【多動の子どもたちの接し方】


「発達障害とその子らしさ」から思わされたことです。

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『ブレーキをかけよう」(えじそんくらぶ、二〇〇二年)という、多動症の子どもの自己認知のための良い本があります。
そのタイトルは、多動の子どもたちに必要なことをよく表していると思います。
その本の一節に、こう書かれています。

「君たちはとても性能のいいスポーツカーなんだよ。
すごく性能はいいのだけれども、残念ながら、ブレーキがうまくきかないんだ。
だから、ブレーキをうまくきかせるということを覚えないと、みんなと一緒に道路を走れないんだよ。」


この本に書かれているとおりだと思います。
多動の子どもは、非常にエネルギーがあり、頭の回転も速く、気持ちもさっと動くけれども、残念ながら止まらないという問題があるのです。

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多動の子どもを見ていると、確かに集団生活では難しい面があります。
なかなかじっとしていられない、すぐに他のことをしだす、など。
それはブレーキがうまく効かない、という例えにある通りです。


でも思わされるのは、もちろんブレーキのかけ方を忍耐を持って徐々に教えていくというのも大切ですが、全速力で走り出せる環境をみんなで作っていくことも大切だと思います。


ブレーキがきかない子は、日常だとどうしても否定される事が多く、自信を失いがちです。
でも本来彼らは性能のいいスポーツカーであり、走れる条件が揃えば誰にも負けないものを持っている、ということを定期的に気付かせる必要があります。
でないと、彼らは本来素晴らしいスポーツカーであることを忘れてしまうからです。


そのために大人は忍耐を持ちながら、それぞれの子どもたちの能力を存分に出せる環境を少しでもつくり続けたいと思わされます。



今日も最高の1日を😄
God bless you〜(神の恵みがあなたにありますように
長瀬雄大

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