真冬に熟れるアジア旅 東南アジア最後の秘境【ラオス】!
【ハノイ ~ ラオス・ルアンパバーン】
東南アジア最後の秘境と言われているラオスは、湿り気のある濃厚な空気が流れています。
街全体が世界遺産として登録されている都市が、ここルアンパバーンです。
山間部の小さな町ですが、欧米人のバックパッカーが多すぎて、
「なにこれ?ルアンパバーンってホントに最後の桃源郷?」
って感じで、ちょっと何処の国に居るか分からなくなってきました。
クラブミュージックがガンガン掛かり、蟻(アリ)の這うベッドで
「わたしは一体何をしているのだろう?」 と考えていると、
どこかへポッカリと放り出されてたような気がしてきました。
夕日で有名なメコン川の反対側には、ナム・カーン川という名の支流が流れています。
今の時期(乾期)限定で竹の橋が掛かっていて、橋のそばを歩いていると、
お約束通り道を尋ねられました。◇関連記事
問掛 「この橋を渡るのって無料ですか?」
サキ 「5000キープ(約72円)掛かるみたいですよ。」←散歩していました。
訊いてきたのは中国人のカップルで、ちょっと話すうちに、
「一緒にトライしない?」という話しになりました。
汗を流しながら、穴があいている橋を渡りました。
川の裏側から華やかな通りを見ると、
早朝から観光産業で働いていているラオスの人たちは、せっせと屋台でご飯を作り、トゥクトゥクの勧誘をし、洗濯物のシーツを干していました。
そうしているうちに、ふと心付いた事がありました。
クラブ音楽が鳴る秘境も、蟻の這うベッドも、ポッカリと放り出されてた気持ちも、物事の一つの側面であって、
「絡み合いせめぎあいながら共存している。」のだと。
わたしは、「道を訊かれる事が案外好きかも知れない。」
と、その時そう思ったのです。
ルアンパバーンにて。(ぶん・写真/studio iotal label 代表・前田紗希)
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【 studio iota label 】
旅の風景×インストゥルメンタルミュージックをテーマにした日本の音楽レーベル。
前田紗希(Dr,Pf)×VJ you:流れるイオタsolo set/ AtelierO Osaka Journey.2014 旅の似合う音楽
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