父てっちゃんと50年前の自分を辿る思い出旅へ
先日の舞台に家族も鹿児島から来てくれた
千穐楽の次の日はゆるりとスカイツリーへ
わたしは初スカイツリーで少しテンションあがった
てっちゃんもジブリショップでトトロと2shotに少しテンションあがってた
ソラマチのオシャレなメシ屋さんでみんなでメシ食った
フォークしかなくててっちゃん箸を要求して急遽バイトさんの持ってた割り箸をもらった
そしてその後は姉たちと別れ、父てっちゃんと男2人でてっちゃんが約50年前勤めてた仕事先を辿る思い出旅へ…
てっちゃんが50年前に勤めていた電機会社の営業所のような資材倉庫のような建物が麻布十番にあったと言う事でスカイツリーから2人電車で向かった
麻布十番駅に着いて地上へ降り立つとまーオシャレになっていて、お店や人も沢山で驚くてっちゃん
ここから約50年前の記憶を頼りに進む
しかし建物はほぼ変わっているからすぐ詰む
そこで配達が多かった仕事だったそうで道路が大幅に変わる事はないだろうと道路を頼りに探す事に
だいたいこの辺かというところで現地の方に聞き込み調査
創業80年以上の八百屋さんやおじいさんの代から続く電気屋さんなどに聞くがてっちゃんの言う営業所はわからないと
そこで電気屋さんから教えてもらった麻布十番商店街振興組合へ向かった
しかしそこでも4,50年前にあった建物の情報はわからず帰ろうとしたその時、たまたま電気工事士のまだ40歳くらいの若い方が来た
担当の方が「知らないよね?」と聞いてくれたらまさかの「聞いた事あります」と
35年くらい前になくなったけど昔先輩から営業所があったというのは聞いた事あると
場所を聞いて向かうとそこはコンビニの入ったマンションになっていた
てっちゃんも道路の位置関係から「ここやんねぇ」と懐かしんでいた
そしてテンション上がってきたのか「会社は魚藍坂登った伊皿子の信号を曲がったとこにあったのよ」と
というわけで向かうことに
少し距離があったのでタクシーに乗車
やはり配達が多かったからか車目線になるとその当時の記憶が鮮明に蘇ってきた
「ここをまっすぐ行くと五反田」「あそこにラーメン屋があった」「この公園でキャッチボールしてた」など50年前のてっちゃんになっていた
ソワソワと楽しそうだった
そしてタクシーを降りてその当時の会社の住所も覚えていたからそこへ向かったが、そこはマンションになっていた
そこで会社名を調べたらなんと近くの高層ビルに入っていた
歩いて2人で向かう途中も「ここは昔〇〇電気店」「ここにあった居酒屋で会社終わりみんなで飲んでた」などもう建物は変わってはいたけどてっちゃんの目には50年前の光景が拡がっていた
そして高層ビルについてエントランスで会社名を見つけた
ふとてっちゃんを見ると感慨深い表情をしていたから「どう?」と聞いたら「こんなキレイなとこに資材運んできたらすぐ床が汚るっが」て言ってたので「ここはオフィスだけだから材料や部品なんかはどっか倉庫に持っていくんだせん」と言ったら納得していた
こうしててっちゃんの東京青春思い出旅は無事完結した
余談だがてっちゃんが当時ほの字だった五反田のスナックにいた"としえ"ちゃんの調査はまたの機会に
てっちゃんの50年前の微かな記憶を頼り探したり若かりし頃の思い出を共有できた時間はわたしにとっても楽しい貴重な時間だった
膝が痛いてっちゃんがこんなにまで歩いたのは、わたしが2月に帰省した時に男2人旅で四国へこの時の会社の後輩に45年ぶりに会いに行ったのもあったかもしれない
その四国旅のお話しはまたいつの日か…
インスタには思い出旅の様子の写真も載せてるので是非ご覧ください