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十時愛梨のモバマスを振り返る Vol.21

連載でお届けしてきた本企画も今夜で最終回。今回は今年の6月に登場した[陽の照らす先へ]のお話です。特訓前はトルコ・カッパドキアで空高くへ昇っていく気球を眺めているシーン。普段のツインテールではない髪型で新鮮な印象です。そして特訓後はきらびやかな衣装を着て、CGの技術を使って空を舞う場面です。特訓前は朝焼け、特訓後は太陽が描かれていて、カード名の[陽の照らす先へ]の通り、太陽が意識された構図になっています。

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十時愛梨とプロデューサー

今回のガチャ更新と同時に掲載された「シンデレラガールズ劇場」1440話では、高みを目指そうとする愛梨の姿が印象的で、そして、Pを高いところへ連れて行きたいという愛梨の強い想いも感じられました。

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ところで、愛梨が高いところを目指そうとすること、そしてPを高いところへ連れていきたいと口にするのは、今回が初めてではありません。そう、トップを目指しPをトップにしたい、という思いは、デビューの頃から変わらない、それくらい大切な思いなんです。

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もう一つ、初期レアの頃から変わらないものがあります。

それは、Pと一緒なら何でも出来る、という愛梨の確信です。

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 「Pさん、あのプロデューサーと一緒に居れば
  トップアイドルになれると思うんですけど、
  ずっと一緒に居てもいいですか?」

  (初期レア)

 「知らない世界への挑戦でも、Pさんが一緒なら♪」
 「えへへ。Pさんの魔法、いつも信じてますから」
  ([エレガンス・プラス+])

 「難しいお仕事も、Pさんとなら乗り越えられますっ!」
  ([陽の照らす先へ+])


でも、初期レアと同じことを言っていても、決定的に違うことがあります。

それは愛梨とPとの間に、いろいろなことを経験してきた、という実績があります。実績があるからこそ、より強く、愛梨はPと一緒なら何でも出来る、と確信しているんじゃないでしょうか。


「シンデレラガールズ劇場」1440話に戻ってみると、愛梨は目の前の景色を見て、それがPと一緒だったから見れた景色だということを改めて感じています。「思い出エピソード」にも「プロデューサーさんの力で特別な体験をしているんですっ」という発言が出てきますが、そういった「特別な体験」を積み重ねることで、この先も、もっと色んなことが叶うという確信が、愛梨の中で固まってきたんじゃないかな、と思います。

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[陽の照らす先へ]での愛梨の発言は初期レアの頃と変わらない、愛梨らしいブレない発言です。でも、同じようなことを言っていても、初期レアの頃より、現実味があるものに聞こえるのは、愛梨とPが様々な思い出の積み重ねを大切にしてきたからあり、思い出を積み重ねていくことで愛梨とPとの間に揺るぎない絆が生まれているからこそ、なのです。


「新しいお仕事への挑戦」

ところで、今回の親愛度MAX演出には「歌も撮影もお芝居も」という言い回しがあります。

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[ビーチガール]などでグラビアのお仕事も好き、ということは度々公言してきた愛梨ですが、「お芝居」について語るのは、今回がほぼ初めてです。むしろデビューした頃には笑顔以外の表情を作るのが苦手、という弱点も抱えていたくらい、演技というものとは縁がありませんでした。

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ところが、昨年の「空想公演 森の彷徨い花」をきっかけに、「空想旅行」、エイプリルフール企画さらにシンデリア2に至るまで、愛梨は立て続けに演技のお仕事に挑戦してきました。そのことがきちんと[陽の照らす先へ]にも反映されている、ということですね。

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さて、この「新しいお仕事」ということに関しても、初期レアとの間で面白い関係が出来ています。

 「Pさん、プロデュースして下さい! ほら、レッスンしましょ!」
 「Pさん、大丈夫です! どんどんお仕事しましょ!」
  (初期レア)

 「怖い気持ちは脱ぎ捨てて、私と空へジャンプしましょう!えいっ!」
 「もっと遠くまで羽ばたきたいって気持ちは、私も同じですっ♪」
  (陽の照らす先へ)

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新しいことへの挑戦に怯むこと無く、むしろ好奇心に突き動かされて飛び込んでいく。そんな姿勢も、愛梨はデビューした頃から変わらないんですね。いろいろな経験を積んでも、デビューした頃のような初々しさを持ってアイドルで居続けること。新しい挑戦にも欲張りな姿が、十時愛梨のずっと変わらない魅力なのかもしれません。


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