日記的なもの 90「ヒトリシズカ的な話」
一人静(ヒトリシズカ)という名前の花がある。この花、名前と違って群生する。名前が名前だけに、一本だけで陰にひっそりと静かに生えているのだろうと思っていたのだが、調べてみるとしっかりと群生していた。
名前と違うやん!
と、花の名前の語源を調べたら、Wikipediaに出ていた。
とのこと。そもそもが「フタリシズカ」が先で、その対比としての「ヒトリシズカ」だった。
名前の由来が草花の特徴から命名されたわけではなく、また発見者の名前というわけでもなく、能楽から来ているというのが意外な話だった。
しかも「静御前」。
イメージだけだと可憐だな。
でもやっぱり「ヒトリシズカ」という名前を見たら、ふつうは群生しているなんて思わんよ。