十時愛梨のモバマスを振り返る Vol.18
今夜は2018年に登場したレア[あまほわギフト]のお話をしましょう。特訓前は何かを大量に買い込んだ愛梨の姿が、特訓後は魔法少女風の衣装を着てポーズを決める姿が可愛らしいカードになっています。
愛梨からの差し入れ
「愛梨イチオシの新作スイーツです♪
差し入れにピッタリですよね、えへへっ」
「あれもこれもって、つい…だって、全部おいしそうだったから♪」
愛梨が買い込んだのは事務所への差し入れのスイーツでした。しかも新作でイチオシ。でもイチオシと言いつつ一つに絞らずに全部!と言うあたりは愛梨らしいところだな、と思います。
ちなみに、ケーキを作る側になったときの愛梨は「プロ顔負け」と言われる腕前なので、今回買ってきたスイーツもきっと全部美味しいんだと思います。
そして、愛梨特選のスイーツを食べられるだけでも素晴らしいのに、さらに愛梨はこんなことも言ってくれます。
「Pさんにはとびきりのパイをあ~ん、してあげますっ」
みんなに全力で愛情を届けて、さらにその上でPを特別扱いする。愛梨の愛は無限にも思える一幕です。
デレマスJD組なかよし部
ところで、この差し入れのお菓子を持って行った事務所にいたのは、新田美波と宮本フレデリカという、同年代の学生アイドルでした。その様子はシンデレラガールズ劇場1164話で描かれていますが、同じ組み合わせで955話にも登場していました。自由気ままなフレデリカに愛梨が振り回されつつ、冷静につっこむ美波…と、バランスの良さが感じられます。ここで意外に思う方もいるかもしれませんが、愛梨は「わぁ〜スペシャルバージョンフンフンフフンですね〜♪」と言いながら平然と状況を受け入れて、振り回されつつもフレデリカのペースについて行っています。感覚でアバウトに話してしまいがちな愛梨の思考回路と、フレデリカのテキトーさは、案外、相性が良いのかも知れません。
スイートマジック愛梨
さて、特訓後は衣装に合わせて、魔法少女になりきっての発言で楽しませてくれます。
「ふわっと舞って~、ぷにぷにっ♪
あなたの毎日を甘くする、とっておきの魔法ですっ。
あまほわクリーミーな愛梨が心をこめて贈りますよ~。
おいしい紅茶とやさしい音楽で、どうぞ召し上がれっ♪」
「みんなの笑顔を見たいなって♪」
「仕上げは、やっぱり…Pさんの笑顔で決まりです♪」
どことなく「アップルパイ・プリンセス」を感じさせるような言い回しで、いつも通りの愛梨のお茶目さがよく出ています。昨日までのnoteでは[空のおくりもの]、[ほろふわシフォン]、[はずむ花の湯]と、お淑やかであったり哀愁を感じさせたり、「元気なだけじゃない愛梨」という面をお話ししてきました。ですが、今回の[あまほわギフト]では、久しぶりに「可愛くて元気いっぱいな愛梨」という原点回帰を果たしています。
そういう意味ではモバマスの流れからすると「懐かしい」愛梨ですが、一方で、「魔法」という言葉がフィーチャーされるのは、実はモバマスでは今回が初めてで、むしろデレステの方でよく出てきていた要素です。見比べてみると、似てたような発言があることに気づきますね。
「スイートな魔法、かけちゃいますよ!」
([あまほわギフト] 特訓後)
「これまでで一番の、スイートなマジックを届けます♪」
([カップ・オブ・ラブ] LIVE前)
「おいしそうでしょ~? でも、食べちゃダメですよ。
…まだ、ねっ?」
([あまほわギフト]特訓後)
「おイタしちゃだーめ、Pさん♪
あーとーで、ですっ」
([パンプキンパーティー]ルーム)
こんな感じで、懐かしいようでもあり、新しくもあり、モバマスの愛梨らしくもあり、デレステの愛梨らしさもある、というのが[あまほわギフト]です。モバマスでもお迎えしやすい「レア」ですので、ぜひ愛でてみてくださいね。