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十時愛梨のモバマスを振り返る Vol.05
今日は、十時愛梨のソロCD「アップルパイ・プリンセス」の購入特典として2013年1月に登場した[CDデビュー]について見ていきたいと思います。
約束のケーキ
「Pプロデューサーさんと一緒にCDデビューのお祝いをしたくて
あまーいケーキ焼いて来たんですっ! はい、あ~ん……えへへ♪」
昨日のnoteで触れましたが、直前の2012年末に登場した[アニバーサリープリンセス]では「またPさんにケーキ作ってきてあげます♪」と言っていました。つまり約束通りにケーキを作ってきてくれた、というわけです。
ちなみに、ケーキを作って一緒に食べる、というのは愛梨流のお祝いのやり方のようです。例えば「アップルパイ・プリンセス」に収録されているドラマCDではパパの誕生日のためにケーキを焼いていますし、デレステのウワサでは、両親の結婚記念日をケーキでお祝いしていますし、本人の誕生日には大量のケーキを自分で作って一緒に食べましょうとPに言っていました。
パイではなくてショートケーキ…
でも、曲のタイトルが「アップルパイ・プリンセス」なのに、アップルパイではなくショートケーキを持っているのは何故でしょうか。その答えは、もしかするとチョコプレートにあるのかもしれません。
「Pさんへの気持ち、このケーキにぜんぶ込めましたっ!
もちろん感謝と、それと…
あの、あとはチョコプレート見てください!」
チョコプレートに書かれた「LOVE」の文字。アップルパイにはチョコプレートは載せられないから、だから「LOVE」の気持ちを伝えたくて、敢えてアップルパイではなくショートケーキにした、のかもしれません。
だって「会いたいから焼いちゃおうアップルパイ」なんですもの。「LOVE」の4文字が書きたくてショートケーキ、もアリなんじゃないでしょうか。
キーワードは「ふわふわ」
「この衣装、白くてふわふわで、何だか気分まで
ふわふわ~ってなりますね。えへへっ!
自分のCDが出せて、こんな可愛い衣装まで着られて…
私、幸せすぎてふわふわ~って…えっ、もう出番!?」
特訓後の衣装は同じ時期にCDデビューしたメンバーと同じコンセプトの衣装。愛梨の言う通り、白くてふわふわしたデザインになっていて、とても可愛らしい衣装です。
ところで上で紹介した発言には、この長さで3回も「ふわふわ」という単語が出てきますが、この「ふわふわ」という単語は、この後も愛梨を指す形容詞として度々登場することになります。ふわりと包み込むような包容力や優しさだけでなく、ふわっと浮かんでいるような浮世離れしたマイペースさ、掴みどころのなさ、もしくは規格外の超人的な魅力、みたいなものを表していて、「ふわふわ」という単語は、とても象徴的なキーワードだと思います。
そんな一方で、こんな発言も。
「Pさんのことを考えながら歌うと、うまく歌えるんです。
気持ちがいっぱいこもってるからですねっ!」
感じたことをストレートに伝えてくる真っ直ぐさが現れていて、実に愛梨らしい言い回しだな、と思います。そして、誰かを想うと力が引き出される、というところも、「ファンに愛され、ファンを愛する」というシンプルな同期でアイドルのお仕事に励んでいる愛梨らしい発想だな、と思います。