vファーレン長崎の場合

記事の初公開日:2009年 03月 04日

地元というには微妙だが、私の県にV.ファーレン長崎というJFLに昇格したばかりのサッカーチームがある。
ホームスタジアムは長崎市の隣、諫早市にあり、母体となったのが雲仙市の国見高校OBが中心のチームだったようだ。
高校サッカーの名監督の一人・小嶺忠敏氏がチームの代表者のようだ。
長崎市に暮らし、中村俊輔のセルティクを中心に、海外サッカーやJリーグを見ている我が家にとっては、地元チームと言われても親近感が薄いのは否めない。
そんなVファーレン長崎がらみで、ちょっとわくわくするようなニュースが届いた。

その1つは、この不況の中で新しいチームスポンサーが増えていることだ。
先日、熊本の「山田青果卸市場」がスポンサー契約した。
長崎大学の卒業生で熱心なサポーターでもある山田社長が大分のように長崎を盛り上げて!との思いを込めてのことらしい。
さらに、昨日佐世保に本社を持つ「ジャパネット・たかた」が、ユニフォームスポンサーに名乗りをあげた。
こんな不況の時代だからこそ、世の中に感動を伝えて欲しいとの思いをV・ファーレン長崎に託した。
不況を理由にJリーグでもスポンサーを降りたり、廃部する一流企業が多くあるなかで「山田青果卸市場」や「ジャパネット・たかた」の行動そのものが、一般の人々に大きな希望と勇気をくれるのだと思った。

さらに、うれしいニュースが!!

あの佐藤由紀彦選手が、今期はv・ファーレンでプレーしてくれるらしい。
佐藤選手のブログでは、V・ファーレン移籍の報告がなされていたが、それに数多くのコメントが投稿されていた。
佐藤由紀彦ファンの人たちには、長崎まで応援に行くからねと書き込んでいる。これだけでも長崎への経済効果はてきめんだ。
人気のあるサッカー選手の移籍がその土地にもたらす効果は、それ以外にもたくさんあると思われる。なにより、佐藤由紀彦選手の加入で、TVで見るだけだったJリーグがぐっと身近になったのだから。

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中村俊輔選手がハットトリックを挙げた28日のST・ミレン戦のVTRをじっくりと見た。
俊輔くんにとって、プロ3回目のハットトリック。セルティックで2回目のハットトリックは、流れの中からの左右のミドルシュートと華麗なるフリーキック。
いつもはサイドにはってボールを呼び込もうとするのだが、この日の俊輔君は、最初からシュートを打つ気満々で、真ん中でプレーしていた。
誰かがシュートを打つと、こぼれ球をねらって必ずペナルティーエリアまで駆け込んでいた。
FWが点取れないならMFが取ればいいこと。
緻密なプレーもいいが、前に向かうエネルギーに溢れたプレーはさらに魅力的だ。

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