冬至限定・柚子

Novelize -ノベライズ-

2024年12月21日 20:09

毎年12月21日か22日に訪れる
1年で最も昼の時間が短く、夜が最も長い日・冬至。

クリスマス直前で煌びやかな雰囲気の中で
その日だけ、すとんと和を落としたように
柚子湯に浸かったり、夜の長さとこれからの春に思いを寄せる
そんな1日が毎年、密かな楽しみだったりします。

そんな1日を彩りながらも
これからの春に向けて温かさを待つ柚子を、
今年は限定作品としてお作りしました。

冬至と柚子

柚子は果実で、お花は白く檸檬の花にも似ています。

愛らしい形が広がる柚子の花、とっても素敵ですよね。
今回は柚子のやわらかな香りや、果実を切ったときにみえるふんわりした白い部分も一緒にイメージして
やわらかなシルクの糸でお花を咲かせました。

ほんのり色づくイエローと白のグラデーションがどこか暖かい雰囲気。
一番近いお色としては福袋限定の菊かな？と思うのですが
グラデーションが入るとまた爽やかな柑橘の香りがしてきそうなのが不思議です。
微かな黄色のクリスタルを散りばめて
甘酸っぱい柚子の香りをイメージしました。

冬至には欠かせない、柚子のお湯。

爽やかな香りが身を清めてくれたり、福を舞い込むとされているそうです。
冬至は夜が一番長く、昼間が短いのですが
逆に考えれば明日からはまた1日1日、一刻一刻と昼が長くなっていく境目の日。
一陽来復、という言葉の通り
明日からは太陽のエネルギーが戻ってくる、つまり幸福が入ってくる、という意味もあるそうです。
柚子の香り今までの悪い運を流してしまおうという意味もあるのですね。

なんとなく柚子の香りのしてきそうなお花で
福が舞い込んでくるといいなぁ、なんて気持ちもあったりします。

果実のようなパールが揺れる耳飾り

やわらかなお花の雰囲気をそのままに表したくて
少しマットで軽やかなコットンパールを選びました。

ホワイトなのですが、よーーくみるとごくごくわずかにイエローが混ざっています。

個体差もあるのでマーブルがしっかり見える子と見えない子がいますが
それはまた出会いとして楽しんでいただけたら嬉しいです。

コットンパールはとっても軽くて10mm(ペルルと同じ大きさ）です。
小さな透かしパーツがヘタのようにちょこんとなっていて可愛いので
そちらも作品とともに楽しんでいただけたら嬉しいです。