と一体になっていないと
いけない日々でした。
家事をさせてもらえないので
夫が帰宅しても、家の中は
しっちゃかめっちゃかでした(^^;;
毎夜起こされてしまう寝不足な夫は
疲れて帰ってきてからも
家事をしてくれていました。
申し訳なく思う気持ちもあれば
自由な身で外で仕事をしているという夫に
苛立つことも多々ありました。
お風呂ぐらい1人にさせてほしくて
私が1人お風呂に入ってる時間も
夫と一緒の息子は、ずーっとギャン泣きでした。
息子の泣き声がわーわー聞こえる中
わたしは湯船の中で
「もう辛い、助けて 」と泣いていました。
お風呂から出るといつも、
不機嫌であり、困った顔の夫と泣き狂った息子がいました。
私は次第に、息子の泣き声で頭がぼーっとするようになり、呼吸が苦しくなり、
昼間過ごす時も、夜寝ていても、いつ泣かれるのかとビクビクするようになりました。
家で落ち着いて過ごすという事が
出来なくなっていき、
気づいたら水を飲むこともせずに
トイレにも行かなくなりました。
肩がグッと上がっていて
ホッとするという時間がありませんでした。
あの時もどん底からのどん底でした。笑
そして、もう一つ変だな?と思っていたのが
息子はいつも何か考えているというか、
難しい顔をしていて
子どもらしい朗らかさがなくて、
表情が硬い子でした。
イヤイヤ期も癇癪も後追いもひどく、
一歳10ヶ月で吃音が出た時は
夫の遺伝の事もあったけれど、
「あぁ、なんか、、この子ね、やっぱりね」なんて事も思ってしまいました。
生まれてからずっと育てにくい子に
吃音まで出てしまい、
さらに疲れがどんどん蓄積されていく子育て。
「子どもを望まなければ良かったのかもしれない」
思いたくないもないのに、思ってしまう私。
どん底からどん底、そしてまたどん底へと
進んでしまう子育てだったんですよね。