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十時愛梨のモバマスを振り返る Vol.15
今夜は2017年の5月に登場した[空のおくりもの]のお話をしたいと思います。登場当時には、特訓後の愛梨が見せた表情に驚くPさんも多かったこのカード、言うなれば今の十時愛梨に大きく影響を与えたターニングポイントとも言えます。
いつもと違う「オトナ」な愛梨
最初に一つ質問をしたいと思います。
十時愛梨の弱点って何でしょう?
暑さとか色々な答えがあると思いますが、「アイドルとしての苦手分野」で言うならば「表現力」でした。そのことはモバマスの「ぷちエピソード」のこちらの場面を見ればわかるかと思います。
十時愛梨はキリッとした表情ができない。似たような話がデレステのアイドルコミュ3にもあったのでご存知かもしれません。
では、なぜ愛梨はキリッとした表情ができないのか、というと、こちらの場面を見ていただくとわかると思います。
愛梨は悲しいとか切ないといった気持ちになったことがないから、そういった表情ができない、と語っています。キリッとした表情が出来なかったのも、そういう感情になったことが無かったからかもしれません。そして、そういう表現も出来るようになることが目標だと語っています。
そして今回の[空のおくりもの]では…
「『夜空に散らばる星屑を集めて…煌めきのパフュームが、貴方を彩ります』
…ふふ。とてもロマンチックで、ドキドキしますっ。
いつもは元気な私ですけど、今日の撮影は…
オトナな愛梨をお見せします♪」
と、オトナな愛梨を見せると宣言しています。
ところで、ぷちエピソードで愛梨は「そういう気持ちも表現できるような、大人な女性」という言い回しをしていました。そう、愛理にとっての「大人」は、悲しさや切なさといった、これまでの愛梨になかった感情を表現できること。なので、新しい表情を見せた今回のお仕事は、まさに「大人」と言えるわけです。
「オトナっぽい私を、Pさんが見てくれて…嬉しいです」
この言葉に、愛梨の想いが凝縮されている気がします。
そして…
「Pさんが着せてくれた星空のドレスは…脱ぎませんよ」
暑がりで服をすぐ脱いでしまう、というイメージを逆手にとって、Pのプロデュースへの感謝を伝えてくれる一幕…まさに担当冥利に尽きるシーンです。
一方で相変わらずな特訓前
一方で、特訓前はカフェで満面の笑みでシフォンケーキを食べながら、指先にはホイップクリーム…という場面。これまでもケーキを手に持っていたことは多々あった愛梨ですが、実は食べている場面がカードになるのはこれがはじめて。でも、実に愛梨らしい、愛梨の日常といった場面です。だからこそ、特訓後との対比が際立つわけですね。
ところで、なぜ愛梨がカフェに来たのか。その答えは「思い出エピソード」で語られています。
そう。休日と勘違いして事務所にやってきたから、です。この後、愛梨はPのお手伝いをして、終わった後に愛梨お気に入りのカフェにPを誘うんですが、そもそもの話始めで愛梨が「Pさんをお手伝いしてあげようと思って、オフの日だけど、そのために来たんですよっ♪」という場面、愛梨は嘘をつくのが壊滅的に下手ですね。かわいい。
ですが、ちょっと待ってください。
特訓後についてお話したところでは、愛梨は「オトナな愛梨」を見せる、と言っていました。でも、特訓前はうっかり予定を間違えていて大人っぽくないし、嘘をつくのも下手で、演技で表現することからも程遠いように思えます。
これは別に矛盾でも何でもなくて、オフの日の素の愛梨は変わらない、ということを見せつつ、お仕事になるとオトナな表情も出来るようになった、という愛梨の多面性を見せているんじゃ無いかな、と思います。素の部分は変わらないから元々の魅力も失わずに、それでいて、新しい魅力もどんどんプラスされて行っている…そして、スイッチが入れば何でもできそうな気がする…そんな愛梨の底知れぬ実力を匂わせているような気もして、案外、これって重要なお話なのかな、と思います。
ちなみに、素の部分は変わらないけれども、新しい魅力をプラス、というテーマは、デレステのSSR[エレガンス・プラス]にも出てくるテーマです。進化するものと、変えないもの。その両立、というのが十時愛梨の魅力の一つなのかな、と思います。
割といつも欲張りなのでは。
特訓前の親愛度MAXがこちら。
「大盛りホイップも、ペロリ…♪今日の私、少し欲張りみたいです。
だからもうちょっと、Pさんとの時間、独り占めです♪」
今日の私、と言っていますが、Pと一緒にいたい、と言うのは割といつものことのような気もします。むしろ、もうちょっとPと一緒にいたい、というわがままを通すための言い訳として、今日は欲張り、と言っている気もします。そんな欲張りで、自分に正直で、嘘をつくのが下手で、ちょっと強引なところが、愛梨の可愛いところなのかな、と思います。
ところで。
「シフォンケーキ、今度作ってみようかな?そのときは、ご馳走します♪」
前にも似たようなことがありましたが、今回はどうなるのか…
その答えは、明日のお楽しみ。