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【言語化力】自分の考えを、伝わる言葉に翻訳する

noteを始めて、早いもので10ヶ月が経とうとしています。始めたての頃は、自分の考えを言葉にすることは思っていたよりも難しいと感じましたし、書くのに時間もかかっていました。
 
ですが、今では頭の中が整理されていく感じや、書くたびに新しい発見があることが楽しみに感じられるようになりました。「ああ、これが自分の考えなんだ」と改めて気づくことも多いですし、言語化力を鍛えることにもつながっていると感じています。
 
今回は、この10ヶ月で感じた「書く」という行為の難しさと、その中に見出した面白さについて少し振り返ってみたいと思います。

「話す」と「書く」の違い

自分の考えを人に伝えたいとき、大きく分けて「話す」と「書く」の2つの方法があると思います。
 
「話す」には相手がいるので、反応を見ながらその場で考えを調整しつつ伝えることができます。声のトーンや表情、身振り手振りを駆使して、「なんとなく」を伝えることもできます。
 
一方で、「書く」場合、相手の反応がないので、自分と対話しながら頭の中の思考を言葉にまとめていくしかありません。表情や身振り手振りが使えないので、言葉だけで全てを伝える必要があります。「あとは雰囲気で察してほしい」という逃げ道がないのです。
 
つまり、まとまっていない考えや曖昧な感情を、明確な言葉に変換することが求められます。これが「書く」ことの難しさです。その過程で自分自身への理解が深まり、新たな発見につながることがある。これこそが、「書く」という行為の面白さなのだと僕は感じています。

書くことで言語化力を鍛える

「書く」ことを繰り返すことで、言語化力は間違いなく鍛えられていると思いますし、自分の思考を整理するいい機会にもなっています。そして、言葉をあつかうコピーライターとしても大きなプラスになっていると感じます。
 
「この表現はわかりにくいかな」
「いっそこの段落は全部削ってしまおう」
「〜です。が2回続いていると読みにくいな」
「『つながる』は漢字よりひらがなの方がいいかな」
 
こうした自問自答を繰り返しながら、自分の考えを読む人に伝わる言葉へと変換し、編集していく。そういった意味では、書くことは、「自分の考えを伝わる言葉に翻訳していく」行為に近いかもしれません。
 
最初は頭の中だけでぼんやり考えていたことを、明確な言葉として形にする。noteを始めてから、書くことの難しさをひしひしと感じる一方で、このトレーニングが言語化力の向上に繋がっていると実感しています。
 
よく言われていることですが、この「言語化力」はブログだけでなく、ビジネスメールやプレゼン、日常の会話にいたるまで、あらゆる場面で必要とされる能力だと思います。自分の想いや考えを、相手に伝わるように伝えること。

「書く」ことで鍛えられた言語化力は、「話す」ことにも通じる部分はたくさんあるし、ひいてはコミュニケーション全般を円滑にする力になると信じています。

ブログを始めて10ヶ月ほど経ちましたが、これからもできる範囲で続けていこうと思います。「書く」ことが、自分自身の成長と新たな発見をもたらしてくれると信じて。

#ブログ #オウンドメディア #広報 #コピーライター #言語化 #書く

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