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十時愛梨のモバマスを振り返る Vol.14
今夜は2016年12月に登場した[ホーリーリゾートナイト]について見ていきたいと思います。12月ということもあって、テーマは「クリスマス」。そして今回、まず特筆すべきなのは特訓前の愛梨の髪型のことでしょう。ツインテールで一貫してきたものが、今回、カードとしては初めて、ツインテールを解いた姿を披露しています。そのほかにも、いくつか注目ポイントがあるので順番に見ていきたいと思います。
Pから愛梨へのプレゼント
クリスマス、と言いましたが、特訓前の愛梨はとても薄着です。その理由は、ここが南半球で日本と季節が逆だから。じゃあ、なぜ南半球のビーチに居るのか、といえば、それは愛梨がおねだりをしたからです。
こんな感じで「思い出エピソード」では語られています。つまり、ビーチのこの景色は、Pから愛梨へのクリスマスプレゼント、というわけですね。
「この風景はサンタのPさんが私だけにくれたプレゼント♪」
ところで、3つ前のnoteで触れた[夏のお届け]や「海の家アイプロ」では、愛梨はPとの思い出を作ることに、とてもこだわっていました。そして、また海に来たい、とも言っていました。そう、Pは「暖かいホワイトクリスマス」という愛梨のおねだりを叶えてあげただけでなく、「海に行く」という約束も同時に果たしているんです。なんて有能なPなんだ。
愛梨からファンへのプレゼント
一方で、特訓後の愛梨はビキニサンタの衣装を着てのグラビア撮影に挑んでいます。
「メリークリスマス♪愛梨のプレゼントタイムですっ。
大切なファンのみんなへの贈り物は、
ひとつに決めきれませんでした~。だから…
全部!受け取ってください!
えへへっ、サンタもプレゼントに含まれますよっ♪」
大切な人たちへのプレゼントだから、一つに絞ることが出来ない、という愛情の深さも、絞りきれないから全部!と言い切ってしまう思い切りの良さも、そしてサンタの自分もプレゼントに含まれると言う大胆さと。全てが実に愛梨らしい言葉だと思います。そして、
「最高のプレゼントだと思ってもらえるよう、撮ってくださいっ♪」
と、目の前にいなくても、カメラの向こうで待っているファンを思って、全力で魅力を届けようとする。それもまた、十時愛梨のアイドル活動なんですよね。だからこそ、歌って踊るだけじゃない、グラビアの女王と呼ばれるのかな、と思います。
その一方で、「受け取ってもらえるまで、帰るわけにはいきませんっ♪」と、ちょっと強引なところがあったり、「Pさんも、お揃いのサンタさんフードをかぶりましょっ♪」と、Pと一緒に何かをしたい、という気持ちの強さ、自由な部分もあって、最高に十時愛梨だなと思います。
渚で綴るメモリー
ところで、この[ホーリーリゾートナイト]はデレステにも移植されていますが、そのときにルームコメントとしてこんな発言が追加されています。
「ヒトデの髪飾りはお土産で買ったんです。あの景色を忘れないように…♪」
前述したとおり、南半球のビーチでの光景は、愛梨のおねだりを叶えてあげつつ、海の家での「また海に行く」という約束も果たした、そんなかけがえのない景色です。その景色を忘れないように、という愛梨の言葉の背景には、それだけの文脈が隠れているのかな、と思います。愛梨はPとの想い出を大切にする子なんですね。
そして、この髪飾りは意外な形で再登場を果たします。そう、デレステのSSRの[スロウ・サマー・ヘヴン]です。愛梨がお土産で買ったものと同じものなのかはわかりませんが、「あの景色を忘れないように…」と言って愛梨が買っていたものと同じデザインのものを衣装として取り入れているわけで、愛梨の想い出を大切にしてあげたい、というPや衣装スタッフの人たちの思いやりを感じます。
愛梨はPとの想い出を大切にしているし、Pも愛梨との想い出を大切にしている。そんな過去と未来との繋がりを感じられるのが、この[ホーリーリゾートナイト]の魅力かな、と思います。