ミラニスタたちへ「おめでとう!」、で、早々と気になるのがクラブW杯(2007/5/25付)

記事の初公開日:2007年 05月 25日

ビッグイヤーは「ミラン」の手に。
なんだかんだと言われていながら、やっぱり優勝したミラン。

決勝リーグ抽選前、中村俊輔が「強いチームと当りたい。ミランがいい」と言ったとき、いろんな人が「今年のミランは弱いよ。なにが、強いチームと当りたいだよ。セルティックはミランに当って幸運だ」と言っていたが、最後に残ったのはそのミランだった。
決勝の予想を聞かれた中村俊輔は「2対1でミラン。インザーキやカカが入れる。」と言っていた。まさに的中。
イタリアで苦しい3シーズンをすごした中村俊輔はミランの底力を知っていた。
だからこそ結果的に、彼の所属する「セルティック」が、延長戦までもつれ込み、ミランを一番苦しめたチームとなったのだろう。

中村俊輔ファンのヤレヤレさんによると、川勝良一氏は、ミラン対セルティックのときから、ミランの優勝と言っていたそうだ。
セルティックがミランの闘志に火を着けたのかな。


サイバーバンクにもミラニスタたちの誇らしい声がいっぱい。
ミランの人気を改めて実感した。
日本のミラニスタのみなさん、おめでとう!!

スポーツマンのブロガーも多いが、その中でもとてもクオリティーの高いブロガー・サンフレッチェ広島のFW佐藤寿人も、大喜びだった。(佐藤寿人ブログは、ひとりのお父さんのブログとして読んでも楽しい。時折挿入されるレオトくんの写真がかわいい。私は、レオトファン。)
佐藤選手、インザーキのユニ着て、TVの前で応援したという。
日本人トップのゴールゲッターが、インザーキの前ではただのファンに化している。
佐藤寿人さん、ミラン優勝おめでとう。
あなたの裏抜けシュートも期待しているね。今年は、ウェズレイを抜いてね。


初めてチャンピオンズリーグを見た人もいたようだ。。興奮してこんな内容のことを書いているのをみた。「ミラン対リバプールの試合がすばらしかった。これがサッカーです。これから比べると中村俊輔がすごいと言っているマスコミは何をみているんでしょう。きっとチャンピオンズリーグを見ていないんでしょうね」と。
この人、中村選手がチャンピオンズリーグに出たこともミランを苦しめたチームの中心選手ということも知らないんだね。すぐに、だれかからそのことを聞いて驚くでしょうが、こんな、サッカーをはじめてみたような人たちが感動するゲームだったことがうれしい。
この人は、きっと今後サッカーのTV放送を観てくれるはずだもの。
このすばらしいゲームを、録画でもいいから、地上波で放映してほしい。と思っている人がどれほど多いことか。放映権の問題、なんとかならないんでしょうかねえ。


ひとあたり、ミラニスタの幸福に付き合って、こちらも幸せ気分になっていたけれど、12月のことを考えると、急に気分が暗くなった。
もちろん、クラブワールドカップのこと。
ミランがくるわけですよね。
カカも、ピッポもピルロもガッちゃんも…。

昨年のバルサのように、日本中がにわかミランファンになりますね。
そのお膳立てをする放送局が持っているサッカー番組が「サッカーアース」。

「サッカーアース」を見ていると、この局でクラブW杯をして欲しくないと痛切に思う。
MCのタカアンドトシとかいうお笑いタレントにサッカーに対する愛が感じられない。
「欧米か!」というネタをこの番組の中で数十回もやったバカたちです。サッカーをネタの振込み場所としか考えていない二人をなぜ、MCにしたのでしょう。中学時代にサッカーをやったって?それなら、市船サッカー部出身のペナルティーのほうがましだろうに。
昨年のクラブW杯の時も、「サッカーアース」にゲストで出演して、場違いなテンションにいらいらさせられた覚えがあるので、まずは、「サッカーアース」のMCを変えることから、備えて欲しい。

それに、お祭り気分を高めるための演出もやめて欲しい。
昨年の上戸アヤちゃん。「デコが好き、デコが好き」と言っていましたが、本当に好きなら、優勝を逃して泣くほどくやしい思いをしているデコ選手をお祭り騒ぎのテンションの場にひきずりだして、コメントを聞くのはないだろう。あのときのデコ選手の顔が忘れられない。
そして、今年も、アヤちゃんのような高感度アイドルが、言うんだろうな。
「私、カカが好き!」「ピルロがしぶい」と。
「闘犬ガットゥーゾ」などと呼ばれて色物扱いされそうで心配なのはガットゥーゾ選手。「興奮すると、パンツを脱いでブリーフ姿になるんです」などとアナウンスされるのでは…。

UEFAチャンピオンズリーグの放映にはこれといったお祭り騒ぎはなかったが、ミランとリバプールの試合をはじめ放映されたすべての試合が、多くのサッカー初心者の心をひきつけている。
サッカーには、なんの演出も修飾もいらない。盛り上げるアイドルなんて無駄な存在。
選手は、ピッチ上で輝くし、彼らの戦う姿は、なによりも美しい。

12月のクラブワールドカップの放送には、UEFAチャンピオンズリーグの放送のようなサッカーが主役の、サッカー番組らしい放送をお願いしたい。


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