十時愛梨のモバマスを振り返る Vol.16
「オトナな愛梨」三部作。今夜は[ほろふわシフォン]のお話をしていきます。特訓後は担当Pの間でもイラストが格段に素晴らしいと大いに絶賛されているカードですが、愛梨の言動も特筆すべき点がありますので見ていきましょう。
約束を果たす十時愛梨
昨日のnoteでご紹介した[空のおくりもの]で、愛梨はこんなことを言っていました。
「シフォンケーキ、今度作ってみようかな?
そのときは、ご馳走します♪」
そして今回の特訓前の愛梨が手に持っているのは、シフォンケーキです。約束を忘れずに、ケーキを作ってきてくれたわけですね。
「秋の陽気に、色づく景色…。
ボートの上からだと、一層キレイに見えますね。
一緒に秋のスイーツも味わえたら、もっと楽しめそう…
なんて、うふっ♪ちゃ~んと用意してあります。
手作りケーキ、どうぞっ♪」
ちなみに、以前にも、似たようなやり取りがありました。愛梨の義理堅さがわかるエピソードです。
「またPさんにケーキ作ってきてあげます♪」
([アニバーサリープリンセス])
「Pプロデューサーさんと一緒にCDデビューのお祝いをしたくて
あまーいケーキ焼いて来たんですっ! はい、あ~ん……えへへ♪」
(「アップルパイ・プリンセス」)
一方で、Pのほうにも愛梨との約束を守った話があったことは、前々回の[ホーリーリゾートナイト]でご紹介したとおりです。そんな感じで、愛梨はPとの約束を守って、Pも愛梨との約束を守って、そうやってエピソードを繋げていくことでストーリーが生まれていくのが、十時愛梨の魅力だと思います。
トラディショナルな十時愛梨
「冬の足音が近付く季節、みなさん温もりは足りていますか?
今日の私は民族風衣装で、トラディショナルに変身ですっ。
胸の奥に響く優しさ、懐かしい歌に乗せて、
みなさんにお届けしますねっ♪」
特訓後は民族風衣装に身を包んで、バンドを従えて。秋の優しい日差しの下で、スタンドマイクを握って歌う愛梨。ふわふわと柔らかそうなスカートや、ふわっと舞うチェック柄のリボンも、愛梨のふわっと柔らかい人柄を表しているようで、実に愛梨らしい絵柄になっています。
前回の[空のおくりもの]は従来に無いような上品で綺羅びやかな衣装でしたが、今回は可愛らしさはありつつ、しっとりと落ち着いた雰囲気も兼ね備えています。前回に比べて、「オトナな感じ」と「愛梨らしさ」をよりうまく共存出来るようになったのかな、と思います。
「少し寂しいけど、どこか懐かしくて…心が安らぐメロディーですね」
「愛梨が歌う…アイリッシュソング♪」
落ち着いた雰囲気に合うような発言もあれば、ダジャレを含んだお茶目な発言もあり…。風情を感じる感性を持ちながら、冗談を言うコミカルな一面も持っている。そんな複雑さが愛梨の面白さなんだと思います。
セクシーはもう十分?
そういえば、特訓後の愛梨は興味深い発言をしています。
「可愛く、少しセクシーに…ですよね。
よーし…えっ、セクシーはもう十分?」
「可愛く、少しセクシーに」というディレクションを受けての発言ですが、「セクシーはもう十分?」と返しているところが印象的です。
セクシー、といえば松本沙理奈さんですが、二人の違いがよくわかるのがこちら。
努力を重ね、アピールポイントで積極的にセクシーアピールをしていく沙理奈さんに対して、愛梨のセクシーは、時に天然で、時にうっかりで、時にきまぐれで発揮されるナチュラルボーン・セクシー。いわば無意識に出てくるセクシーで、本人は気づいていないし本人はコントロール出来ないのが愛梨のセクシーなのかな、と思います。
「オトナな愛梨」三部作、いよいよ明日が三夜目になります。お楽しみに。