「雪のプラネタリウム」の世界観を解釈してみた
まえがき
皆様ごきげんよう。
今回は、#ハロプロ夏の自由研究2023 に際して記事を書きます。
昨年なめこさんが主催された本企画。
その時期はまだハロヲタになりたてだったので、今回初めて参加させていただきます。
自由研究か…小学生のときに科学雑誌の付録でついてきた顕微鏡でいろんなものを観察したり、コップの中に入れた液体(もちろん人体に悪影響のないものです)に野菜やら果物やらを浮かばせたのが懐かしいな(笑)。
それはさておき、今回はつばきファクトリーの楽曲である「雪のプラネタリウム」について、世界観を自分なりに解釈していきたいなと思います。
夏真っ盛りのこの時期ですが、なぜ冬の歌について書こうと思ったか?
答えは単純、つばきファクトリーで一番好きな歌だからです(笑)
アルバム曲が故、なかなか日の目を見ることは少ないかもしれません。
だからこそ、今回のnoteを通じて少しでも皆様に良さを知っていただくきっかけになればと思います。
曲について
解釈
それでは、歌詞ごとに世界観を見ていきます。
便宜上、男は「彼」女は「彼女」と呼ばせていただきます。
ここで描かれているのは、冬場におけるカップルの恋物語。
渦中の2人は喧嘩の真っ只中です。
関係がギクシャクする中、徐々にわだかまりが解けていく。
そして再び愛し合うまでの過程が、スピード感あるメロディーの中に映し出されています。
いがみ合う2人
冬の寒さでかじかんだ指先を、手をつなぐことによって彼に温めてほしい。
ここでの“胸の扉が閉じる”というのは、彼が自分へ愛想を尽かすこと。
気持ちが切れていないかどうか、まだ自分を好きか確かめたい。
でも、彼に嫌われるのが怖くてできない。
ためらいからくるため息が、舞い散る雪と混じってぼんやりと滲む。
余計に切なくなり、心苦しくなってくる。
一歩踏み出す勇気が出ず、彼女は胸が痛むばかり。
気持ちとしてもブルーになってきている。
でも本当は“ロマンティックな刻”を彼と過ごしたい。
彼女は辺りに粉雪が舞う様子を“プラネタリウム” に例え、沈んだ気持ちを紛らわせようとしている。
打ち解けていく
ここから、喧嘩していた2人が徐々に仲直りしようとしている。
彼が“怒ったように”彼女の腕をグイっと引き寄せた。
なぜ怒っているのか?それは彼としても彼女と仲直りしたいから。
でも素直になれず、ついついムスッとした態度をとってしまった。
腕に抱きついた彼女は、彼のマフラーを見て確信した。
まだ気持ちは切れていない、胸の扉は閉じていない。
彼の巻くマフラーは、いつかのプレゼントで丁寧に編んだもの。
今まで感じていたモヤモヤが腫れた瞬間。
最初のうちは、喧嘩しているさなかでうまく目を合わせられなかった。
彼のことを見るのが怖かった。
だからこそ、不器用な愛を受け止めてくれていることが本当に嬉しい。
明るい未来へ
2人は手をつなぎ、かじかんだ指先を温め合いながら、仲良く街中を歩いている。
またこうして一緒にいられるのが、小躍りしたくなるくらい嬉しい。
ここでの大事な気持ちというのは、お互いのことが一番好きだということ。
“誰よりも近い場所”にずっといたいということ。
これからも2人でずっと、誰にも邪魔されない物語を描こう。
混じりけのなく純粋で、真っ白な未来を描こう。
肩を寄せ合い、粉雪が夜空の星と重なっている。
どこまでもロマンティックで、まるでプラネタリウムのよう。
今こうして愛し合っている分、きっと別れた時のさみしさも大きいはず。
きっと心も痛むでしょう。
また会ったら、そんな気持ちも溶かしてしまおう。
一緒に“心がほどけて胸がときめく”景色を見ようね。
そんなお互いを想い合うメッセージも含まれています。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
曲に向き合えば向き合うほど、改めて良さが分かってきました。
やはり、つばきファクトリーの曲においてナンバーワンなんだなと強く感じました。
去年の秋ツアーで聴けたのは、本当に嬉しかった。
まさしく“心がほどける”名曲です。
明日は毎年恒例の灼熱が開催されます。
まあ、この曲をやる可能性は限りなく0に近いでしょう(笑)。
それでも、理子(山岸理子)やきしもん(岸本ゆめの)が卒業した後も、後世に歌い継がれる曲となることを切に願います。
それではまた。
p.s.11月6日日本武道館、全てを捨てて飛んでいきます。