ルーツを辿る旅。〜宮古・伊良部島の命の源サバウツガー編〜
僕のパートナーは、ブルガリアと宮古島のハーフという、世にも珍しい組み合わせ。
正確にいうと、伊良部島の佐良浜という、漁師の町らしいです。
漁師の町ってなんかカッコいい。ワクワクしてきますね。
前々から、ルーツである宮古に行きたいと言っていて、やっと念願の日がやってきて、とても嬉しそうな妻。
伊良部島の下地島空港に着きました。40分ぐらいで着いちゃうのね。びっくりです。
空港に着いてから、先ずは海へ。
お〜!!めっちゃ綺麗すぎる。写真では伝わらないのが悔しい!沖縄本島には無いブルーです。
海は、もう満足したので、水場オタクの僕らは、ルーツである、佐良浜にある水場、サバウツガーに行くことにしました。
簡易水道が完備される昭和41年まで、240年間もの間、123段の階段を上り下りして、命の源である水を汲んでいました。
パートナーである、りーなーのおばあちゃんも、ここで汲んでいたそうで、時に階段を登ってる途中でこぼしたりして、その時は大変だったそうです。
落石しています。
このように裸地のままでは、雨に打たれるたびに、土が流れていき、水脈を詰まらせてしまい、ガーにも、ガー周辺の環境にも影響が出てしまいます。最悪、またこのように土砂崩れ、落石が起きてしまいます。
長い階段を降りると、ザッパーン!と力強い波が岩を叩く音が聞こえてきます。
先ず降りてきて、すげ〜、しか言葉が出なかったです。笑
もう、なんといっても場所がダイナミックすぎる。
波近くて怖い!
先人たちすごい!本当に、ただただすごい!
ここの水場が無ければ、りーなのおばあも、そのご先祖様たちも生きていけなかったわけで、そしたら、りーなもいないし、子供もいない。今の僕もここに来ていない。
命の源。
そう思うと、ここに祈らないでどこに祈るのだ、と思いました。
だから、拝所を大きく作りたくなる気持ちもわかるし、行きやすいように整備する気持ちもわかる。
ただ、このコンクリ整備が、あの土砂崩れ、ガーの水質、水量に影響していることは間違いないです。
これだけの重量物を、水が集まるところに建ててしまっては、水脈が詰まり、環境が悪化してしまうのは必然。
こういう大切な場所が守れるように、これからも学び続け、実践し、実証して、伝えていけるようになりたいと、強く思いました。
次回、----宮古、伊良部島の洗礼。オトーリ編---です。
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