ドイツと日本のコロナアプリの違い
ドイツでは、17日からコロナ接触確認アプリがリリースされました。日本は、今日19日3時からだとか。まだ使ってみたわけではないので、詳しくはわかりませんが、ここがドイツと日本の違いだな、とパッと見て思ったところを書いてみようと思います。
違う点1:ドイツのコロナアプリはオープンソースであること
ドイツのCorona Warn Appはオープンソースで作られました。これは、このプロジェクトの透明性を上げるための施策の一環だったのではないかと思います。
一方、日本の接触確認アプリCOCOAはオープンソースではないようです。ソースコードも厚生労働省のページからは見つかりませんでした(私の探し方が悪いのかもしれません)。
違う点2:ドイツのコロナアプリはどこの会社が作ったか、明確に書かれている
Early May 2020, the German government requested SAP and Deutsche Telekom subsidiary T-Systems to deliver the official Corona-Warn-App for Germany, based on open source and a decentralized approach. The following partners are supporting the development of the app together with the involvement of the global open source community.
SAPとTelekomの関連会社のT-systemsという会社に政府がこの事業を委託した、と明確に書かれており、スポンサー企業の一覧も載っています。
一方、日本の方は、どこの会社が作ったか、と言うことは書かれていないようです。(私の探し方が悪いのかもしれません)
ドイツの場合は、公共事業として自国の会社でなんらかの雇用を生み出したことをアピールしたり、自国の会社を使うことで安全性を強調したりしたかったのかもしれません(プライバシーに厳しい社会だから)。
しかし、GoogleとAppleのプロトコルを使っていることはあまり強調されていませんでした。(これはちょっと作為的かなと言う気もします。データ保護に過敏になっている人も多いので。)
厚生労働省のサイトでは、GoogleとAppleのAPIであることが仕様書(Pdf)には書かれていますが、Pdfまで行かないと分からない感じです。
違う点3:ドイツのウェブサイト、わかりやすい
ドイツのウェブサイトのデザイン、シンプルだし、分かりやすい。なんか、ダウンロードしてみたくなる。
これは、個人の趣味なのですが、日本のウェブサイトは文字が多くて、見るのが大変です。特に折角図解にしてるのに説明の字が多いし小さくて読みにくいと言う罠。
沢山詳しく書いてあるよりも、要点が簡潔に書いてあった方が個人的には、嬉しいです。ドイツはシンプルデザインが得意だな、と思う。
以上、パッと見たドイツと日本のコロナアプリの違いでした。もう少ししたら、どれだけの人がダウンロードしたか、とかも分かってくるので、また比較してみたら面白いかも。
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