ちょっとづつ物足りなかった開幕戦

記事の初公開日:2014年 03月 04日

Vファーレン長崎の2シーズン目の航海が始まった。
2シーズン目でホームで開幕戦を迎えられるということは誇らしいことなんだよね。
ホーム開幕を勝ち取ってくれた選手たちに感謝しながら、私たちとしては珍しい一般入場時間前にスタジアムに到着、新しいシーズンパスを機械にかざすという緊張の一瞬。「ピッ」、あ、これでいいのね。シーズンパスを下げた子供たちや親子連れが思いのほか多い。Vファーレンが日常になったんだね。

スタグルやオフシャルショップを見て回ったけれど、目新しいものはなかったなあ。
昨シーズン初戦に出ていたカレーパンをワンタンの皮みたいなので包んで揚げた大村か東彼杵あたりのカレーパン屋さんのお店はあれ以来ついに出会うことがない。幻のカレーパンになってしまった。
アイドルマスコット・ヴィヴィくんのアイドルショップくらい出てもいいはずだが、もちろんそんなものはない、どころかヴィヴィくんグッズ、新商品もなさそうだ。
この商売っ気のなさというか、対応の遅さには腹が立つ。
ヴィヴィくんポスターくらいは作れただろうに。
友人のお母さんは、先シーズンぬいぐるみが買えなくて、首を長くして待っているというのに、ヴィヴィくんグッズを買いたくてたまらない人が山といるというのに、

トップアイドルになってもグッズも作ってもらえず、それでもけなげにグリーティングしているヴィヴィくん。不便な環境で頑張ってくれる選手たちと同様にその健気さに心打たれる。
この日は、試合前に、ヴィヴィくんの新しいユニフォームが披露された。
選手たちと同じものをヒュンメルさんが間に合わせてくれた。
新しいユニフォームでトラックを一周してお披露目するヴィヴィくん、少しおにいさんに見えた。
ユニフォームの背中には今年もダスキンのロゴがある。ヴィヴィくんは個人スポンサーを持っているんだぞ。
ヒュンメルさん、ダスキンさん、ありがとうございます。

有光選手、松橋選手の引退試合では、久しぶりに近藤選手も見られた。それときっとあの3番が知人のお嬢さんからもらったサインの立石飛鳥選手だ、プレーが見られてよかった。

この日、一番残念だったのは、新しく出来たvファーレン長崎紹介のPVだ。
長崎の観光地の映像や画像をチームの映像に組み込んだスピーディーな展開のPVだが、長崎をイメージさせる映像画像に新鮮さがなさすぎる。
くんち、グラバー邸、平和祈念像、軍艦島、天主堂、諫早めがね橋など、何十年も使い古されたイメージばかり。vファーレン長崎という新しい船出には似つかわしくないし、力強さもスピード感もない。なにより一番欠けているのは長崎県一丸となってというイメージ不足。PVを見ていた後ろの席の人が「長崎市のものばっかり、諫早が1つしかない」と言っていた。諫早の人だったのだろう。Vファーレン応援やサポートに関しては長崎市より熱く頑張っている諫早市の人にしたら不満がでるのは当たり前。古くさい長崎観光イメージを使うくらいなら、対馬、五島、平戸など離島も含めた県内各地の映像を集めた方がより良いと思う。県内各市どこも海に面しているのだからもっと海のイメージに寄ったほうがVファーレンらしい。Vファーレン長崎の「長崎」は長崎市ではなく、長崎県だというイメージを強くしないと集客にもつながらないではないか。2万人集客と唱いながら5千人強しか集められなかった集客の失敗は、コンセプトの根本が間違っているからではないのかな。佐世保、大村、島原、松浦など陸続きの市に出向いてPRしたのだろうか。クラブでできなくてもサポーターやファンを通してPRしてもらう方法とツールを用意したほうがいいのではないかな。

運営には、不満もたくさんあったが、選手たちには「ありがとう」を言いたい。
半分近くの選手が新しくなって短い期間でよくこれだけ連携したプレーが作れたなあ。
キーパー総替えだったけど、無失点!
セットプレーからの得点なんて!
ナイスガイは本当にナイスガイだった!
満足満足だけど、ちょっとだけ物足りないのは、サイドチェンジやドリブルでの仕掛け、オーバーラップといった攻撃のパターンをもっと使ってもよかったのでは???という思いが残ったこと。
それくらい余裕があった試合だったと感じたけれど、どうかな。
「大量得点がみたいぞ〜〜〜」ってヤジったもんね。

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