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ラーニングジャーニー:源流で自分を受け入れて、大きくジャンプする3日間
「その場所とそこに暮らす人の生き方が結びついているのを感じたのが初めてで、すごく刺激を受けました。」
実際に源流ツアーに参加した学生の声です。
今まで気づいていなかっただけで、誰しも今いる環境に左右されるからこそ、自分の身体と心の声を大切にすることが大事なのだと、体験を通して考えることができたといいます。
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2泊3日の源流ツアーでは、まず源流域に身を浸し、郡上という地に出会うことを大切にしています。そのうえで、”甲斐性のある人”との出会いを設計しています。
受け入れ事例①:デジタルハリウッド大学ゼミ合宿
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表現方法はひとつじゃない。自然の力を借りたっていい
2023年の初夏、デジタルハリウッド大学の教授から、ゼミ合宿のコーディネート依頼がきました。
受け入れコーディネーターである岡野早登美と教授とで事前の打ち合わせを重ね、今回のゼミ合宿では石徹白にも足をのばすことに。
卒業制作を控えるこの時期に、彼らにとって分岐点になれたらという願いを込めて実施いたしました。
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3日間で何を感じたのか
合宿後のアンケートでは、嬉しい言葉をたくさんいただきました。
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学生にとっては、いつもとは違う非日常の体験。美しい自然に囲まれた場所で、さまざまな生き方をしている人との出会いや全身を使ったアクティビティを通して、自分の思い込み・すでに持っている選択肢だけがすべてではないのだと、視野を広げる手がかりを得られました。
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また何か悩むことがあっても、一人で映画をみたり美味しいものを食べたりと、自分の力で解決しようとしてきた学生は、「誰かと話すということは、すごく大きな力になると実感した」といいます。
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その後、卒業制作に大きく影響が!
その後の学生たちはどう過ごしているのでしょうか。
ゼミの教授から、卒業制作のデザインにもいい影響があったとお話をいただきました。学生たちの生き生きとした制作を見ることができ、私たちもうれしく感じています。
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受け入れ事例②:さとのば大学 Learning Journey
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さとのば大学では1年のプログラム(地域留学のnoteリンクを貼る)のほかに、2泊3日のプログラムを用意しています。大学進学を控えた高校生から、キャリアに悩む社会人まで、幅広い年代が参加するプログラムで、2023年の郡上で実施したLearning Journeyには、6名が参加しました。
いつもの教室の外には、ずっと広い教室がある。
自然と文化が溶け合う町、郡上八幡。
ここには、昔から川とともに暮らしてきた人の知恵と文化が根付いています。
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例えば用水路の至るところに、「芋洗い場」「洗濯場」があり、当番制で掃除をしています。こうした昔から受け継がれ、大切に育まれてきた文化と伝統は、当たり前のようにそこに存在しますが、一歩外に出てみると、他にはない特別なものだと気づくことができますよね。
同じように、違う場所に飛び込んでみることで、自分が今いる場所や自分自身のことを俯瞰してみることができ、新しい発見や学びがあります。まだ社会にでる前の大学生や、多様な考え方に触れていない高校生などにとって、色んな生きかたやあり方に触れることは、本当に大切だと感じています。
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3日間で得たもの
今いる場所を飛び出してみたことで、「自分がこうありたい」という姿を見つけられたり、自分の気持ちに気づくことができたり、内省が進んだ3日間だったのだと、アンケートを通して感じます。
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特に対話の時間を持ったことが、それぞれの心に響いたようです。
ゼミ合宿とは違い、この旅はほとんどが初めましての人。
初めて会う人と深い話をする機会はないため、どう伝えていいのかがわからない。けれど、参加者は何かを学びたい・得たいと思って来ている仲間なので、素直に「それってどうなの?」と相手にぶつけることができるし、自分の考えを深めることができます。
1日に一度はそれぞれ感じたことを話す時間を設けてくださったのが、自分はどう感じていたのかをその時その時でしっかりと振り返って印象付けることができたし、他の参加者の感じ方や言葉の言い回し、表現の仕方だったりを聞いて面白いなと思いました。
移住された方々のこれまでの生活と今の姿、移住までの経緯など、郡上の地の魅力、自然の本来の姿などたくさんのことを教わり、自分が知っていた世界(価値観・生き方)がいかに狭く、固定観念に縛られていたことに気づくことができた。
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旅が終わってからも、対話の場を継続
Learning Journey後も、定期的にオンライン上に集まり、近況報告の時間を持っています。改めてこの2泊3日を言葉にしてもらう中で、彼らのその後の変化を知ることができました。
この旅で尊敬する友だちができた。自分と同じと思えないくらいしっかりしていて、「自分のことをこんなに理解している人がいるんだ」とひしひし伝わってきた。
今年は試験を受けるからまだできないけど、自分のことを知る一年にしたい。カンボジアにもボランティアで行ってみたいし、勇気がでた。成長できたかなって思ってる。
Learning Journeyへの参加は、自分にとって大きい挑戦だった。
「自分できるじゃん!」という成功体験をすごい積めた一年だったと思っている。
去年より自分のことを愛してあげられてる。
今アルバイトしている場所で、習字が得意なことを伝えたら書く仕事をさせてもらえている。自分の特技を活かす働きかたをしていることがすごく嬉しい!
今はコーディネーターも対話の場に入ってサポートをしていますが、ゆくゆくは彼らだけで自走できるようにしたいと思っています。