ストライカーという生き方

記事の初公開日:2012年 11月 06日

アウエーオマーン戦に向けて日本代表のメンバーが発表された。
FW登録の選手名を見て、なぜか急にまたこの雑誌を再読したくなった。
「ジャイアントキリング エクストラ vol.11」
テーマは ストライカーという生き方。
Jリーグで輝くバリバリのストライカーたちのインタビューが詰まっている。
サッカー選手の中で、唯一数字で評価されるポジションがFW。
どれだけ技術があろうが、どれだけ守備に貢献しようが得点ができなければFWは評価されない。
乱暴な言い方かもしれないが何得点あげたかがFWの価値だ。
だからこそ、得点することに命を懸けているというような強烈な個性がそこにある。
日本代表メンバーのFW登録選手は、どちらかというと得点の上手なMFという個性の選手が多い。
チームで得点する戦術では、もはやストライカーという個性は無用といわんばかりだ。
日本では良いFWは育たないなどと言われるが、すくなくとも今回の日本代表FWたちに比べるとジャイアントキリングエクストラが取り上げたFWたちのほうが得点力ははるかに高い。(前田はどちらにも登場だが)
前田遼一、佐藤寿人、赤嶺真吾、豊田陽平、工藤壮人、大迫勇也、マルキーニョス、J2から藤田祥史、大久保哲哉、阿部拓馬。Jリーグのストライカーたちに声援を贈りたいと思った。

なかでも佐藤寿人への取材記事はとても興味深かった。
チームリーダーの顔とストライカーとしてのエゴの共存
センターフォワードへのこだわり
身長というマイナスをカバーするために続けている「考えるプレー」
佐藤寿人という頭脳派FWは、日本代表かどうかなどという狭い基準を凌駕して、いま日本最高のセンターフォワードであり、彼の姿が日本のサッカー界に伝えるものはたくさんあると思った。

佐藤寿人が、今の日本代表のことをどのようにとらえてきたかがわかるインタビュー記事があった。
彼が、先日ヨーロッパ遠征に選ばれた少し前のインタビューだ。
現在実績を見せている最高のプレーヤーでありながら代表に選ばれない事実をどう乗り越えてきたか、それを支えた矜持とは何かがわかるインタビューだ。
ぜひとも、自分の中で記録にとどめたい記事だったのでリンクをさせてもらった。。

広島・佐藤寿人がザックジャパンへ!招集直前に語っていた代表への想い。(細江克弥・number webよりhttp://number.bunshun.jp/articles/-/283427)

サッカー選手というよりも30歳の男の真っ直ぐな生き方に感動を覚えた。

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