【線にも偶然性を加えられる】

以前に水彩絵の具は
偶然性を生むのに最適な画材
ということを書きましたが
線でも偶然性を作ることができます

３歳くらいの子に
〇△□を書いてもらうと

上手く書けません
特に△が難しいみたいです

３歳くらいなら
すでに色鉛筆を操る筋力は備わってますから
身体の問題ではないようです

では何が問題か？

思ったところに
思ったように動かすことが
まだ正確にできないのです

動きの精密性がまだ養われてない

絵を描いていくうちに
この精密性が磨かれ
狙ったところに狙ったように
線が描けるようになります

デッサンやスケッチなどは
特にこの能力を高める作業です

絵の上手い下手の区別は
まず、この線を精密に再現する能力の違いで
生まれるのだと思います

ちなみに
多くの人は中学生以上になれば
この「精密性」があり
思うように動かせているはずなのに
なぜ絵の上手い下手が出てきてしまうのか？

それは
「狙ったところ」の部分の精度が違うからです

そもそも
「狙ったところ」が間違っていたら
その通りに描いても変なものが描かれるという理屈です

「狙ったところ」とは？
なにでこの部分の精度の差が生まれると思いますか？

次回までにご自身で考察してみてください
はじめての宿題・・・(´・ω・)・・・つづく

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